あ、冷たいけど・・・・暖かい。
なんだか息が、とても苦しい。
・・・動けないんだワタシ。見えない。聞こえない。
ワタシハ、イマ、ツクリカエラレテイル・・・・・
あ、霞ちゃんかな?・・・・ナニか言ってるのかな・・・・聞き取れない


あ、そうか、動かないほうが楽なんだ。
少しだけ・・・・・息をするにも・・・・小さく。

叫ぶのは咽喉を締めるのと同じ
怖い・・・・でも、声をあげては・・・・ダメ

少しはラクになったのかな。なんかリラックスしてきた

・・・・え?体を動かせないことが?


ワタシをピッタリ覆う不思議なゴム・・・・感覚がワタシを・・・・変えていく
・・・・・・ウレシイ

え?・・・・・今、『嬉しい』って思ったのは私?


いつから、そうなったのか?
 霞ちゃんが気になる。・・・・・とても気になる。
あ、つやつななゴム着て、
「せんせーにあう?」とかいって無邪気に
水槽の中・・・・・って!
 葉月さまは満足そう。けど霞ちゃんの手はしばられてるって、、、、危ないじゃない!
危ないかもしれない、でも何故だろう。

 水槽の中で、つやつやなリフレクションが彼女を強調してるの?
ゆらゆら揺れる霞ちゃんは、とてもとても、リラックスしてみえる。
ユニセックス?・・・奇麗なんだね、、、霞ちゃん(ドキドキ)

あぅぅ、今日も、見とれてる場合じゃなかった(><;)

「2人してせんせーに呼ばれたって、始めてかな?、ミレイおネイちゃん?」
「えーと、そうだったかな?`s(・'・;)・・・・・ あれ?シャンプー変えたの?」
「え、へーッ(^-^)、解る?」
「チョット髪の毛ツヤツヤって感じするものd(^-^)!

「ホントー?実はね、この前ね、渋谷で月桂樹の葉っぱ入りのシャンプーっていうのを見つけたの。」
「月桂樹?」
「つかってみたらホントーにつやつやになるの!・・・深雪お姉ちゃんも知らないの、クスッ」
・・・・この子って歩きながらおしゃべりしてても目線の中心がワタシの瞳から外れない。誰にでもこうなのかな?だとしたらちょっとクヤシイかも(^^;

 他愛無い会話をしながら葉月さまが待つ、あの『部屋』についた。
・・・・はぁー、、、、なんか気が重い、、、でも、ワタシはこの家ではメイドなんだよ、ね(u.u;
「葉月様、霞さまを御連れしました。」





「ミレイちゃん、これ着てみてくれない?」
・・・・・またですか?・・・・・
言ってはいけない一言が咽喉元まで浮かんでとまる。
そうだワタシはメイド。・・・・仕える方々を尊敬しなければならないのに。
「これ腕を背中で留める服?
キツそうだし。・・・・ミレイおネイちゃん、大丈夫?」


「そんなに心配するなら、霞ちゃん、あなた着てみる?」
霞ちゃんが着るの?そんなの絶対ダメ。・・・・・第一、霞ちゃんのサイズじゃないじゃない(ーー;

「葉月様、お願いします。ワタシに着せてください。」
「そー?・・・・・(^-^)
はゎゎ、しまった、、、なんか、のせられたって感じする(><;)




「霞ちゃん、ミレイに目隠しをしてあげてね♪」
えーん(;。;)
チョットでも体動かすと、引っ張られて痛ぃ!・・・・・もう御クチは、もう塞がれちゃったし、目隠しまでされるのって、、、かなり怖いんだけど。
「おネイちゃん、大丈夫?」

いつの間に着替えたのか真っ赤なツヤツヤのキャットスーツ?に着替えたの、霞ちゃん。
チョット震えながらアイマスクをワタシの頭の後ろで留める・・・・カチ クスッ
・・・・でも霞ちゃん、、、、口元笑ってたのは気のせい?(変なトコ、深雪に似てきてない?)




 涙と唾液でくちゃくしゃになった私の顔を、霞ちゃんが舐める。
モチロン葉月様の命令があって、だけど・・・・ホントに心配そうに私を、舐める。
「おネイちゃん、大丈夫?」
今度はホントに心配してくれている声
・・・・・ふえーん、嬉しい。でも、かなり、恥ずかしいよぉ、、、、


「ふぇーん、怖かったです、葉月様ぁ」
「まだ、ミレイに拘束着は早かったわね(w」
そうじゃないです。
ワタシの心が、体がかわっていくのが怖いんです