- The tower of "Past" 2F -
A : 「しまった!弓矢だ!」
−−しかしオークのおかげでかわすことができた−−
B :
一行が部屋に入ると中央に水晶玉が置いてあった。
近づくと、突然、玉の中央に顔らしきものが浮かびあがった。
「さあ、お前達の持っている鍵を差し出すのだ。
この時代を見せてやろう。この時代の象徴はゴールドの鍵だ。
心配せんでよい。2Fより下は、この鍵でも開けることができる。
さあ、存分に楽しめ。」
一行がブレスの鍵を差し出すと、その鍵は、みるみるうちに変化していった。
一行はその部屋を後にした。
C : 壁に文字が書いてある。
「それは、神という存在に人類がたよりきった時代。
我々人類が生まれて、かなりの時が流れてからのことだ。
この時代に、一人の愚か者がいた。その名をノアという・・・」
D : 一行が部屋に入ると、壁一面に映像が写し出され、メッセージが聞こえてきた。
「私はノアという男。神の声を聞いたのだ。
この地を大洪水が襲うという声を。
そして助かるために箱舟を作れということを。
その舟に乗れば助かるといわれた。私は一生懸命箱舟を作った。
もちろん誰にも教えなかった。
皆が一度に箱舟を作ったらとてもではないが木が足りない。
誰が教えてやるものか!
ふん、自分だけが助かればよいのだから・・・
しかし家族に見つかってしまった。
皆、自分だけが助かりたいから、この舟に自分達を乗せないと、このことを皆にばらすといった。
しょうがない、乗せてやることにした。そして食料用の動物達も・・・。
神のいった通り大洪水が起きた。
しかし私達は助かった。全て神のおかげだ。
神は、本当によい人材を選びなさったものだよ・・・」
この時代に人類が学んだのは「私欲」。
人類が、とんでもない男を祖先に持ってしまった事実が判明した時には、もう全てが遅かったのである。
映像が終ると、その先には一枚のドアがまっていた。
再びメッセージが聞こえてくる。
「さあ、この時代はこれで終りだ。次なる時代の扉を開くがよい。
時は黙っていても過ぎていくのだから・・・」