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かよポエム〜悪夢(No.8) 

最終更新:2005年04月20日

 


傷(k1) 気づいてよ(k2) 悪夢(k3)
我慢(k4) 眠れぬ夜(k5)

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■傷

深い深い海の底へ 沈んでいく私がいる

悲しみの底もこうなのかなと 胸が痛くなる

ただただ深い悲しみに

包まれるだけでは何も生まれないのにね

 

少しずつ少しずつ目を開けて

周りをゆっくり見渡せば

きっと希望も見えてくる

傷が癒えるとともに・・・

(k1)


■気づいてよ

一緒に暮らせるようになって幸せだと思ったのに

いろんなことが周りで目まぐるしく起きては過ぎてゆく

しっかり支えてよ

しっかり守ってよ

心が壊れそうになって

言葉にならない声で叫んでも

あなたは気づかない

気づいてよ

(k2)


■悪夢

あなたと行った思い出の場所を

死に場所にしようと夢の中で思っていたみたいです

崖から落ちる自分の姿が脳裏に焼きついています

誰かがずっと呼んでいて

あなたは止めもせずにたたずんで

私が飛び降りるのを待っていました

そんな嫌な夢を見ました

(k3)


■我慢

心にしみるのはあなたの痛い言葉だった

閉ざしてしまった心をまた開けるのはいつになるのだろう

どんなときでもあなたがそばにいれば平気だと思ってた

 

なのに 心はどこにあるのか不安になる今日この頃

そして切なくなる

自分の存在価値がなんなのか

 

考えるまでもなく 信じるしかないのに

(k4)


■眠れぬ夜

悲しい出来事も 星空を眺めて忘れよう

小さな小さなことだって言い聞かせて忘れよう

 

だけど『裏切り』は 壊れた心を元に戻すのに時間がかかって

小さなことだと言い聞かせながらも傷はどんどんえぐられるんだ

 

そうして眠れぬ夜が続く そうして人を疑うようになる

素直な自分自身に戻るまで 年月が少しかかるみたい

 

楽しかった出来事さえも過去の遠い記憶の断片

たったひとつの裏切りが 今の自分の中で最も心を占めてしまう

 

いつも裏切りは 壊れた心 元に戻るまで時間がかかって

自分自身まで嫌いになって すべてが信じられなくなる

自分自身を責めたり 自分自身を壊したり

 

そうして眠れぬ夜が続く

いつのまにか夜が明ける

寂しさと切なさが渦巻いて 孤独との闘いが来る

(k5)