父に何かかってもらったと物というと、こいつしか思い出せない。
バイクの面白さを、教えてくれたのは、こいつだったような気がする。
最初に手にした、自分のバイクだった。
10代のころは、こいつでどこへでも行った。
当時大阪に住んでいた私は、近畿一円はもとより、
中国、四国、中部、そして東京までもこれで走破した。
たぶん、コイツとであっていなければ、
これほど長くバイクに乗り続けなかったような気がする。
大阪の実家には、まだコイツが残っている。
誰だい、哀愁のツインなんて呼ぶやつは。
レッドゾーンが12000rpmからで、パワーバンドも、7000rpm〜12000rpmです。
けっして、ピーキーでもパワーバンドが狭いわけでもないのですが、180゚クランクのツインエンジンを、7000rpm以上に保つには、それなりの意志が必要なのです。
日用的に、それを行うことは、何か一種独特の感覚が必要になります。
結果的に、どんなエンジンでも限界性能を引き出そうとする、精神力を身につけることになります。
結果、マニュアルミッションが楽しく感じ、低速トルクの不足が気にならない、体質になってしまいました。
「4000rpm以下のトルク、イラネェよそんなもの」
なんてね。