大阪5 潜入記





'03.10.31
晴れ…?

今日は,大阪5クラスで練習に参加されている S2さん に所用があり,
梅田は玉姫会館へ行ってきました。

ホントに(笑)結婚式場なんですねぇ。
入っていっていいのやら,迷っちゃいました。(^^;;)
入り口の受付嬢にはお辞儀されるし…いやいや,どういたしまして。


<uberm Sternenzelt ! >

噂には聞いてましたが,いいところですね,ここ。
入り口が絨毯なのがいい。グランドピアノが置いてあるし。そのロビーでお弁当を食している方々がいるし。
会場は6階です。エレベータに乗りこみます。

おぉ!
天井に天の川。まさに,uberm Sternenzelt ! 頭上に星の天幕です。

会場前のロビーで,難なく S2さん とお会いでき,ブツの取引…いや,お願いしていたものを受け取ります。
「レッスンどうされるんですか?」
「えーと,んー…やって行きましょうか…」と,カバンから楽譜を取り出す。(←実は,やる気,まんまん!)


<違います>

会場は,体育館とは大違い。
ステンドグラス,シャンデリア,お皿にグラスが設置された丸テーブル,ウェディングケーキ…
う〜みゅ,
何もかも違う
部屋は横長に使われており,テノール,バスが各28脚(少なっ!),アルト,ソプラノが各100脚弱かな?
参加者の多くは会社帰りの方ですね。男性はネクタイ姿が多かったです。
大阪3とよく似た雰囲気ですね。

さて,レッスンです。このクラスの担当は福田 かおり先生。
過去の大阪Gでも1回か2回,リリーフ登板されてたので存じております。

小生の友人に雰囲気がすっごく似てるんですよね。

発声の前に軽く体操。肩を回す,上げ下げ,体をねじる。そして,腹式呼吸の練習です。

横隔膜を上げ下げする(イメージ),ちょっと体を前に倒して腰に手をあて,動くのを意識しながら息を出す。

「あ」と「え」の発声。「あえあえあえあえあー」。これは,舌を前後に出すようにする。
「ら」と「れ」の発声。「られられられられらー」。これは,舌を上下に動かす。
「まめまめまめまめまー」「なねにのぬ」。えーと,どんな音程でやったっけ??
一通りの発声をしてから,本題です。


<ここでもフーガ>

ピアノの先生は…多分,羽根田 操 先生(だと思う)。あ,ここのピアノはグランドピアノじゃないんだ。

この時期,どのクラスでもP34,655小節,フーガなんですね。(^^;;)

#もうメモするエリアがねーよ!(笑)

アルト,657小節の Millionen のところ,「みーりーおーねん」とならずに,「みーっ,りーっ,おーねん」
って感じで歌うこと。
662小節の Seid は低い音なんですが,沈み込まずに
上に向けた心持で歌うこと。
675小節,Wir betreten のところ,「急に消極的ですね」。確かにややこしいというか,難しいところですよね。
687小節の Heiligtum ,リズムが取れてないとの指摘でした。
697小節の最初の音,#がついてます。これは「
明るくするためのシャープです。ほっぺたに当てる感じで」
701小節からはリズムが変わりますが,「メリハリをつけて,そう,
馬が跳ねるように」。

#これは,場所は違えど全てのパートにいえることですね。

706小節の feuertrunken の feuer は,しっかりと
歯を唇を当てて「ふぉいえる」。
707小節の Millionen はしっかりとリズムを刻むこと。
716小節前後のは,レガートに歌うよう記号がついていますが,「
無視しましょう」。
リズム感が出て,メリハリがつくからなんでしょうね。

ソプラノ,716小節,ganzen は音程が低くなりやすいので注意,とのことでした。
高い音を出すときは,ここいらへんにある(頭の脇にあるそうです(笑))スイッチをひねって,
上を向って声を出す!

#花月先生の場合は,胸のあたりに「ええ声すいっち」がありましたが。

バスの出だし,663小節,「硬い。弾んだ感じかしないです」

テノール,680小節の Freude ! 「楽しくないね…」
仰る通り…です,ハイ。実は会社で…って訳じゃないんですが,やっぱり,OKを貰った時のイメージが
抜けてるんですよね。
697小節の (Hei)ligtum は,「(はー)あいりっひとぅむ」と,母音を言いなおすつもりで。

アルトに限らないんですが,「い」「え」の音は,口を横に広げないこと。
昔はこれでよかったらしいんですが,最近ははやらないそうです。
例えば,667小節の Diesen の部分ですね。

#あれ?アルトのことばっかり書いてるやん…
#テノールは,人数が圧倒的に少ないこともあってか,ちょっと見放された感じ??

全体で合わせること数回,あー結構しんどかった!


<とばす,とばす>

ずーっと最初に戻ります。P9の男声,Freude ! ,「ケンカ腰になってる」。
怒鳴ると,元気よくとは違うってことですね。

続く257小節,Dです。

「歌う前に,開けておく!」
この”開ける”,何を意味するか説明が難しいんですが…要はうたい始めてから立ちあがるのではなく,
その前から準備しておくこと,そして,上へ向う心持で歌うこと。

263小節あたり,母音を気持ちだけ長めに。

P12,257,258小節,Eです。
ここでも,「母音をこころもち長く,上に上に向うように」

テノールは少ないんで,他のパートに引っ張られるかな?と思いきや,結構惑わされずに済んでいます。

P15,313小節,Gです。
320小節のところ,リズムをちゃんと取ること。そして,お腹を使うこと。

P20,411小節,男声のマーチです。
いきなり「元気ないなぁ」「自分がヒーローになったつもりで!」
歌詞が Laufet = 駆けよ,Held = 英雄,が出てくるのに,全然それらしくないとのこと。
休符があるの,注意です。これはしっかりと休んでだらりとつながらないこと。
413小節の eure は,「おーいれー」ではなく,「おーいれー」くらいに発声すること。

freudig には巻き舌を入れるように。
ここは高いところなんで,裏声に「ふろ(いでぃっひ)」
を充てるぐらいがいいんだそうです。

続いて,P25,543小節,M からです。
ここは8小節が一段落です。ですから8小節がつながるようにしなければなりません。
故に,ここは
息継ぎしちゃだめ
って訳ではありませんが,この間に端にわかってしまうような息継ぎをしないこと。
所々にある sf は十分に意識して歌うこと。
558小節,ここはすぐに切ること。それ以外でも休符のある前は,短く切ること。

634小節,(Milli)onenは,「スタッカートがついていることをご存知ない?」。

636小節,ここはテノールだけが大きく動きます。その前から pp 〜クレッシェンドがかかっています。
単に動きを見せるだけではなく,このクレッシェンドを利用して「次のなにか」を予感させるように歌うこと。
テノールだけの見せ所ってとこでしょうか。

んー,引き続いてもう一度フーガをやったんだっけ?
何にしても,引き続いてP41,730小節,Rに進みます。
音符の長さに注意,どうも長すぎるようです,との注意を受けました。

って,ところで時間切れ。次回は,S をするそうです。

全体を通して感じたこととして,パートごとの練習が済んで,さぁ合わせましょう,となったとき,
パート練習で指摘されたことができてないっていうのが多かったですね。
とくに,なんとなく下向きな声になること,口を横に開いた発声になること。気をつけたいですね。


<4クラス制覇?(笑)>

ありゃ,なにやら,アルトのレッスンレポートになっちゃいましたね。
ってゆーか,テノールは人数が少ないこともあってあんまり元気がない。そりゃ,徹底的にやらにゃ
いかんところも多いんでしょうけど,それをやりだすときりがないから,そこそこにしときましょう,ってな
感じを受けなくもなかったな…なもんで,あんまり指摘されることはなかったように思います。(^^;;)

#それにしてもも,今回は指摘事項だけを羅列するだけになっちゃいました。
#結構疲れたし。(^^;;;;;)


でも,「そーー,そーそーそー!それ,おっけー!」という福田節,次から次からぽんぽん出てくる
機関銃のごとき?言葉によるご指導も健在です。(^^;;)

先週は大阪Gでも”怒涛のフーガ”をやったらしいんですが,小生はここで怒涛のフーガを体験,
まぁ,これで遅れは解消できたでしょう。(←ほんまか?)

大阪5は,大阪G,大阪3,7に比べてどうか?(←合計4クラス体験。おいおい,いいんかい?)
そんな批評はできようもありませんが…少なくとも,男声は大阪Gよりも声が出てるかな?
臆せず声を出している方が多かったように思います。では女声は?
総じて,どのクラスもうまいんですよね,これが。もちろん,中でもこのクラスが,っていうのも感じますが。

そしてどのクラスにも言えるんですが…数のパワー(^^;;;;)。もちろん,それだけではありませんけどね。
逆にその分,ぴしっと全体が揃わないとだらけた印象を受けることになりますよね。

#よく切れる包丁でスパッと切って,角が立つようにしたいところを,鉈でたたっ切る(叩き切る)ようなことに
#なってはいけません。

それにしても,会場が異なるとこうも雰囲気が違うものかと感心しました。
音の響き的には体育館の方が残響が残っていい感じなんですが,視覚的にはこちらの方がいい。
イスも圧倒的にいいですね。結構ふかふかしてます。
駅からはちょっと遠いのが玉に瑕ですけど。

そういえば,このクラスは佐渡練案内がありました。11/29の土曜日のようですね。

#ウチのクラスはいつなんだろ?また平日かなぁ…