- Spaceship-

 

 

 

     一行は入口の前に立った。ドアの横にカードの差込み口らしきものがある。
     IDカードを差し込みますか?(Y/N)

   Nの場合

     ゴブリン「中になどいつでも入れる。またこよう。」

     一行はその場を後にした。

   Yの場合(IDカードが無い時)

     ゴブリン「俺達はIDカードがまだそろっていない。どこかで手に入れようぜ。」

     一行はその場を後にした。

   Yの場合(IDカードが有る時)

      ドアが開いた。

      オーク「ここが奴らの本拠地かい。ここさえつぶせばこっちのもんよ。」

     一行は何のためらいもなく、中へ入っていった。

 

 

   A : 「しまった!弓矢だ!」

      −−しかしオークのおかげでかわすことができた−−

 

   B : 「しまった!毒ガスだ!」

      −−しかしオークのおかげでかわすことができた−−

 

   C : その部屋には、見知らぬ機械がいろいろ置いてあった。

      ゴブリン「この機械はさっきの建物の中にあったのと同じやつだ。」

      Gスネーク「ふむ。奴らも人間のことを調べているようだな。きっとあの建物から運び込んできたのだろう。」

      ゴブリン「ほほう、この機械は使えそうだぞ。さっきのディスクを使ってみよう。」

      ゴブリンはコールドスリープルームで手に入れたディスクを差し込んだ。
      すると機械が動き出し、モニターに映像が映し出された。

      「我々は滅びねばならなかった。人類は全てを理解してしまったのだ。
       この記録を見るものがいたら、人類と同じ失敗を繰り返さないでほしい。
       我々はこの星の歴史の全てを『戻らずの塔』に保存した。
       この塔に入るためにはガルマの鍵が必要となる。ガルマの鍵を手に入れることのできたものなら・・・
       そして全てを知ろうと願うものなら戻らずの塔は喜んで受け入れてくれるだろう。
       そして全てを見て欲しい。我々のおかした失敗を笑ってやって欲しい。」

      モニターが消えた。

      ガーゴイル「戻らずの塔か・・・そこに行けば何故人類が滅びたのかわかりそうだな。」

      Gスネーク「うむ、我々が地表で君臨する為にも人類の失敗は知っていて損にはならんだろう。」

      一行はその部屋を後にした。

 

   D : その部屋の壁には、巨大なスクリーンがはめ込まれていた。
      一行がその部屋に入ると突然照明が消え、スクリーンが光り始めた。

      「勇気ある魔界の諸君。よくここまでやってきたものだ。ごくろう。
       さて、我々は一足先に戻らずの塔へ行かせてもらうよ。
       人類の滅亡には少なからず興味があるのでね。
       君達も来るとよい。もちろん来れればの話だが。
       もし来れたなら、そこで君達の始末をしてあげる。
       ここで殺してもいいのだが君達がどこまでやれるかも見たいしね。
       それまで、せいぜい手下の雑魚と遊んでいたまえ。健闘をいのっている。」

      映像が消え、再び照明がついた。

      オーク「なめてくれるじゃないか。俺達と勝負しようってのか。」

      スケルトン「皆殺しだな。一匹たりともいかしちゃおかねぇ。」

      一行はその部屋を後にした。

 

   E : 部屋の中央に1冊の本が置いてある。表紙には『ガルマ』と書いてある。
      オークはその本を手に取り、開いてみた。
      中にはこう書いてある。

      ガルマの鍵は時代を越え存在する万能の鍵である。
      それは古代より、ゴールド・キー、シルバー・キーなどに形を変え、その時代を象徴していた。
      ガルマの鍵に正しき姿はない。
      それはガルマの書を手にした者が作りだすイメージなのだ。
      時代の象徴たらん鍵にあたいするものを持ち、この本にかざして念じよ。
      さればガルマの鍵は生まれん。

 

      昼に来た場合

        オーク「何のことだ。さっぱりわからぬ。」

        一行はその部屋を後にした。

 

      夜・サルバンの破砕日に来た場合(石版を108枚全て見た後?)

        ゴブリン「フン、古代よりガルマの鍵は姿を変えていただと!たわけたことを。」

        ガーゴイル「いや、まんざらウソではないかもしれぬぞ。我々の祖先は人間より奪った宝玉類を隠した部屋に、
                数々の神秘の鍵で封印をしたという。」

        ゴブリン「はるか昔・・・我々が人間達と共存していた伝説の時代の頃か?」

        ガーゴイル「そうだ、我々がまだ地表にいたという頃・・・恐ろしきサルバンの破砕日が起きる前だ。
                その時代もすでに夢のまた夢だが。」

        ゴブリン「今さらそんなことはどうでもよい。それよりも、その神秘の鍵がガルマの鍵だというのではあるまいな。」

        ガーゴイル「神秘の鍵こそがガルマの鍵だ。我々の祖先は、きっとこの書より鍵を作りだしていたのだ!」

        ゴブリン「狂ったか!ガーゴイル。一冊の本からどうやって鍵を作れるというのだ。」

        ガーゴイル「物質の概念を捨てるのだ。祖先が築きあげた城やダンジョンに鍵穴があったというのか。
                神秘の鍵は想像上の産物でしかないはずだ。」

        Gスネーク「確かにそうかもしれん。扉を開けるのは我々の思念であり、鍵は単なる気休めかもしれんぞ。」

        サイクロプス「鍵の役目をするのならば何でもよい。我々がそれをガルマの鍵と信じれば、
                 この書はガルマの鍵を作りだしてくれるはずだ。」

        ゴブリン「はっ!くだらぬ。それが事実なら、このカードでためすがよい。これでも鍵の役目をしたのだからな。」

        ガーゴイルはIDカードをガルマの書に重ね、それがガルマの鍵になることを念じた。
        かって、彼らの祖先がしたと思われることを・・・。

        ゴブリン「ばかな・・・!形が変わった・・・」

        ガーゴイル「これがガルマの鍵だ。さあ、行こう、戻らずの塔へ。そこにある扉は、このガルマの鍵の助けにより我々の思念で
                開けることができるだろう。」

        Gスネーク「なあガーゴイル。ふと、思ったのだが俺は何か得体のしれぬものを感じるのだ。話がうまくできすぎているような・・・」

        ガーゴイル「確かに・・・しかし、今は目前の敵を片付ける方が先だろう。どっちにしろ戻らずの塔に行けば
                我々の知りたい答がありそうだからな。」

        サイクロプス「人類の滅亡、サルバンの破砕日、謎の石版・・・そして、我々が地中で生きねばならなかった理由・・・
                 謎が多すぎる。」

        Gスネーク「その全てを知ることが我々の使命だ。仲間が待っているからな。」

        一行はその部屋を後にした。

 

      ガルマの鍵を取った後に再度来た場合

        「ここは一度きている。」

        一行はその部屋を後にした。

 

 

 

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