感激の1シーン
独断と偏見で選んだ本や画像を紹介いたします。

最近ではWOWWOWでドラマ化された山崎豊子さん原作”沈まぬ太陽”です。
文庫本では5冊になっており各々アフリカ編、御巣鷹山編、会長室編となっており
今回初めて読んでみました。御巣鷹山編は読めば読むほど自分の気が落ち込むほど
当時の惨劇が伝わってきました。
全編において社会の裏を詳しく描写しており、まさに今東京都が直面している問題
(オリンピック、豊洲への移転)もなんとなくこの小説と構図が似ていると感じるのは
私だけではないようです。
じっくり秋の夜長をこの5冊を読んでみたらいかがでしょうか。


池井戸潤さん陸王もいっき読みする面白さが有ります。
足袋を作って100年の老舗が新しいランニングシューズを
出すという物語です。やや下町ロケットの同じような感じがしますが
やはり面白いです。 TV放映前のレポートです。

まだ文庫本は出てないので
価格は高いのですが
早く読む価値はあるのではないでしょうか。
文庫本になれば2冊になると思いますが
そうなればこの単行本を読んだほうが
得かもしれません。
もう中古本も出てますので意外と
買いやすいかもしれません。
表紙の作りも昔風なのかなかなかいい感じです。
陸王なんていう名前はバイクにもあったと思いますが
結構昔の名前なのでこの本の内容が
表紙からは硬く感じられるかも知れません。




 久しぶりのおすすめ本です。
 阿川弘之さんを知ったのは週刊現代を読んでいると
 毎回ゲストの推薦本に有ったことからでした。初めは
 米内光政をそして井上成美を読んでみました。
 もう少し早く読んでいればと思うくらい価値のある
 内容です。次は上中下3巻からなる戦艦長門です。
 あまりにも有名な戦艦大和ではなくこの長門を取り巻く
 人々の時代に生きる描写が前の米内さん、井上さんを絡めた
 内容でボリュームたっぷりに日本海軍の側面が見えてきます。
 最後にあの山本五十六の話です。上下2巻となりますが
 なぜこんな人が戦死しなければならなかったのかと思うほど
 なぜか悔しくむなしい思いながら読み終えたのです。
 10から20年前に読んでいたら何かが自分を変えたかもしれませんね?
作者、登場人物は敬称略としてます。