参考図書1 | ||
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書籍名 | MOS集積回路 | |
著 者 | 監訳・武石喜幸 , 金山 宏 | |
出版社 | 近代科学社 | |
出版年 | 第3版 1977 | |
連絡先 | TEL 03-3260-6161 | |
内 容 | 40年近く前、仕事上必要ということで購入しました。当時の値段で5200円でしたから、新入社員の私にとってはかなりの高額投資でした。 MOS基礎理論、MOS回路、MOS論理回路、レイアウト設計、製造技術など幅広く網羅されており、かなり分厚い本である。当時、シャープが電卓に採用していた4相レシオレス・ダイナミック論理についても詳しく紹介されている。ただ、CMOSについての記述は少しで、ほとんどがPMOSに関する内容である。 |
参考図書2 | ||
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書籍名 | MOS/LSI 設計と応用 | |
著 者 | 監修・寺島 諒 | |
出版社 | (株)エレクトロニクスダイジェスト | |
出版年 | 第2版 1977 | |
連絡先 | TEL 03-3434-3360 | |
内 容 | 前半はチップ設計における各種手計算の方法が詳細に紹介されている。後半は各種MOS回路が数多く紹介されている。また当時としては珍しく、MOSアナログ回路について詳細に説明している。 |
参考図書3 | ||
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書籍名 | CMOS IC ハンドブック | |
著 者 | 編者・モトローラ・セミコンダクターズ・ジャパン | |
出版社 | (株)エレクトロニクスダイジェスト | |
出版年 | 第2版 1976 | |
連絡先 | TEL 03-3434-3360 | |
内 容 | 当時、CMOSに関する唯一の本といってもよいであろう。私もCMOSのチップ設計をしていたので、大変参考になりました。 この本はモトローラが製造していたICの説明ではあるが、各回路について詳細な回路と説明がありわかりやすい。またCMOSアナログ回路についての記載は、当時大変貴重な情報であった。 |
参考図書4 | ||
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書籍名 | MOS LSI 設計入門 | |
著 者 | 監訳・菅野卓雄 , 桜井貴康 | |
出版社 | 産業図書(株) | |
出版年 | 第7版 1990 | |
連絡先 | TEL 03-3261-7821 | |
内 容 | 大学で電気工学を専攻している学生に対する講義用の教科書として書かれている。NMOSとCMOSを中心に、MOS基礎理論・MOS回路設計・レイアウト設計などを分かりやすく記載している。MOSアナログ回路やSPICEについても書かれており、初めてMOSを取り扱う人にはわかりやすい書籍である。 |
参考図書5 | ||
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書籍名 | システムLSIのためのアナログ集積回路設計技術・(上・下) | |
著 者 | 監訳・永田 譲 | |
出版社 | (株)培風館 | |
出版年 | 改定4版 2003 | |
連絡先 | TEL 03-3262-5256 | |
内 容 | 第4版では、CMOS技術を中心としたシステムLSI向けの回路設計の内容に大幅に見直し拡充している。
オペアンプなどの設計法について詳しく記載されており、チップ設計者にとっては大変実用的で、アナログ設計に不可欠の内容がすべて盛り込まれている。 MOSアナログ回路の設計は、バイポーラトランジスタ・アナログ技術の応用が多いので、アナログ設計の理解を深めるには上・下巻とも読むことをお勧めします。 |
参考図書6 | ||
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書籍名 | デジタル回路設計技法 | |
著 者 | 翻訳・山崎 淳 , 山崎 浩 | |
出版社 | マグロウヒル出版(株) | |
出版年 | 初版 1993 | |
連絡先 | TEL 03-3542-8821 | |
内 容 | デジタル集積回路の解析並びに設計について記載されている。バイポーラトランジスタとCMOSの両方について、内部設計(チップ・回路設計)を中心に書かれている。SPICEを使った回路の説明や、デバイスモデルについての説明もあり、デジタル回路の設計者にとって有用な本だと思う。
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参考図書7 | ||
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書籍名 | CMOS 超LSI の設計 | |
著 者 | 編者・飯塚哲哉 | |
出版社 | (株)培風館 | |
出版年 | 第1版 1989 | |
連絡先 | 03-3262−5256 | |
内 容 | 東芝の技術者が書いており、CMOS並びにBiCMOS技術に関する数多くの分野について詳細に記載されている。 設計技術が中心であるが、デバイス・プロセス・CAD技術なども詳しく紹介されておりチップ設計者にとっては大変有用だと思う。価格が11000円と高いだけのことはある。 |
参考図書8 | ||
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書籍名 | VLSIシステム設計(回路と実装の基礎) | |
著 者 | 監訳・中澤喜三郎 , 中村 宏 | |
出版社 | 丸 善(株) | |
出版年 | 第1版 1995 | |
連絡先 | 03-5684−5571 | |
内 容 | 最近のLSIの設計はトランジスタの高性能化よりも、配線遅延などの問題がクローズアップされている。この本ではそうした課題に答える内容が盛りだくさんである。 伝送線路の損失・クロストークと電源ノイズ・高速クロック給電・パッケージの熱設計など、これからのチップ設計者にはぜひお勧めする好書である。ただ、価格が8600円と高価ではあるが。 |
参考図書9 | ||
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書籍名 | CMOS 集積回路 | |
著 者 | 榎本忠儀 | |
出版社 | (株)培風館 | |
出版年 | 第1版 1996 | |
連絡先 | 03-3262−5256 | |
内 容 | 本書はCMOS技術を習得しようとする電気・電子系の学生、またこれからCMOSの設計に携わる人たちに有用である。前半はMOSの基礎理論・回路設計について、後半は論理設計・メモリ(DRAMなど)について紹介している。 |
参考図書10 | ||
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書籍名 | 超LSIメモリ | |
著 者 | 伊藤清男 | |
出版社 | (株)培風館 | |
出版年 | 第1版 1994 | |
連絡先 | 03-3262−5256 | |
内 容 | 伊藤清男は日立の技術者で、DRAMの世界では有名な方である。メモリ(特にDRAM)を中心に歴史的な技術の変遷からメモリの各種技術(基板電圧制御・VDD/2 回路・ノイズキャンセル技術など)をこれでもかというほど詳細に解説している。 メモリのチップ設計に携わる人には必携の書籍である。 |
参考図書11 | ||
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書籍名 | 超高速MOSデバイス | |
著 者 | 監修・菅野卓雄 | |
出版社 | (株)培風館 | |
出版年 | 第1版 1986 | |
連絡先 | 03-3262−5256 | |
内 容 | 東芝の技術者たちが執筆している。MOSデバイスの高速化・高性能化の観点に立って、そのための必要な技術について総合的に紹介している。 10年以上前の書籍であるが、当時はMOSの高速化が騒がれていた。そうした中での出版は大変インパクトがあった。具体的な数値・図・グラフがあり分かりやすい。 |
参考図書12 | ||
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書籍名 | CMOS IC Layout: Concepts, Methodologies, and Tools (English Edition) | |
著 者 | Dan Clein | |
出版社 | Newnes | |
出版年 | 1999 | |
連絡先 | ― | |
内 容 | CMOSアナログICの設計フローを詳細に確認できる。一般的に書籍でCMOSICのデバイス設計、レイアウト設計について書かれた書籍は少ない。 特に日本語では皆無に近い。(本ホームページで少しレイアウト設計について紹介している。) 価格は7000円と高いが、レイアウト設計の情報は貴重である。 |
参考図書13 | ||
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書籍名 | アナログ・ディジタル混載システムLSI | |
著 者 | 翻訳・飯塚哲哉 , 浅田邦博 | |
出版社 | (株)培風館 | |
出版年 | 第1版 2000 | |
連絡先 | 03-3262−5256 | |
内 容 | 最近のLSIの課題である、アナログ・ディジタル混載技術と低消費電力化技術について、まさにこの書籍では最新の設計手法を多くの具体例を上げて詳細に解説している。 各項目の最後には関係する論文・書籍が紹介されており、興味ある分野についてさらに調べることができる。現役チップ設計者は必読であろう。ただ、他の最新技術書籍もそうであるが価格が高い。この本も11000円します。 |
参考図書14 | ||
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書籍名 | アナログCMOS集積回路の設計・応用編 | |
著 者 | 監訳・黒田 忠広 | |
出版社 | 丸善(株) | |
出版年 | 第1版 2003 | |
連絡先 | 03-3272−0521 | |
内 容 | 全編CMOSに関する回路設計・プロセス並びにレイアウト設計の記述がある。オペアンプはもちろんのこと発振器・スイッチドキャパシタ・PLLなどについて詳細に紹介されている。 そして、後半にはレイアウト設計に関する記述が30ページ近くある。レイアウト設計に関する専門書はほとんどないからCMOSレイアウト設計を始める人には参考になるであろう。価格は8200円です。 |
参考図書15 | ||
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書籍名 | CMOSアナログ回路入門 | |
著 者 | 谷口 研二 | |
出版社 | CQ出版社 | |
出版年 | 第1版 2005 | |
連絡先 | 03-5395-2141 | |
内 容 | CMOSアナログ回路の設計についてわかりやすく紹介している。私が、本ホームページで紹介したいような内容がたくさん詰め込まれています。 特にオペアンプの構成回路である、バイアス回路・差動回路・出力回路などについてパターン設計法も紹介しながら詳細に紹介している。私も再度勉強させてもらいました。 価格も2800円で手ごろです。 |
参考図書16 | ||
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書籍名 | CMOSアナログ/ディジタルIC設計の基礎 | |
著 者 | 泰地 増樹 | |
出版社 | CQ出版社 | |
出版年 | 2010 | |
連絡先 | 03-5395-2141 | |
内 容 | CMOS回路をトランジスタ・レベルから理解したいと考えている方々に向けて書かれている。私のようにデバイス、レイアウト設計に携わった人間としては楽しく読めた。 アナログ回路で重要なオペアンプ回路を紹介しているのがすばらしい。数式などもあまり使わず、広い範囲で分かりやすく書かれている。回路のデータを出版社からダウンロードもでき、本文中の大部分の回路図が用意されていました。 Spiceソフトを使う上での設定も紹介されているので、シミュレーションで動作確認できた。 価格も2400円で手ごろです。 |
参考図書17 | ||
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書籍名 | CMOS: Circuit Design, Layout, and Simulation (IEEE Press) | |
著 者 | R. Jacob Baker | |
出版社 | Wiley-IEEE Press | |
出版年 | 第4版 2019 | |
連絡先 | ― | |
内 容 | CMOSアナログ及びデジタル集積回路の設計手法が詳細に書かれている。IEEE監修なので内容は信頼できる。英語版なので苦労する方もいるかと思いますが、図だけでも参考になります。 私が半導体企業に勤めていた時に担当していた、トランジスタレベルのデバイス設計、レイアウト設計について詳細に書かれているのがすばらしい。付属のウェブサイトで本書の設計例を確認、シミュレーションすることができる。 価格が27000円と高いが、CMOSアナログ設計を仕事にしている人や学生は必須ではないだろうか。 |