<Lesson #8>
'05.10.30 晴れ
昨日の雨とはうってかわっていい天気です。
受付をすると,11/27の最終練習日の場所変更の案内がありました。
そうか,大阪市長選挙か。
この選挙も面白くなるかと思ったのに,つまらなくなってしまったしなぁ。
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さて今日は,花月・山本両先生ともお休みで,指導は磯野先生,ピアノは森本先生です。
発声練習を兼ねて,涙そうそうを歌います。
花月先生のときは,とりあえ歌って,おしまい。なのですが,磯野先生は結構細かく指導されました。
44小節目,”いきてゆく”の”き”はあんまり力を入れないよう。
61小節目,”さみしくて”,62小節目,”こいしくて”の”て”はたっぷりと伸ばすこと。
とはいえ,「我々が歌うところは森山良子さんも歌ってますからね」と,あんまり気張らないようにって
ところでしょうか。
次に発声練習です。
あ
い あ
い あ
い あ
い あー
これで音程をあげていきます。
「高いところは裏声をだす稽古,出ないときは出さないように」
そして下げていく。
いきなり,どーんと落とさないように。
ほ ほ ほ ほ
ほ ほ ほ ほ ほー
これでも音程をあげていって,下げていきます。
これも,どーんと落とさないように。オクターブの変わり目を自覚して。
出ないからといてオクターブ落とすのはもちろんだめでですけど,意識せずに落としてしまいがちに
なるので注意。
さて,一通り発声練習を終えた後,本題に入りますが…「たってやりましょう!」
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さて,どこからやったっけ…(^^;;)
やったところは控えてるんですが,順序を覚えてないや…(^^;;;;;;)
ってことで,順序は無視して記していきます。
P46,795小節,Sから。
ここは出だしは p です。ソリストと絡むところなので,あまり強いわけにはいかないってことですね。
P47,802小節では,アルトがかなりしぼられましたね。
「あってない音程…」なんて言われてました。まぁ,妙に下がってくるところなんで,難しいとは思いますけど。
806小節,Alle の出るところ,思い切って出すこと。ff がありますし。(Al)le
は揃えるように。
809小節,ここの Alle に続くところはテンポが遅くなります。ですけど,Alle
は遅くしてはいけない,と。
P48,813小節,「遅れている人がいますねぇ。残響だけじゃないですよ」
ソプラノはここで音が動きますが,「音(音程)が出ていない人,オクターブ下げたりしてはいけません。
できてる人,できる人の迷惑になります!」
814小節,Flugelweilt はむやみに伸ばさないこと。切るところは指揮者が合図するのでそれに従って。
818小節。「ここの音はスパッと出せるように。さっきは無茶苦茶でしたよ。」
「”cresc.”の記号がありますね。818,819の2小節で f にまで持っていくように。”<”の記号,書いておいてください。」
P50,832小節,ここの Menschen ! ここは引っ張ってはだめで,さっと切ること。指揮に従って。
続いて,P52,Prestissimo。
ソプラノ,P53,869小節の Vater,872小節の Wohnen は「何が何でも出してください!」
P54のあたり,バス「音程を大事に。」
言われてませんでしたが,少々速い感じでしたね。
P55,887小節のあたりにちらほら見られる,ff や sf を意識して。他は…適当に休む(^^;;)
このあたりから,最後まで,どうもみな走りすぎです。
全然指揮と合ってないんですよね。ピアノも皆の声にかき消されてわかんないし。
指揮にあわそうとしても,周りの声がどんどんどんどん走るんで,一人じゃどうしようもありません。
#そんな人,結構いたんじゃないかなぁ…
どうしようもない,ってところまで来たときに先生は止めてましたけど。
みんな,自分のペースで歌いすぎですよぉ…
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磯野先生はテノールです。そういうこともあってか,初出のところである,男声のマーチをやりました。
しかし,女声は退屈ですから…女声だけ先に休憩です。
#結構ざわざわしてて,ちょいとやりにくかったですけど。
「1st と 2nd ありますけど…ほとんどの人が 1st ですね。かっこいいですもんね。
ですけど,歌えてないのに歌ってる人が多いんですよ。2nd,もっといてもいいんですけど」
ここでもみんな,好き勝手に歌ってて,指揮と合ってないんですよね…(--;;)
と,一通りやって,男声も休憩です。
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えーと,次,どこやったっけ…。
P31,631小節からは,やりましたよね。
「雰囲気は結構,でも,ハーモニーに聞こえるのはいけませんね。
アルトは自分で作曲・編曲する人が多いですね」
「スタッカートは意識するように。音を半分にして,後の半分は休むつもりで。」
P33,650小節,「アルトは難しそうですね。音を探さないように。オクターブ下げてる人,いてますよ」
続いて,P34,655小節からのフーガです。
ここは無茶苦茶って感じでした…ほんっっっっっっとにみんな,好き勝手に歌ってるし。
やたらめったら速いんですよ。で,全パートがそろって速ければいいんですけど,ばらばらの速さ。
節目節目の合わせられるタイミングですら,ばらけてます。指揮とはもちろん合ってません。
周りを聞いて歌うでもなく,自分のパートを精一杯やってるって感じです。
「のびのびレッスンを受けてられますね。テンポを自由にやってます。指揮者の方を引っ張ってますよ」
小生も,途中で歌うのをやめたりしました…っていうか,歌えませんでした。
いえ,ええかっこして歌うのをやめたんじゃありません。自分なりにタイミングを合わせるべき他のパートの
音が聞こえないし,指揮と周りはあってないしで,歌えなかったんですよ…
#もっとも,こういったことは先週のレッスンでもありましたけどね。
もう少し時間があるということで,頭のほうからさらうことになりました。
P10,257小節,D。ここも皆,走ってました。うみゅぅ…
P12,284小節,バスの Ja ! が出ません。これは耳馴染んだピアノ伴奏と違ってたから,ってこともありましたが。
ここもやたらと速かった…
P15,313小節,G。まぁ,ここは速いぐらいがいいかも?! 続く321小節からは,スタッカートに意識すること。
ってところで,終わったんだっけ?
今回は,みな戸惑ってましたね。先生が違うから教え方も違うんで,まぁ当たり前といえばそうですけどね。
磯野先生は,悪いところの中にもいいところを見つけて,ほめてくださいます。
けど,それでいい気になってちゃいけないんですよね。悪いところのほうが多いんですから。(^^;;)
ただ,お願いしたいこともいくつかあって…合ってないときは,はっきり「あってない!」と止めてほしいです。
指揮棒の振りももう少し大きくしてもらえると,ありがたいです。
我々のほうにも問題はありました。
みな,自分のペースで歌いすぎ。そのペースがひとつの流れを作ってしまうと,あとはもうどうしようもないくらいに
流されてしまいます。そうなるともう止まりません。
そのときに周りをみると,半分は楽譜を見てるんで,ある意味,仕方ないのかもしれません。
でも,もう半分はほぼ暗譜できてるんですよね。それなのに,指揮に合わせようとしてない感じ。
歌いきって,満足かもしれませんけど。
指揮者にも,ピアノにも,周りにも合わせようとしないところに大きな問題がありそうな気がします。
そして,各パートが”戦ってる”って感じ。
他のパートの音を掻き消さんばかりに,自分のパートを歌おうとしてるように感じました。
たしかに,小生なんぞ,ソプラノにいっつも引っ張られてしまうんで,意識はしています。
けど,聞こうとしないわけではないんです。フーガの時こそ,そうだと思いますけどね。
#なーに,一万人いるんだ,一人ぐらい間違っても平気平気,自分のパートを歌いきることが
#目的じゃないんだから。ぐらいのつもりでええんとちゃうの?
ところで,このクラスの中で,プロないしはそれに準じるコーラスが演じる第九を,ライヴで聴いたことのある人,
どれくらいいるんでしょう?もしかして,あんまりいないんじゃないかな…
CDもいいんですけど,ライヴで聴くと,結構刺激になって勉強になると思うんですけど。
一度は聴いておくことをお勧めしたい…誰の指揮でも,どの楽団でも,どのコーラスでもいいから。
そうすると,今日のレッスンで我々の出した音を,「ん?」と思えるんじゃないかなぁ。
すいません,このボタンはリンクを張ってません。
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