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カルドセプトの交渉

カルドセプトを「競技」として見たとき、「ゲームに関する情報の開示・説明、セプターの手順の指示・指摘」とは、どの範囲を指すのでしょうか。まず観戦者がプレイヤーに聞こえるようにアレコレ言うのは論外かと。ゲームは、戦う当事者達のものですからね。

問題は、プレイヤー同士の情報のやり取りというものをどう捉えるかだと思うんです。私は、ゲームとして当然に見えているわけではない情報を口に出すのはゲーム性に反すると思うんですよ。 その情報収集や情報解析こそが、個々の力量を争うゲームそのものなのですから、そこに誰かが介入するならば、それはもはやゲームとしての勝負ではありません。

「いや、これは交渉なんですよ」とおっしゃる方もいると思いますが、私の感覚では、サターン版におけるカードや土地の即決トレードがそれにあたるものであって、具体的な情報や意図を漏洩して他者を操る行為を交渉と呼ぶことに疑問を持っています。 交渉メインのモノポリーにしても、交渉できるのは具体的なトレードだけで、未来に関する約束事などはできません。

よって、「ここであなたがAしたら私もBしますけど、あなたがしなければ私もしません」というようなやり取りは確かに「交渉」だけど、「ゲームの交渉」ではない。 以上がわたくし松岡の考えであり、現在のところ宇宙一リーグメンバーの認識として共有されているものです。



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