B110のレストア記 過去編

もう20年以上過ぎた大衆車であるサニ−やチェリ−は作りがそれなり

かなり大事な保存方法でもしない限り腐れとの戦いが続いているのでは

ないかと思います。 私もサニ−は2.3回全塗装そして4年前セミレストア

いまも補修中です、とにかく腐れやすいです。錆チェンジャ−や錆止めコ−ト

などいろいろ試すが、完全にはいかず。

チェリ−はサニ−にくらべると外板が厚いのか錆にくく程度の良いものが

多いはずです。個人売買でも良いものがさがせると思います。

どちらも外装部品の入手出来ないものが多くなりました。じっくりとまめに

パ−ツを収集し時期を待ってレストアを始めましょう。腐れはくるまのガンです。

それではガンの治療はどうしましょう?

基本は腐れ部分を完全に取り除き、かつその周りも確実に
除去すること当然、錆も取りますが、だんだんと原形が
なくなってくるので鉄板や他金属貼ることになります。
つまり溶接が主たる作業方法となります。溶接は金属を
溶かし接合するもので当然金属は高温となります、
このとき正常な金属組織まで酸化してしまい錆の元を作って
しまいます。
このときの後処理が錆発生の時期の行方を決定する
ひじょうに大事な工程となります。
下記写真は私が10年まえB110GX-5をセミレストアしたときのものです。
 

************* photo my carレストア中 腐れとの戦い *************

自動車板金塗装工場で念入りに頼まなければ最近の車の修理方法で作業で

進められるとすぐに錆が吹き出るのでその手の車を扱っていそうな工場を捜して

時間の制約をせず頼み込むと良いのではないかと思います。
  

*12.3年前水害でメ−タ−パネルまで水没したこの車はなんと水没1ヶ月まえエンジンのオ−バ−ホ−ルが終わったばかりで
ならしもしてない状態でこの災害にあってしまったのです。水害の後すぐ内装は全部外し水洗いの上乾燥させ錆止め処理したのは
言うまでもないことです。メ−タ−関係はバラバラにしてO/Hしました。
錆を取り穴が開いたところに金属の当て板をします。わたしはステンレスを貼りました。しかしこれが後日あまり良い方法では
ないことがわっかたのです。
 

サフェ−サ−をいれ塗装が終わったところです1.2日乾かし後は今まで貯めた新品部品を組み込みます。小さなビス類は
ステン製のものにして錆から守ります。外装のモ−ル類、ガラス類を入れてもらい、ア−スのボルトをつけるところは
よく塗料をとりつけないと後でトラブルの元となります。内装に関しては内張りのビニ−ル関連が8割くらいありましたので
慎重にボンドで貼りつけます。ただフロントドアの内張りはメ−カ−製廃で取れずに悩んでいましたらなんと前記型の内張りが
新品で在庫が在りすぐ注文してつけました。
このGX-5は後期型KB110のなかにはいりますのでデザインが多少異なります。マニアしか分からないとおもいますが残念です。
 

ほとんど部品の組み込みが終わったところの写真です。
GX-5の特徴である赤と黒のストライプを入れますがすでにこれもメ−カ−欠品のものです
DIYセンタ−でカッテングシ−トを購入して根気良く作成、サイズも本物(片側分のみストックあり)を測定して
カッタ−ナイフでカット。まあまあの出来だと思います。たぶんこれもマニアが目を凝らして見て分かる範囲です。
ノスタルジックでまえ限定販売してました。いまは後部のパネルの限定販売をはじめました。
ノスヒロVOL..71のGX-5のラインはイマイチだと思います。(別にけちをつけるわけでありません)


2016現在写真


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