レジンキットとは…

ミニカーは解るけどレジンキットって何?」って方は多いと思いますので
ここでちょっと説明を。

下記の文章は個人的経験を元に記述しておりますので
間違い等見つけた方は
お手数ですがご連絡下さい。


主に、シリコン製の型に複数の液体を混合することで硬化する
樹脂(レジン)を流し込み、
固めて形を作るというものです。

書き込みにもありましたが、レジンと言う言葉は広い意味で「樹脂」ですので
歯に詰めるのもレジンと言えます。
(ネチネチ練ってますよね。あれも混合です)

模型に使われるレジンには複数種類ありますが、
一般的に無発砲ウレタン樹脂なんていわれてます。
大抵プラスチックより削り易い材質です。

プラスチックは低い温度でも140〜150度、高いと200度後半という
高温で金属製の型に流し込むために、製品の肉が厚いと
冷却されたときに収縮し、結果としてくぼみ「ヒケ」ができますが
レジンの場合は化学反応で固まりますのでヒケません。
(その際に熱が出ることが多いのですが気合いを入れれば
触っていられる位の温度です。)

そのためプラスチックでは出来ないような厚い部品、
複数組み立て合わさったような部品とかも
作成出来ます。

シリコン型は柔らかく、しかも業務用の中でもかなり伸びが良い物を
使うとかなり入り組んだ形状でも形とるコトができます。

金属製の金型と違って強度に問題があるので量産性には向きません。
その分型を作るのは比較的作業量が少なくて済みます。


レジンキットの作り方として模型と大きく違う点は

1.製造側の力量によって「組み立てやすさ」が大きく違う
2.シリコン系離型剤が表面についているので結構協力な剥離剤で
落とさなければならない。
3.表面の処理
が上げられます。

1.については模型なら「合わない」と言う部品はあまりありませんが
キャスト品はあり得るのです。

これはレジン自体が成型時に完全に硬化するまでにちょっと時間がかかる&
柔らかいことで「反ってしまいやすい」ことがあるのと、基本的に
「原型」をつくってそれを型どりする→数値的機械加工を型に施すのでは
無いため、製造業者の技量や手間のかけ方、原型精度云々によって
物理的に合わないコトがあり得るのです。
いいメーカーのものはあまり神経質になりませんが、仮組&
大加工が必要な物も少なくありません。

2.はシリコン型ですし、抜け易くするために塗布している離型剤は
そのままでは塗料をはじきます。そりゃもう凄く。
人によっては塗装前にサンポールとか、クレンザー、等で洗浄する方もいます。

3.は2.に関連していますが、レジンは液体を固めるので
中に気泡が含まれていたり(しかも表面近く)
面自体塗料のノリが悪いので下地処理が結構必要なのです。
本物と同じ様にサフェーサーで下地処理をして面を
整えて上塗りします。

また、そのほかに、細かい部品を作りにくいので
ステンレス薄板をエッチング処理した部品や、柔らかいホワイトメタル
部品、真空成型品(コンビニの弁当のフタと同じような作り方)など
色々なマテリアルが含まれていることがほとんどです。