● 今回は、土樋割峠から七曲りのコースで六甲の最高峰に立つというプランで出発しました。
東お多福山登山口バス停はチェーンの着脱場となっているため、6〜7台の駐車スペースがありました。マイカーなら
ここに車を置いて登ることもできます。
バス停から土樋割峠までは、砂防ダムの工事用の車が出入りする関係でアスファルトが敷かれた歩きやすい舗装道
路となっています。川のシャワシャワと流れる音と野鳥のさえずりが、この舗装道路とは妙に対照的。
峠に着くと、左・東お多福山へ、右・北山縦走路という道標が建っています。ここでは真っ直ぐアスファルト道を下って
分岐で左へとり、次の道標で七曲り(川を渡る)と書かれたコースを進みます。
川を渡り、腐葉土のよく踏み固められた道、階段状の道を少しずつ登って一軒茶屋へ。自動販売機が4台くらい並ん
でいるのと、東六甲ドライヴウェイを渡ると仮設トイレがあるので、ここで小休止。このトイレからコンクリートの道路を
10分程登れば、ドーンとかまえた六甲最高峰の立派な道標が“いらっしゃい”と迎えてくれます。
展望台では5人組のパーティーがコッヘル等を持参して、賑やかに豚しゃぶの真っ最中。うーん、狂牛病の影響かな?
ここから少し車道を歩き、鳥居茶屋の前の分岐(道標)で「石宝殿」と書かれたほうへ朱塗りの鳥居をくぐって行くと
「白山姫像」(記憶が正しければ確か白山姫)の右奥に「北山へ」と書かれた看板が。
ミドルミセスのパーティーがお弁当を広げて楽しそうにおしゃべりをしていました。
蛇谷北山縦走路は、七曲りのよく整備されたコースとは違って本当の意味で山道の雰囲気を味わうことができます。
時々クマザサや木につかまりながらの急な下りは人一人が通れる程度の道幅。
樹林からのぞく空は、午後から天候が崩れるという予報どおりに灰色の雲が頭上を覆い尽くし、淡雪がチラチラと舞い
始めました。
やっとの思いで峠に合流。体調がよければ東お多福山へのルートで下山を予定していましたが、風邪で貧血気味の
身体は朝登ってきた楽なアスファルト道を下っていました。峠からバス停までは25分。小さな子供連れなら七曲り往復
で六甲山のコースがおすすめ。
「東お多福なら、またいつでも来れるよ」と言ってくれた相棒に感謝して、なんとかバス停に辿り着きました。
一軒茶屋で飲んだあったかいミルクティーおいしかったなぁ。。。節分の豆をお土産に買って帰宅したのでした。
2002/2/2
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