<Lesson #12>




'05.11.27 晴。結構暖かったです。

今日は梅田の体育館ではありません。先日の佐渡練でも使った守口市民会館 さつきホール。
どう行ってもよかったんですが,今日は京阪電車を使って行ってみました。
うちからだと,ちょっとだけ,電車賃は安く済みます。

佐渡練では,少々寒い思いをしましたが,今日は暖房が効いてるみたいでした。


ちょいとばたばたしているとき,初めてお会いする方とちょっとだけ話をしていると…
なんでもその方,前は岩城先生のクラスだったそうですが,ピンチヒッタで来た花月先生が気に入って
今度はこの大阪Gに来たそうな。
他のクラスでも,花月先生は人気との事を聞いたことがありますが,うん,そうなのか。

今日もほとんど楽譜を見てないので,あんまり控えられていませんが…記憶を手繰り寄せてっと。


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定刻を過ぎ,花月先生登場…一人です。
山本先生はちょっと遅れるとのこと。とはいえ,待っているわけにも行かず,発声練習からです。

「僕がピアノを弾けることをお見せします」

ってことで,音をとって「ま」から。次に,初めてのパターンで「ぱ」。
花月先生は身長がありますから,なんか,ピアノを弾いてる格好は,えらく窮屈そう。

発声練習途中から,山本先生登場。うまくピアノをバトンタッチ。

一通り発声練習が終わった後,「実は楽譜と指揮棒を忘れまして…」と,山本先生から楽譜と指揮棒を受け取ります。
「この指揮棒,山本先生とこの”菜箸”なんですねぇ」

#確かにそんな感じ。でも,海外で本当に菜箸を指揮棒にしている指揮者もいるとか。

さぁ,練習!といくかと思いきや,「一曲,歌わせていただきます」…おぉ!
カルメンの「闘牛士の歌」ですね。最初っから大サービスです。

さて今度は本当に第九の練習です。今日はP34,655小節,フーガからです。
アルト,でだしの Seid はパンと出るのはもちろんのこと,「丸く豊かに」
umschlugen の”sch”で,Kus でそれぞれ合わせること。
テノール,でだしの Seid は「トランペットのように」。
アルトと同じくumschlugen の”sch”で,音が上がる ganzen の”gan”で合わせる。

小さくならないように。思い切って音を出すこと。

と,こんなところかな。

P42,745小節,最初の Bruder は,「全員で一体感を。観客をびっくりさせるぐらいに」
そのために前の(Sternen)zelt ! は「捨てるくらいの気持ちで」。二つ目の Bruder は,「遠く,深く」
P43,761小節,wohnen のあたり,テンポは変わっていないので,勝手に遅くしないこと。
そして,ながーく伸ばしていると音程が下がってしまいがちなので,下がらぬよう意識して。

P46,795小節,Sです。
ここは,自信たっぷりに小さく出ること。出るタイミングは指揮者が指示するのでよく指揮を見ること。
P47,806小節,Alle の出ですが,これまで…ぽん,あ!ってな感じの練習をやってきましたが,
「Alle の出は,”勘”!で,音を出した人は自分が正解と思って!」
まぁ,これは贔屓目に見て,おおよそタイミングは合ってるものの,ff になってないってことでしょうね。
813小節,weilt はディミネンドなどの指示はありませんが,「少し弱いほうがよく聞こえる」とのこと。


第九秘話(?)をおひとつ…
練習番号Sをコーラスが歌い終わると,ソリストが歌うわけですが,その終わり…842小節ですね,
ここの weilt ,当然最後の”トゥッ”を入れるわけですが,ソリスト全員がこれをすると,間抜けに
聞こえるので大抵の場合,バリトンがやるのがお約束なんだそうです。
ですが,その昔,花月先生がソリストをやったとき,そういうものとは知らなかったそうで,いつまで
たっても”トゥッ”を入れなかったため痺れをきらした,ある有名なメゾソプラノの方が”トゥッ”を入れた
そうです,キッと睨んで…(^^;;;;)


Prestissimoです。
きわめて速く,なんですが,”テクニカルに興奮して,速くなり過ぎないように”…う〜みゅ,言わんとすることは
よ〜くわかりますが,テクニカルな興奮とは如何に…うん…(^^;;)
それと,強すぎないほうがいい。864小節の Bruder に向かうように。
P54,879小節,〜seid umschlungen ! Diesen 〜ですが,Diesen を早く出過ぎないように。
少し休むくらいのつもりでちょうどいいとのこと。
P58,918小節,Freude は,少し溜めて,ポン!と出る,そして高らかに。
最後の funken も惰性で歌わないこと。指揮者の指揮に合わせて。

というところで,休憩です。


さて,休憩後,後半戦です。
ここからはほとんどメモを取れていません。もちろん録音もしていません。記憶だけです。間違ってたらごめんなさい。

頭のバリトンソロからです。
コーラスの Freude ! ,毎度言われますが「おいで」ぐらいのつもりで。
P10,D。急がないこと。たっぷりと,豊かに。
P12,E。各パートの Ja ! これは「や!」ではなく,「やーー!」と伸ばすこと。
P17,330小節,Gott ! のあと,「カメラ写りを意識して!長髪の人は,さらぁ…と髪を流して!!」
P20,411小節,男声のマーチ,今の倍の音量を出すくらいのつもりで。

…あー,これぐらいしか頭に残ってねぇ〜!

Prestissimo の前で,一息。
「時間も来ました。最後は立って歌いきりましょうか」
ってことで,全員起立!

最後まで歌いきり,山本先生は最後まで弾いてくださいって,練習は終わりとなりました。


練習が終わり,事務局の方から,リハーサルと本番の諸注意です。
12/3,リハーサルは大阪城ホールで16:45より。16:30までに入場すること。〜18:00ごろに終了。
12/4,本番は,9:30までに入場。10:00以降は封鎖,一切の入場を認めないとのこと。

#まぁ,いつものことですんで,余裕を持って行きたいもんです。
#そろそろ,蝶ネクタイやら,略礼服の準備をしとかにゃ,いけませんな。

事務局の連絡事項が済んで,事務局から花束の贈呈です。
引き続いて,大阪G参加者有志からの花束とシャンパン,メッセージカードをお渡ししました。

#ほっ,これで一仕事終えられたよ…

それに応えて,ということで一曲,「カタリ」を歌ってくださって,本当に終わりとなりました。

思えば,初回のレッスンは,半袖で扇子片手にきてたんですよね。
今日は暖かかったものの,セータやコートを羽織ってくるような季節になってます。
長かったような,短かったような…

もう,練習は自主練だけです。リハーサルやゲネプロは練習というより,セッティングですからね。
今年は調子が今ひとつで練習は不十分だなぁ…今日も全然声が出なかったし。
でも,残りのわずかな時間,できる限りのことはしてみようと思ってます。

#…って,できるんかいな?(--;;)


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