あなたのアファンの森、私のマザーローブの森
「日本の森を再び野生動物の棲める豊かな森に戻したい。」
C.W.ニコル氏の森の再生運動に共鳴し、アファンの森会員になったのは数年前。
ニコル氏は語る。
「小さな林でも公園の木立でも神社の杜でもいい。貴方自身の森をみつけてほしい」と。
信州の乗鞍高原へ向かう途中、いつも通過地点だった岐阜県荘川村。
実は乗鞍に負けないくらいここは黄葉の美しい場所なのだ。
この森には特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが数メートル先までおりてくる。
野生の猿が群れをつくって木の実を拾っている。
鷲や鳶が大空を舞う。
そして、散歩をしていると絵本から飛び出したピーターラビットに出会えるのだ。
森というにはあまりにもちっぽけなスケールの、こじんまりとした湖畔の別荘地だが私はこの
御母衣湖周辺の雑木林を“マザーローブの森”と名付けた。
ついに私だけのアファンの森を見つけたのだ。
風に揺れる木の葉のささやきが聞こえますか?
フクロウや小鳥たちのさえずりは聞こえますか?
天窓をたたく雨の音がやんだら
インディゴブルーの夜の海に浮かぶ三日月をさがしてみませんか。
あなたのアファンの森はありますか?私のマザーローブの森へ ようこそ。
2004/9/5
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