ピアノ :田崎 悦子
  Klavier: Etsko Tazaki


 東京生まれ。井口秋子氏に師事し桐朋学園音楽教室在室中の1953年、NHK・毎日新聞社 共催学生音楽コンクールピアノ部門全国第1位を獲得。
 1960年にアメリカの名門ジュリアード音楽院に留学し、B. ウェブスター、L. フライ シャーの両氏に師事する。卒業後はアメリカに在住、演奏活動をはじめ今日に至る。 1970年のブゾーニ国際コンクール、1971年のリスト・バルトーク国際コンクールでそれ ぞれ入賞しヨーロッパ楽壇にデビュー。1972年には、カーネギー・ホールにおいてニュ ーヨーク・デビューを飾り、以来アメリカを中心にヨーロッパ・日本において活躍中。 1974年から4年間セントルイスのワシントン大学で音楽科の客員教授を務めた。
 これまでに共演した指揮者は、ショルティ、サバリッシュ、スラトキン、ブロムシュ テット、ルドルフ、小澤征爾など世界第一線の指揮者たちである。彼らの率いるシカ ゴ、デトロイト、ブダペスト、ロッテルダム、スイスロマンド、セントルイス、各オー ケストラとの共演、ケネディセンター、リンカーンセンター、ルツェルン・フェスティ バル等でのリサイタル、又室内楽では、ゼルキンやホルショフスキーに認められ、マル ボロ音楽祭に出演し、その後はバルトーク・カルテット、ジュリアード・カルテット、 ガリミア・カルテット、リン・ハレル、今井信子、故サッシャ・シュナイダーなど国際 的メンバーとの共演も多く行っている。なかでも、1982年のショルティ指揮、シカゴ交 響楽団の定期演奏会での共演は、衛星中継でヨーロッパ全域に放送され、アメリカでは ABCテレビによって全米に放映された。
 日本ではN響をはじめ、東フィル、都響、日フィル、新日フィル、大フィル、札響など との共演、各地でのリサイタルと、特に近年の“ドイツロマンをもとめて…”のシリー ズは絶賛を浴びている。現在、東京音大ピアノ科教授。
 レコーディングでは、カメラータ・トウキョウよりCD「シューマン・子供の情景」と 「シューベルト・ピアノ曲シリーズ」、「リスト&シューマン」を含む合計5枚を続けて 発表。リサイタルと並行してレコーディングを行い、シューベルトの三大遺作ソナタを 完成させ、各界から高い評価を得ている。彼女のたぐいまれな表現力は国際的にも定評 がある。
 今回の出演は田崎悦子から大阪モーツァルトアンサンブルと皆様へのプレゼン トです。

戻る