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かよポエム〜境界線(No.1) 

最終更新:2004/07/10


選択肢(452) 極端(453) (454)
届くまであきらめないで(396) いまは(410) 今夜は荒れる(414)
(415) 言えない(455) FIRST MESSAGE(435)
大切な人(456) (457) (458)
8月(459) 猛獣(460) 闘うべき相手(461)

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■闘うべき相手

そっと鏡を覗いて 自分の顔を見て・・・

言いたいことがあるなら はっきり言えばいいのに
自分の周りだけで 勝手な憶測を並べ立て 勝手に想像し
面白おかしく話して 噂をばらまく人達
自分はいつも被害者で 同情してもらって気をひいて取り入って
後ろ盾が出来たと言わんばかりに その中でふんぞり返ってる
自分が気に入らなければ 他人には無視同然の態度
いったい何様だと思ってるの?
自分に甘くて 他人に厳しい人達
集団でなければ何も出来ないの?

いつからそうなったのかも知らないけれど
私にとってはどうでもいいことで とてもくだらないこと

でも そんな人達の態度を気にして傷ついた人もいる
そんな人の支えになれるなら 聞いてあげる事しか出来ないけれど
その中で精神的に強くなれるなら 逃げるべきではないんじゃないかと思うよ

闘うべき相手は 最終的に その人達ではないのだから・・・
自分をそんなレベルに落とすことはない

闘うべき相手は・・・今 見ている鏡の前にいる

(1998.11.04)   トップへ

(461)


猛獣

平和ってなんだろう・・・
牙をむき出しにした猛獣達が 今か今かと待ち望んだ獲物をとらえようと
あちこちで 網を張っているような・・・
そんな世の中で 身を守る術もなく 去った人もいる
人々は平和だと思いこんでいただけだった
そして 平和と不用心とをはき違えていた

自由ってなんだろう・・・
猛獣をしっかりとしつける人が少なくなった 
だから猛獣達は自由になった
自由とわがままをはき違え 人の痛みがわからず攻撃し続ける
そうして猛獣達には住み良い地になった

どの地でも絶対に安全ではなく平和でもなく どこに行っても猛獣は存在する

(1998.09.05)   トップへ

(460)


8月

8月になるといつもあの子を思い出す
もう帰らない もう話せない 2度と会えないけれど
それでもあの子を思い出す

あれから10年
今頃どこでどうしてるんだろうね
年を経るごとに私は変わっていくのに
私の中のあの子は笑顔も姿も変わらない

私の心にいるあの子 8月になると思い出す
心にいるあの子は時には見守ってくれる 微笑んでくれる
私の心で生きている

2度と会えなくても 心の中で いつも私のそばにいる

(1998.08.17)   トップへ

(459)


群をなす人たち それはそれでいいけれど
他人を 後ろ指さして楽しいの?

人間は一人じゃ生きていけないから群をなす
でも 今いる自分の領域は良い意味での仲間って言える?

自分に跳ね返ってくることも知らずに
ただ人に合わせてれば自分は一人にならない って
そんなの本当の仲間じゃない

自分の意見も言えずに いいように使われて何も言えない
それじゃあなたの存在は何?

誰かの後ろ盾がなければ あなたは強くなれないの?
そんなの本当のあなたじゃない
群の中にいればいるほど 自分らしさが失われていく

(1998.06.11)   トップへ

(458)


■扉

ゆっくりと扉を開く  それは未来への扉
次から次へと現れる 未来への扉

あなたの扉を開くと そこに私がいて
私の扉を開くと 同じ場所にあなたがいる

出逢いってそういうことだよね

(1998.05.20)   トップへ

(457)


■大切なひと

あなたが今 大切に思っている人 いる?
一緒にいて 楽しい? 一緒にいて 幸せを感じる?

楽しい訳は? 楽しくない訳は?
幸せな理由は? 幸せじゃない理由は?

世界中にこんなにたくさんの人がいて
その中で 隣にいる ただ一人の人

幸せに出来る? 幸せになれる?

ほんのちょっとの時間差で 自分の隣にいる人は
全然違う人だったかも知れない
いや 必ず会えたかも知れない
それは時間が経った今では 分からない・・・

それでも そんな中で たった一人の人と結ばれるのは
宝くじが当たるよりも 低い確率じゃないかと思う

他に 恋愛感情を抜きにして 大切に思う人がいる?

自分が大切だと思える人は 本当に大事にしたい
ごく少数ではあるけれど・・・
時間が合わなければ きっと会えなかった人だから

(1998.04.25)   トップへ

(456)


■FIRST  MESSAGE −あなたへ−

あなたがいれば 私は何も寂しくはない
なにもいらない あなたの腕の中にいれば・・・
たいせつな・・・ 誰よりも何よりも 大切な人
とびきりの笑顔で あなたを見守りたい

いけない恋だと知っていても そばにいたい
ただ 寂しいだけじゃない ただの気まぐれじゃない
いつか 叶うんだろうか・・・幸せという実感を

いま だんだんと 感じてる あなたが遠ざかる足音を
つい 昨日の事のような出来事も 
まるで夢だったかのように 跡形もなく消えてしまうんだろうか
でも 私はずっと あなたを待っていたい
もう 戻らないかも知れない あなたを ずっと・・・

(1994.03.27)   トップへ

(435)


■言えない 

私は 本気で 人を愛せなくなっていた
愛する気持ちが 湧き出てこない
少しだけ若いときは 一途に 素直に 人を好きになれたのに
今の私じゃ 愛せない

ひねくれたから? 照れくさいから?
いや・・・ そうじゃない 
愛する事の重みに 愛する事の苦しみに
愛されることのすばらしさ以上に 人一倍 重荷を感じるから・・・

相手にも 自分にも 重荷を感じさせるのが恐くて 臆病になって
ますます人を愛せなくなった
「愛」を 「好き」で ごまかすようになった
正直に 素直に 想いが伸びていかない

あなたにさえ・・・あなたにさえ 言うのをためらう
どんなに 愛してたって 言うのを拒んでしまう
気持ちを入れずに 口で言うのは簡単な事
だからこそ 私には それが言えない
  
愛してるの 5文字さえ・・・

(1998.04.10)   トップへ

(455)


強い気持ちが 私を駆り立てる
どんどん気ばかり あせってしまう
嘘と欲で固められた世界は 灰色のコンクリートのようで
私もその中に溶け込んでゆく

もがいてもあがいても出られない
空虚が口をあけて待っている
追いつめられた獲物のように 食べられるのを待つだけ

それでも私は待っている 誰かが救ってくれるのを
両手をあげて待っている
少しの希望と たくさんの不安 幻を求めて叫んでいる
助け出してくれるのを待ち
1つ1つ老いていくのを 止める事も出来ずに 生きている

もう二度と戻る事のない過去
何も知らない少女 帰れない思い出

 だけど私は知っている 行く手に待ち受ける1本の直線が
あなたのもとにまっすぐに伸びている事を・・・

(1994.5.23)   トップへ

(415)


■今夜は荒れる

今夜は きっと 心が嵐
怒涛のような 心の海  沈みきった空
凍えそうな 一羽のカモメ   おびえる 心  泣き出しそうな心
今夜は荒れる

そうなってしまった原因は 星の出てない空
そうなってしまった2つ目の原因は 人気のない海
真っ暗な闇に 行き先を閉ざされ 立ち往生の心
どうしようもない気持ち やるせない気持ち
今夜は荒れる

今夜は きっと 心が嵐
雨も降らない どんよりと濁った真っ暗な闇

今夜は 荒れる  今夜も 心に 嵐が吹き荒れる

今夜は 荒れる

(1993.10.15)   トップへ

(414)


いまは

淋しかった・・・ただ淋しかった  肩を抱きしめて無理に笑おうとしてた
振り返ったときの自分がどう映っているか それはそれでとてもこわかった
誰にでも見透かされてしまいそうで・・・ そうして月日が流れた・・・

苦しかった・・・なぜか苦しかった 胸の奥底で悶える自分の姿が
はっきり眼の奥でとらえたからだった それはそれでとても嫌だった
見えない壁をつくったような・・・  そうして月日は流れた・・・

帰らない思い出にしてしまえば  それですむのに・・・
忘れて背を向ければ  届かなくなるのに・・・

悲しかった・・・どうしても悲しかった
窮屈な毎日がずっと気持ちを押しつぶして・・・
それはそれで運命なんだろうと思うようになった
いまは ただ静寂のみが支配する

(1993.10.12)   トップへ

(410)


届くまであきらめないで

あの人に 気持ちが 届かない
こんなに好きでも あの人の心が 動かない
せつなくて どうしていいか わからない
眠れない夜を 過ごした事もある

あきらめずに ずっとずっと思いつづけてたら
きっといい事があるよ
そう信じて 1日1日 過ぎてゆく

あの人は まだ 振り向かない
徐々に もうあきらめよう・・・という気持ちがおこった
だけど もっと 思い続けてみよう
振り向くまで 届くまで

いつか どうか 届きますように
道で バッタリ 出会う度 ふと 目が合うたび
私の 心に あふれてる 思いは 止まらなくなる

あきらめずに もう少し もう少し
好きだという気持ちに 変わりはないから
自分の気持ちだけをおしつけないで素直に伝えたいよね

(1991.11.19)  トップへ

(396)


枯れ果てるほど泣いた後 涙はもう出ないと思ったのに
いくらでも出て来るんだよね どうして?

でも・・・泣くのは寂しさから?悔しさから?嬉しさから?

寂しい時の涙は しばらく消えない
どうしようもないと分かっていても泣けてくる
心に傷となった出来事も 時が経つと少しずつ
忘れて 記憶が薄れていく でも完全には消えない

悔しい時の涙って 次の日にはもうバネとなって
もっともっと強くなれる自分がそこにいる
また反対に弱くなって現実逃避する自分もいる 
強くなるも弱くなるも自分次第だよね

嬉しい時の涙は 他人が嬉し泣きしてると
もらってしまいがちになる なんだか自分も嬉しくなって・・・

でも いくらでも涙って出て来るんだよ どうしてかな

(1998.3.30)   トップへ  


極端

好意を持った人に言われたら 全く気にならない事でも
嫌いな人に全く同じ事を言われると なぜか腹が立つの
言葉の内容にもよるけれど 変な風に受け取るみたい
普通の会話がもはや普通ではなくなる

好意を持った人に何かをしてあげたくなるけれど
嫌いな人にはやはり何もしたいとは思わない
自分の感情で動くことは馬鹿なのかも知れないけれど
好きなものは好きだし 嫌いなものは嫌い

曖昧な人が多くなってる中で その人波に流されたくはない
確かに敵は多くなるかも知れないけれど
言った方が本人のためになる事もある もちろんその逆も・・・

言った言葉は消せないから 確かに後悔は多いけれど
自分が間違ってないと思うときは やっぱり言いたい

好かれる人にも嫌われる人にもそれなりに理由はあると思う
ただ その人に分かってもらいたいのなら 
なぜ直接 ぶつからないのか それが分からない

表向きだけ何事もないように振る舞うのが普通かも知れない
波風立たないように 相手に気づかれないように
心の中だけで舌を出していればいいのかも知れないよね

でも 心の中で出した舌はやはり表に出てくるんだよ
なんだかすごく極端だよね 
自分が損するって分かっていても やはり止まらない・・・

(1998.3.17)   トップへ 


選択肢

良かれと思ってしたことが裏目に出たり
やらない方がいいかな とやらずにいたのが実はまずかったり
生活での選択肢はたくさんあって どうしたらいいのかよく迷う

自分にとっての一番大切な人を選択するとき
本当にその人でいいのかどうか本当に迷ってしまう

自分がいいと思って一緒になった人ならば
最後まで一緒にいるべきなの?

自分の選択肢が誤っていた場合 人はどうするのだろう?
逃げる?責任を転嫁する?それとも・・・妥協する?

妥協が一番いいなんて誰も思わないだろう
それが一番誰も傷つかない方法かも知れないけれど・・・
もちろん 妥協できるならした方がいいのかも知れない
冷静になって見つめ直せば 新しい観点から相手を見られる
そして相手にもそうしてもらえるよう努力しなくてはならない
それが成り立った時 お互いが新鮮になると思う

でも 誤っていたことを後悔するくらいなら それを反省にして
全てを失ってもいいから 新しくやりなおしたいと私は思う

そしてまた次々と新しい選択肢の前に立たされるのだから・・・

(1998.3.8)   トップへ