- Lithograph Factory -
扉には、
「なにびとも立ち入ることを禁ず」
と書いてある。
オーク「はっ、扉が開いているくせに入っちゃいけないもないもんだ。」
一行は中に入っていった。
A : 「しまった!落し穴だ!」
−−しかしゴブリンのおかげでかわすことができた−−
B : 「しまった!毒ガスだ!」
−−しかしゴブリンのおかげでかわすことができた−−
C
: 机の上に、小さな箱のようなものが置いてある。
オークは、その箱を手にとってみた。
その箱には、二つのボタンがついていた。
箱の裏には使用上の注意が書いてある。
「左のボタンを押せば、物体は地下に転移する。
右のボタンを押せば、物体は地上に戻ってこられる。」
オーク「どうやら、これは地上と地下を自由に行き来できるものらしいな。
便利なものを手にいれたぜ。持っていこう。」
一行はその箱を手に取り、部屋を後にした。
D : オーク「何だこれは!!」
スケルトン「向こうの壁に何やら紙がはってある。読んでみよう。」
ハーピィはその紙を読んでみた。
ハーピィ「一つ、石板は一月に一度最初の日に制作されるものとする。
一つ、石板は地表及び地下より吸収された大気の原子成分からつくられる。
よって、この日は、大気が異常をきたすため、人間は外出してはならない。
一つ、石板は、百八つをひとくぎりとし、それが完成された時、外部に放出される。
一つ、その放出先は、この星の次なる支配者になるべく者が存在する地とする。
一つ、この石板の制作は永遠のものとする。」
ミノタウロス「何てことだ・・・」
オーク「それでは、サルバンの破砕日とは、あの石板を制作するために起きていた現象だというのか!?」
スケルトン「うむ、そして108の石板が完成し、我々の生息する地下に放出されたのだろう。
我々を真の地表に呼ぶために・・・」
ハーピィ「全ては、人間がしくんだってわけか。気にいらねえな。」
一行は、しばらくの間、ぼう然と、その紙を見つめていた。
E : オーク「おい、ここに石板が置いてあるぞ。」
スケルトン「109枚目の石板のようだな。わけのわからない文字で書かれている。
グランドチャコの魔法を使わないと読めそうもないな。」
スケルトンは、グランドチャコの魔法を使った。
スケルトン「いいか、読むぞ。
この地に、わずかなる人間達が生存し、ファンタジー・ランドあり。
この聖域には、はるか昔に忘れさりし人間の心持つ者でなければ入ることを禁ず。
ファンタジー・ランドは永遠なり。
−−新黙示録1章−−。」
オーク「何だと!!まだ人間が生きているというのか!」
ハーピィ「どういうわけだ。人類は滅んでいなかったというのか。」
ミノタウロス「会ってみたいな。その人間達に・・・」
スケルトン「うむ。人類はてっきり滅亡したと思っていたのだが・・・
どうやって生き残ったのか知りたいものだ。」
オーク「行ってみよう。ファンタジー・ランドへ。」
一行は、その場を後にした。