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かよポエム〜スパイラル(No.7) 

最終更新:2005年04月20日

 


与えるべき事(436) 階段(437) 小さな幸せ(438)
貴方のいない部屋(439) 喪失(440) 強くなりたい(441)
歯車(442) 悲しみ再び(443) (444)
かなしいうた(445) ときめき(446) 桜が芽吹く頃(490)
恋する気持ち(491) (492)

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■与えるべき事

甘え上手なあなたに
私が出来ることってなんだろう

口べたな私を
貴方がいつも優しく包んでくれる

寂しがり屋のあなたに
私は何が出来るだろう

寂しがり屋の私に
あなたはいつも優しいのに

(1997.1.7)

(436)


■階段

一度踏み外した階段で
また立ち上がって歩いていく

再び転ばず歩いてゆけるだろうか
つまづくのを恐れている

あなたの手に触れていたい
寄り添っていたい

だけどやっぱり踏み外すことを
恐れている

(1997.1.7)

(437)


■小さな幸せ

貴方の寝息を聞きながら
遠い眠りに落ちていく

貴方の腕に抱かれながら
小さくなって眠りにつく

それはすごく小さな幸せだと思う

貴方自身があたたかい

(1997.1.7)

(438)


■貴方のいない部屋

貴方のいない部屋は

広く感じる 寒く感じる 寂しく感じる

 

貴方のいない部屋は

暗く感じる 冷たく感じる 孤独を感じる・・・

(1997.1.25)

(439)


■喪失

思う人に思われなくて

思ってもみない人が思ってくれて

そんなことはよくある話

 

だけど・・・そこで自分が大切な人を見極めなければ

すべてを喪失してしまう

(1997.6.1)

(440)


■強くなりたい

自分は弱いと思う 虚勢をはって生きていると思う

現実が辛いとすぐに 楽な方向へ逃げたくなってしまう


それでは何も変わらない

前をまっすぐに向いて 現実から逃げてはならない

すべてに立ち向かっていくような

何事にも負けないような

精神(こころ)が強くなるように

今日からは

辛いことから逃げない人になる

(1997.6.1)

(441)


■歯車

歯車は狂ったまま動き出した
誰にも止めることはできない
誰にも動かすことはできない

そんな幻のような現実にいる

誰かが救ってくれるのを
誰かが助けてくれるのを
期待して待っている

終わらない現実に背を向けて
変わらない毎日をあざけって

行きながら地獄にいるように
ほんの小さな不安も
ほんの小さなため息も
揺れ動く心も

みんなみんなめちゃくちゃにしてしまいたい

(1997.8.2)

(442)


■悲しみ再び

夢うつつのままで呟いた
「あなたは私を愛してる?」
黙ってうつむくあなたの答えは
今だと深い海の底

まどろむ私の手を取って
何も言わないのは卑怯だよ

心と心が離れた瞬間 たった今

素直になれば 離したくない
遠ざかる心 戻らない

それでも・・・

幸せは待ってたって来ないから
自分の力でつかみ取ろう

(1997.9.27)

(443)


■船

あなたを愛せば 幸せになれるだろう
そしてそれを信じてた

あなたが私を愛してくれたら幸せの始まりなんだと
信じていた

いつか話してくれた小さい頃の夢
今でも叶えたい 私もあなたも・・・

1艘の船に乗り オールを手に取った
途中で休んでひなたぼっこ
つりをしたりはしゃいだり

でも流れは急に不安定で
川の流れに流されてゆくままに

オールも流れてしまって行き着くところもなく・・・

(1997.10.5)

(444)


■かなしいうた

遠い空 離れた貴方に
メッセージ伝えたかった

ありふれた一言一言
だけれどまた新鮮に聴こえる

淋しさはあざける笑い
楽しさは空しさの色
風が吹く 涙の予感に一粒さらって

限りなく 空が広がった
雨もまた降り続いてる

心にも土砂降りのように
たたきつける 涙が降る

逢いたくて ただ逢いたくて
淋しくて もう淋しくて

時計だけ1秒ごとに
むなしく刻んで

(1997.11.6)

(445)


■ときめき

どれだけ愛しても追いつけない

どれだけ愛されても追いつけない

あなたのぬくもりが吐息が指が私にふれるとき

いったいどれだけのときめきが

体を埋め尽くすんだろう

(1998.1.6)

(446)


桜が芽吹く頃

 桜がほんのり芽吹く頃
 あなたに出会い
 あなたと話し
 心が和むひとときを

 自分が素直になれる人
 自分が頼りにしてる人
 そのうち芽生えた恋心

 愛しく思う気持ちだけ
 少しだけでも届けばいいな

(490)


恋する気持ち

 ずっと忘れていたこんな気持ち
 胸がキュンとするような
 甘酸っぱい初恋のようなドキドキ
 少年のように 少女のように

 ずっと忘れていたこんな気持ち
 人を愛おしく思う気持ち
 あふれるときめきと静まらない鼓動
 少年のように 少女のように

 自分の気持ちが伝わればいいって
 あなたが優しく触れたから
 あなたがそばにいてくれたから

 この気持ちだけ大切にして
 この先も これからも

(491)


■海

 あなたに肩を抱かれて
 海に抱かれているような気分になりました
 フワフワと漂う海の泡のように
 心地よい感じがしました

 あなたに肩を抱かれて
 海に抱かれているような気分になりました
 穏やかな波のしぶきとともに
 白く青く純粋な気持ちになりました

 海に抱かれて同化して
 このままゆらゆらと漂いたいような
 心地よく落ち着いた場所

 何よりも安心できること
 何よりも素直になれること
 すごく簡単そうでとても難しいことが
 あなたといると自然になるから

 すべてを捨てられないことが
 お互いに分かっていても
 いつまでもいつまでも
 この気持ちだけ大切にしたいと思いました

(492)