<Lesson #2>



'03.9.4 曇り

今日はちょいとお疲れ。体がダルいっす。まぁ,昨日はClosedなコースを走ってたことも
あるからなんですけどね。

それに蒸し暑いですねぇ。家を出るときに雨がパラついてました。台風の影響?

会場では公式プログラムに掲載される氏名のチェックがありました。
今年は(も?)活字で掲載されるとのこと。でも,名前の漢字は難しいんですよね。
JISやなんかで定められているもの以外にもわんさかあるし,同じに見えて微妙に
異なる文字もある…辞書にも載ってないものもあるとか。

#多くの場合「これでいいや」なんでしょうな。

さて今日は,山本先生はお休み。さとう(?よく聴き取れず)先生,お初にお目にかかります。


<ええ声のメータ>

まずは発生練習から。
「ま」で。
声が出てなくても出てるように!遠くへ,向こうに飛ばすように!
簡単そうでなかなかそうはいかないんですよね。やっぱり大きな声を出したいんで,
どうしても,がなってしまいます。

「気張って無理しないように。」
「ええ声のメータっていうのがあるんです。そのメータをね,こうやってあげると…」
あら,不思議,ええ声が…そう簡単に出るわけは無いですね(^^;;)
とはいうものの,ええ声をイメージして声を出します。

「あのね,上と下の唇は恋人どうしなんです。いつもくっつきたいんですね。あせらずゆっくり。」
#そ,そうなのか…(笑)
ちゃんとくっつけて,優しく音を出すってことかしら?

次は「まめ」です。
今回は,「ま」と「め」の間に,”てん”=「・」があるつもりで。
つまりは,一音一音,はっきりと出しなさいいってことかな?
こうなると,そっちに集中してしまって…

「はいはい,首を振らない!」
ははは,そうなりますよね。

ひとしきり,発声した後,「は〜い,よだれを拭いて座りましょう」


<テノールは変?>

最初は先週のおさらいです。
P9,男声の Freude ! です。

続いて,P10,Dです。
「ここはね,突然にバン!と出る感じで」
「二つずつアクセントをつけて」
”Dei(ne)”,”bin(den)”,”was”ってところにアクセントをつけるんですね。

ここは,テノールだけ上へ下への大騒ぎなわけですが,
「テノールだけ,変な人になってください」ですって…
確かにねぇ,変にならんと,できんかも。(^^ゞ

コーラスの最初ってこともあるんですが,
「最初っから興奮して!取りつかれてると思うくらいに!これができるとなんとなく
聴いてくださる方がよろこぶんですよ」
「だからね,本番では大阪Gの回りだけに変な雰囲気が漂うぐらいに!」

続いて,P25,Mのおさらい。

早速,アルト。
「かわいらしすぎ(笑)。えーと,よしかわ…いや,よしなが…なんやったっけ?」
(アルトから?)「吉○さゆり!」
「ははは,自分で言わないように。吉○さゆり やのうて,杉○かおり みたく,本性だしてください!

バス,音程,発音もOK。後は広さ,深さを出して。
必死で声を出すんですけど,”必死感”を出さないで,余裕綽綽(のつもり)で!

テノール,「変な人が多いんです…声を出すなっていえば出すし,
出せといえば出さないし(笑)。常に主役,自分が引っ張ってるつもりなんですね。
そう,そんな感じで」

#テノールは,変な人に決定?(笑)

ソプラノ,「歌いすぎ。もっと”突く”ように。」

P27,575小節目,Deine 〜が繰り返されますが,
「ここは前よりしっかりと,力を出し切って。大盛りで!
頑張るところを見せて,お客を感動させるんです。」

P28,590小節目,weilt の”トゥ”を忘れずに。
これをつけるだけで,もっともらしく歌っているように見えるんだそうです。

#んー,確かにそんな感じが…


<聞き覚え…空耳?>

おさらいが終わりました。さて,これからは新しいところの練習です。

P12,285小節,練習番号Eからです。
まずは発音から。ここでも子音の発音に注意。
nur , nennt , rund は前に飛ばすように,子音をしっかりと。
Bund はおしりの”トゥ”に注意。
auch は”アウフ”,んー,”アオホ”くらいかな。
アルファベット「m」はマミムメモ,「n」はナニヌネノの発音ぐらいのつもりで。

nie gekonnt,der stehle は”逃げ込んで捨てる”…?

#先生,そうやって覚えたそうな?!
#なんか,今はやりの「恋のマ○アヒ」の先取り(^^;;)
#おっと,それより前に上海○郎舞踏公司の「風呂屋で」があったな。ちょっと違うか?

#なんにせよ,聴き覚え,間違えながら覚える。楽譜を見て歌えるのはプロなんだそうな。

289小節の nie には,sfの記号があります。ここは特に強く。
290小節に”dim.”とあります。ディミネンド,小さくするという記号なんですが,ちょっと早すぎ。

バスは低いので,最大の音を出すくらいがちょうどいい。
アルトはディミネンドを少し意識すること。逃げていくんじゃなく,収める感じで。
ソプラノは高音を出すのが仕事,子音は出さなくてもいい,他のパートに任せてもいい?!

#例えば gekonnt の”トゥ”ですね。


<強く,大きく>

次は,P16,321小節目です。なんとなく中途半端なところですけど。

まずは発音。ここでもやっぱりおしりの”トゥ”に注意。
そして,Cherub はシェールプ?,ヒェールプ?どちらにも聞こえますけど…

んー,毎度悩んでしまいます。これまでは,ケールプ?と思いこんでましたから。直るかなぁ。

なんにせよ,ドイツ語の発音は難しいですよね。肌に馴染むようになるまでには時間がかかるもんです,
そのうちできるようになります,とは,先生の弁。
「日本でも北と南では通訳が要ることもありますからね。以前某所で”…どっかでおうたことあらへんけ?”
って聞いたら,わかってもらえず,全部訳されたことがあります」

#確かに。どっかで=どこかで,おうたこと=逢ったこと,あらへん=ありません,け=か ← これは(^^;;;;)

さて,ここにも記号があります。音符の上の”ちょぼ”,スタッカートですね。音を切るの意味。
ここは「叩きこむような感じで」
スタッカートのある音符に続く324小節目の Gott は早めに切って,次の steht を合わせることに専念。
特に一歩早く出るアルトは,この Gott をとばしてでも,steht を出すこと。
この後の Gott は ff という記号のあるように,”むっちゃ強く!”
発音も”ゴーットゥ”ではなく”ゴーオットゥ”ぐらいの感じで。もちろんおしりの”トゥ”は忘れずに。

この後の Gott も,さらに強く,大きく。
ちょうど
「子供を叱る時の100倍の声,いや,ゴキブリを握ったみたいな声で!」
それぐらいがいいんだそうです。

#確かに,ここの大きな音がすっと消える瞬間は心地のいいもんです。



これで今日の練習はおしまい。
途中,雷を伴う雨が降ってきましたが,終わる頃には上がっており,
傘をささずに帰ることができて助かりました。


すいません,ブラウザの「戻る」で戻ってくださいませ。

・・・・・・