98年10月下旬


<10月21日・水>
◇ よく覚えていません。


<10月22日・木>
◇ 仕事。思ったより苦戦する。仕事アップの見込みが甘かったかも。

○ 「仕事がすすまんなあ」なんててなこと言いながら、手すさびに「鳩よ!」の連載をまとめた「読者は踊る」(斎藤美奈子、マガジンハウス 1500円)を読了。前半が特に秀逸。


<10月23日・金>
◇ 寝不足だなあと思いつつも昼に東京を出発して、出張仕事に出かける。道中でずっと読みかけだった「ペンギン村に陽は落ちて」を読了し、人に薦められた「クリスマスの思い出」(「ティファニーで朝食を」内に収録)を読む。「クリスマス……」は、分かりやすいいい話。抑制の効いた筆致で、祖母との交流を描くわけだが、その抑制そのものが既に「泣かせの装置」と化している。これをベタベタに描いたら、その作為に白けてしまって泣けるモノも泣けない。まあ、そういうテでベストセラーを作る方法もあるとは思いますが。

○ 仕事が終わり、お好み焼き&ビール、新幹線に乗ってウトウトした後にサンドイッチ&ビール。あとは、大声で(酔った勢い?)でスケベタームがいっぱいなトークをマジメにかわす。しかし、「縛る」だの「女体盛り」など、大声で聞かされて周囲のお客は迷惑だったろうなあ。大阪の地下鉄でも、大の男4人で「藤原紀香のスケ乳首写真を1万2000円で買うか否か」で議論するし。

△ 帰宅して「カーボウイビバップ」1話。そうか、こういう世界観ね。となると無い物ねだりが一つ。ここまで大人志向なら、スティーブ・ブシェミ、ニコラス・ケイジみたいな、変な顔だけど格好いいキャラがいてもいいじゃん。妙にすっきりした顔のキャラが多いんだよなあ。そう、アニメにこんなこと書いても無い物ねだりなんだけれど。この種の問題については後日詳述。(こう書いて、書いていない文章がいっぱいある)


<10月24日・土>
○ 思うところあっていきなり「メタルギア ソリッド」を買う。アナログコントローラーも合わせて購入。ちょっとやってみるが、ゲーム音痴であることに変わりはない。


<10月25日・日>
○ 仕事だと思う。


<10月26日・月>
◇ 休みだったような気がする。でも、神保町で回転寿司食べていたら携帯が鳴って、夕方から会社。さっさと用事を済ませて帰宅。でも、仕事は煮詰まったまま。うーむ。そういえば「宗像教授伝奇考 4」(星野宣之、潮出版 876円)に、文京区六義園が登場。そうかあ、あの庭にあんな秘密がああ。  


<10月27日・火>
◇ 飲み会。飲む飲む。明け方、カラオケなどもありつつ帰宅。おい、もう翌朝7時やぞ。


<10月28日・水>
◇ 死ぬようにダルいが仕事。眠い。でも、都内をぐるぐる動き回って仕事し、終点は渋谷。焼き鳥屋の刺身系(鳥刺し、など)が美味。でも、会社にいって仕事。仕事を忘れたい。


<10月29日・木>
◇ たいしたことはないが仕事。若い娘(若いだけでそれ以外の区別はつかない)はかわいいのう、などとオヤジなことを思いつつも仕事をする。無事終了。

○ 明け方に、会社の近くのホテルで朝飯。ナチュラルハイ。ビール1杯、ワイングラス2杯。


<10月30日・金>
◇ ええと、何があったかなあ。仕事で難産したはず。難産大学。これで、凍り付いた人多数。  


<10月31日・土>
◇ 乃木坂へ「お面展」最終日を見に行く。各人が勝手に創造したお面に、いとうせいこうが勝手に想像した文章をつけている。その相乗効果が最高におもしろい。いとうせいこうの絵本は持っているが、小説はちゃんと読んだことがないのに気づく。誰かこの文章とお面を収録した写真集を作らないかなあ。受付のおねーちゃんが可愛かった、と日記には書いておこう(古いねワシも)。浜松町で一杯やって、酩酊して帰宅。乱れる。