銀座アンティークウオッチショップ巡り

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2001年2月10日の土曜日、ちょうど東京経由で出張があったので、たかさんと銀座アンティークウオッチショップ巡りをしてみました.

カージデュエ

かど地にある小さなお店です.

通りからショーウインドーを見ることが出来るようになっていて、フランクなどの現行中古が比較的リーズナブルなお値段で並んでいました.

中に入ると、右手にオメガのスポーツタイプ、正面にアラン・シルベスタイン.ここはアランの正規代理店ですが、けっこう売れているので在庫がなく、欲しいモノがあれば取り寄せになるそうです.男性スタッフがお二人でした.目を引いたものにロレックスのミルガウスファーストがあり(稲妻針のやつ)、さすがに値段は付いていませんでした.ダイアルもとてもキレイで、完全オリジナルとのこと.きっと400万円以上のお値段なんでしょうね.平成6年の「世界の腕時計no.17」では、プライベートアイズが98万円で出していました.SS手巻きデイトナとともに、ロレックスバブルの象徴のような時計です.

ここでは、先日CTI 郵泉堂と共同で開催した、「TRUE-BEAT GRAND AUCTION」(2000年11月23日)のカタログをもらいました.

アンティーク・コルリオーネ

品揃えは以前回ったときとあまり変わらず.値段も同様、やや高めか.変わったことといえば、あのあと強盗事件があったので、天井から何本もビデオカメラが生えてました.

ここで欲しかったのは、21,800円の20本入り携帯用革製時計ケースくらいかな.

ケントレーディングブレイン

ついに入ってみました!インターホンでピンポンすると、ドアロックを解除してくれます.とくに店員が話しかける、という店ではありませんでした.

たかさんの話では、内装は以前の店のものをそのまま利用したようです.スポーツロレックスや(売り物ではないですが)アンティークスタンドなどいろいろなロレックスグッズが飾ってありました.

時計のお値段は平均的ですが、オメガスピードマスタープロフェッショナル手巻き、サードモデルが23万円くらいで2本あったのが目を引きました.それと、R・X・W シリーズ.トリプルカレンダームーンフェイズなんか、なかなかいい感じで、ネットに半額くらいで出てきたら買ってもいいかなと思わせるものがありましたね.クロノメーター規格だし.噂のREF.5500 エクスプローラーは、「ダイアル修復済み・サンプル品」として展示してあり、まだ販売しているようです.時計を見ている途中に、外からオーナーが登場!黒の革ジャンにブルージーンズ.雑誌の写真の印象通りでした.

シェルマン

店に入る前に、左右に「プアマンズ・ミニッツリピーター」および「プアマンズ・コンプリケーション」ともいうべき、クオーツのシェルマンオリジナル時計が展示してあります.コンプリケーションはシチズンとの共同開発で、一億五千万円くらいかかったとのこと.いまはシチズンおよび各ブランドが使用していますが、最初の数年間はシェルマンだけの専用ムーブにするという契約だったそうです.

自動ドアを開けて入ると、正面に女性用アクセサリーが並んでいて、「ここはジュエリーショップだったっけ?」という感じでした.

入って左手に、フィリップデュフォー、ロジェ・デヴュイ.フィリップデュフォーは、昔から完全に一人で時計づくりをしていたのですが、最近、ひとりお弟子さんを見つけたようです.

ロジェ・デヴュイのほうは、裏透けのクロノのムーブを拡大鏡をセットしてあってそれでショーケース越しに見ることが出来るようになっており、その仕上げはそれはもう、素晴らしいものです.昔の、全盛時代のパテックを再現しようとしているのでしょう.

クロノグラフは、パテックが使用しているのと同じレマニアのもの(オメガスピマスプロ手巻きCAL.321の基礎ムーブ)を使っているのですが、店員さんのお話によると、97%は自社製、とのこと.つまり、地板とか歯車とかの基礎ムーブをレマニアから購入しているのではなく、「設計図の使用権」を購入しているのだそうな.ですから、ネジも歯車もすべてロジェ・デヴュイの工房で製造しているので、近年の時計業界再編で、「ムーブの供給が途絶える」なんてことは無いのです.ちなみに、昨年スイスではパテックのつぎにたくさん各種工作機械を購入したそうです.

そういうお話を伺うと、欲しくなってしまいましたね.なお、以前はシェルマンが輸入元でしたが、最近シーベルへグナーに代わったそうで、その分お値段が上昇したそうです.いまどき珍しい、陶製文字盤のクロノグラフがいちばん素敵でした.

さらに奧に行くと、スヴェン・アンデルセン.このひとはワールドタイムで有名でしたが、フランクなんかと違っていまひとつブレイクしない感じ.実力はあるのですが、マーケティングを担当するパトロンみたいなひとがいないのかな.実は、あのフランク・ミュラーも、スヴェン・アンデルセンのお弟子さんだったそうです.私は、フランクは独学で複雑時計作りをマスターした天才かと思っていたのですが、そんなことはなかったのですね.

さらに奧に行くと、ようやくアンティークウオッチの登場.

以前シェルマンについては、私は酷評したのですが、今回はお値段だけはすべての時計についていました.

「青山のときは値段がついてなかったのに何故ですか」と意地悪な質問をしたところ、はっきりとした答えはなかったのですが、どうも私のHPやその他のインターネットでの批評も影響しているようです.

以前は「シェルマンといえばパテック」というくらい有名だったのに、はっきりいえばパテックをはじめとしたアンティークウオッチにはまるで力が入ってない感じです.パテックを見に行くなら、尚文館に行きましょう(笑).

シェルマンは、輸入代理店業にシフトしたと考えて良いと思います.

でも、店長ではなかったですが店員さんはとても親切で、ロジェ・デヴュイのクロノグラフを二本もショーケースから出して触らせてくれました.時計にお値段もついたことだし、前回の時計巡りよりもポイントアップです.

グラフトン銀座

ここはロレックスの現行、アンティークが多いお店です.

赤シードが四本.PRICE GUIDE には「Seadweller in red letters is rare.」なんて但し書きがあるのに、そのレアな時計が四本も並んでいるのですから、グラフトンの入荷力はさすがです.この赤シードは、年代も60年代から77年、ダイアルも蛍光が焼けた感じのものから真っ白な蛍光の N 夜光のようなものまで様々で、レアな中でもさらに好みによりいろいろ選べるようになっています.

奥の方には、ロレックスバブルの象徴、手巻きデイトナさまがたくさん!

お値段を見てびっくり!

アメリカあたりの、業者の取り引き価格に近いものがありました、ほんと.

6263白文字盤が、130万円台、160万円台の二本.

6265は、黒文字盤が三本、120万円台、白文字盤が三本、150万円台.さらに150万円で白文字盤、BOX、ギャラつき、裏蓋シール付き、ミント.これにはけっこう、くらっときましたねー.6263と6265が合わせて9 本もあり、お値段はコンディションとほとんど関係なく、仕入値と長期在庫の有無により付けている、とのこと.

要するに、処分価格です.いまどき、150万円を超えたらまず売れませんよね.

このとき、私は思ったのですが、ショップでこの値段で売るようになってきているのなら、個人売買なら、6265で100万円、6263で110万円くらいで流通するようになるのではないでしょうか.多少ケースのコンディションが悪くても、いざとなれば必殺「ケース・ダイアル・針・ベゼル交換」がありますし.

ということで、「ケースのぼろい6263だけど100万円で売る!」というひと、いましたらメールくださいね(笑).

結論

今回の収穫は、なんといってもグラフトン銀座の手巻きデイトナのお値段、でしょう.興味のあるかたは、急いで見に行ってください.とくに6265、150万円、ギャラ付きのミントは一見の価値有り、ですよ!