◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ RBIO-2U SIMPLE CONTROLLER ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆ Producted by SEFIC, Des-2006 ◆◆◆◆◆◆◆◆ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  正式名称  : 十進BASICで動作する RBIO-2U 汎用出力制御プログラム  バージョン : 2.20  製作者   : セフィック  URL   : http://www.venus.dti.ne.jp/~kn2/sefic.htm  連絡先   : kn2@venus.dti.ne.jp  動作環境  : 十進BASIC ver 5.9.3 以上がインストールされ動作可能な         Windows-PC( OSはWinXP、CPUは1GHz以上を推奨 )  動作確認  : WinXP + Pentium4(R)_2.6GHz + 1GB_ROM          WinMe + Transmeta Crusoe(TM)_500MHz + 96MB_ROM  制御対象  : 共立電子産業製 汎用入出力リレーボード RBIO-2U  ソフト種別 : フリーソフト(寄付報奨は大歓迎)  著作権   : 著作権は放棄しない。  改変等   : プログラム改変は禁止しない。ただし改変後公開する場合は、          改変内容と履歴を明記すること。  転載条件  : 著作者情報が明記されれば許可は不要。  免責事項  : 本ソフトの利用によって生じたすべての障害や損失に対して          著作権者は一切の責任を負わない。 ============================================================================ <<概要>> このソフトはパソコンのCOMポートに接続されたリレーボード RBIO-2U の汎用出  力を自動ON-OFF制御することを目的に製作したBASIC生プログラムです。  RBIO-2U で動作確認できていますが、COMポートに繋がっていれば  RBIO-1 や RBIO-4S でもたぶん動作すると思います。 ( RBIO-3E でも動きますが、動作はかなり遅くなるようです。)  〜RBIOシリーズ〜  http://www.kyohritsu.com/CATALOG/KIT_CTRL/rbio_cart.html  また姉妹ソフトに以下のものがあります。  「 RBIO-2U MISSION REFLECTOR 」  http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se408601.html <<特徴>>  ◆1プログラムで原則1コネクタ出力制御のシンプル構造ですが、単体で用いる   ことはもちろん、パラメータ設定を変えた複製を直列・並列に繋ぎ実行するこ   とで多彩な制御が可能になります。     ◆BASファイルを十進BASICに関連付けしておけば、ダブルクリックで起動し動作   後に自動終了させることができます。さらにWindowsのスタートアップやタスク   へファイルを登録すればパソコン起動時や指定時刻に動作をさせることが可能   です。  ◆他コネクタの入出力状態を動作条件に設定することができます。条件待ち待機   も可能です。  ◆プログラム起動時および終了時に他のプログラムを連係起動できます。BASICプ   ログラムに限らず、各種実行ファイルはもちろんのこと、アプリケーションに   関連づけされたファイルを全て対象にすることができます。  ◆バッキング回避機能により、同時並行処理が快適に実行できます。     ◆動作記録(オペレートログ)をテキストファイルに自動書込する機能を搭載し   ていますので、自動制御終了後に動作状況を分析することができます。  ◆負荷ノイズに起因する応答不具合にも耐性をもたせ、動作継続できるよう工夫   しています。  ◆生プログラムなのでいざとなればおのおので自在にカスタマイズ可能です。  ◆状況確認プログラムと出力コネクタテストプログラムを付属。  ◆設定と活用のヒントとして数種のプリセットプログラムを付属。  ◆実行スピードと動作タイミング精度の向上を随時はかっていますが、時間的に   精密な制御には向いていません。 <<インストールの方法>>  ダウンロードした圧縮ファイルを任意の場所で解凍すると、  RBIOSCTL***(***はバージョンを表す数字)というフォルダと、そのフォルダの中  に以下のファイル(フォルダを含む)を生成します。 Readme.txt        説明ファイル(このファイル)    SETCOM.TXT         接続COMポート設定ファイル RBIO_SIMPLE_CTL.BAS    メインプログラム    RBIO_OUTPUT_TESTER.BAS  付属:出力テストプログラム    RBIO_STATUS_CHECKER.BAS  付属:入出力状況確認表示プログラム OPERATELOG.TXT       オペレートログ    技術資料.pdf        技術資料(PDFファイル)    password.txt        パスワードファイル    preset(フォルダ)     付属プリセットプログラム収納フォルダ  この時点で最初にダウンロードした圧縮ファイルは不要となりますので削除して  もらってかまいません。 <<アンインストールの方法>>  RBIOSCTL** フォルダを丸ごと削除してください。 <<使用手順>> (1)RBIO の接続とデバイスドライバのインストール  RBIOをパソコンのCOMポート(あるいは仮想COMポート)に接続し、製品添付の  マニュアル(導入ガイド)に従いデバイスドライバをインストールしてくださ  い(RBIO-2Uの場合)。  ※デバイスの認識が自動で行われないPC環境では、デバイスマネージャ等で   「新しいハードウエアの追加」など OSの指定する方法に従い接続機器を認   識させる必要があります。  ※マニュアルは以下のページにもあります。   http://www.kyohritsu.com/CATALOG/KIT_CTRL/rbio123preview.html   http://www.kyohritsu.com/CATALOG/KIT_CTRL/rbio4spreview.html (2)接続 COMポートの確認と指定  まず RBIOが接続されているCOMポートの番号を、「システム」の「デバイスマ  ネージャ」などで確認します。  またその際「ポートの設定(通信設定)」を以下のように設定します(RBIO-2U  の場合)。   ・伝送速度:9600 bps   ・データビット:8 bit   ・パリティー:なし(None)   ・ストップビット:1 bit   ・フロー制御:ハードウエア     次にメモ帳などのテキストエディタを使って RBIOSCTL** フォルダ内にある  SETCOM.TXT を開き、そこにRBIOを接続したCOMポートを記載します。  初期値は COM1 です。例:COM4  記載後は必ずファイルを SETCOM.TXT に上書き保存してから終了してください。  ※接続されているCOMポートの確認方法は OSによります。  ※SETCOM.TXTに記載したCOMポートはメインプログラムの他、付属する2種類の   プログラムも参照します。  ※参照するファイル名を変更することもできます。詳しくはメインプログラム   設定の【 接続COMポート指定ファイル 】をお読みください。 (3)十進BASICのインストール  このプログラムを動作させるためには十進BASIC(フリーソフト)が必要です。  以下のページから最新版をダウンロードしてインストールしてください。  http://hp.vector.co.jp/authors/VA008683/  (解凍だけでかまいません。セットアップを実行させる必要はありません)  注意:旧バージョンでは十分な機能を発揮できません。ver5.9.3 以上をインス     トールしてください。            ~~~~~~~~~~~~~ (4)RBIOの電源を入れる  RBIOの電源を入れ、基板上の緑のLEDが点灯していることを確認してください。 (5)BASファイルの関連付け  プログラムがファイルクリックで直接起動できるようにBAS拡張子ファイルを  十進BASIC に関連づけします。先に生成したメインプログラム  ( RBIO_SIMPLE_CTL.BAS )をマウスのダブルクリック等で起動してみてくださ  い。もし十進BASICが起動してファイルが実行されるようなら既に関連づけは完  了しています。もし「このファイルを開けません」とか「このファイルを開くプ  ログラムを指定してください」などと出たら「一覧から選択」などを選択し、  十進BASICのフォルダ(既定では BASICw32 )の中にある BASIC.EXE に設定して  ください。再びメインプログラムをダブルクリックした時に十進BASICが連動起  動すれば完了です。これで一通りは動くようになりました。 (6)メインプログラムの設定(随時)  RBIOをどのように動作させるかをプログラム上で詳細に設定します。  メモ帳などのテキストエディタを使って メインプログラムを開いてください。  プログラムの内容が表示されます。このうち「REM ユーザーの設定」という記  述から「REM プログラム本文」という記述の間に、" !<・・・>"(・・・は文字)  と書かれた部分がありますが、この左側にある数値や文字が通常ユーザーが設定  する部分です。これらを上から順番に説明します。  ★【 起動時グラフィックアイコンの消去 】   【 起動時テキストアイコンの消去 】      関連づけ起動の際にデスクトップ下部に出現する十進BASIC独自の諸アイコン   を表示させない内容の記述がしてあります。特にいじる必要はありませんが、   CALLで始まる行をまるごと削除するとプログラム起動中にそれぞれに対応し   たアイコンがデスクトップ下部に出現するようになります。  ★【 数値取扱いの設定 】   十進BASICが扱う数値は通常十進数ですが、数値の扱いをハードウェアで直接   処理できる浮動小数点数に変更し、数値精度より処理速度を向上させる設定   にしています。特にいじる必要はありません。    ★【 動作させる出力コネクタ 】   このプログラムに制御させるRBIO出力コネクタを指定します。   通常はCN番号(1〜10)のいずれかを記載しますが、0でダミー、99で全コネク   タを指定することができます。いずれも数値を「=」の後に記載してください。   初期値は 1(CN1制御)です。例:=1   ※CN番号はRBIOの基板に記載されたコネクタ番号に対応させていますが、    基板上の並びが不規則なのでご注意ください。   ※ダミーを選択することによっていずれの出力コネクターも動作させることな    くプログラムを進行させることができます。  ★【 初期動作遅延時間 】      プログラムが起動してから基本動作させるまでの遅延時間(秒)を「=」の後   に記載してください。初期値は 0 です。例:=0   ※値は0以上の数値であれば整数でなくてもかまいません。   ※プログラムのスキャン時間があるために値は精密には反映されません。     ★【 動作条件にする入出力 】      選定したコネクタから出力動作させるに当たって、その動作条件とする入出力   コネクタのCN番号(1〜15)を「=」の後に記載してください。0を記載すると   動作条件なしになります。初期値は 0(動作条件なし)です。例:=0   ※CN番号はRBIOの基板に記載されたコネクタ番号に対応させていますが、    基板上の並びは不規則なのでご注意ください。   ※数字 11(CN11)はロボット制御用コネクタのため設定無効です。   ※動作条件あり/なしでの動作詳細は添付の技術資料を参照ください。    (閲覧にはフリーソフト Adobe(R)Reader(R)が必要です。)  ★【 動作条件にする入出力の状態 】      動作条件に設定した入出力がどの状態にあるときに指定コネクタを出力動作さ   せるか設定します。OFFの時は 0、ONの時は 1を「=」の後に記載してください。   初期値は 1(動作条件ポートがON状況で動作)です。例:=0   ※動作条件にする入出力で 0 を選択していると記載数値は無効です。   ※動作条件に合致したか否かは動作サイクルの起点毎に判定されます。  ★【 動作条件待ち確認遅延時間 】      動作条件に設定した入出力の状態が動作条件と合致するまでプログラムを待機   させることができます。条件が合致しない時に待機せずにプログラムを終了さ   せる場合は 0、条件合致まで動作待機させる場合は確認遅延時間(秒)を「=」   の後に記載してください。初期値は 0.5 です。例:=1   ※値は0以上の数値であれば整数でなくてもかまいません。   ※動作条件にする入出力で 0 を選択していると記載数値は無効です。   ※動作条件に合致したか否かは動作サイクルの起点毎に判定されます。   ※動作条件待ちあり/なしでの動作詳細は添付の技術資料を参照ください。    (閲覧にはフリーソフト Adobe(R)Reader(R)が必要です。)  ★【 動作モード 】      プログラムの出力動作モードを設定します。繰返なしは"0"、指定回数繰返す   場合は"{回数(1〜)}"、連続繰返は"E"、ON動作のみで終了させる場合は"R"、   OFF動作のみで終了させる場合は"P"を「=」の後に記載してください。初期値   は 0(繰返なし)です。例:="1" (1回繰り返す場合)   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※繰返なしは1回のON-OFF動作です。指定回数はこの繰り返しの加算です。    例えば"1"を設定するとON-OFF-ON-OFFと動作をして終了します。   ※連続繰返でもESCキーを長押することでプログラムを途中終了できます。   ※各動作モードの動作詳細は添付の技術資料を参照ください。    (閲覧にはフリーソフト Adobe(R)Reader(R)が必要です。)  ★【 ON継続時間 】      ON-OFFサイクル運転する場合のON継続時間(秒)を「=」の後に記載してくだ   さい。初期値は 3 です。例:=3   ※値は0以上の数値であれば整数でなくてもかまいません。   ※プログラムのスキャン時間があるために値は精密には反映されません。   ※動作モードで"R"もしくは"P"を設定した場合記載数値は無効です。  ★【 OFF継続時間 】      ON-OFFサイクル運転する場合のOFF継続時間(秒)を「=」の後に記載してくだ   さい。初期値は 3 です。例:=3   ※値は0以上の数値であれば整数でなくてもかまいません。   ※プログラムのスキャン時間があるために値は精密には反映されません。   ※動作モードで"R"もしくは"P"を設定した場合記載数値は無効です。   ※動作モードで"0"もしくは"{回数(1〜)}"を設定した場合、最後のOFF継続    時間は無効です(ONがOFFになったら即終了)。  ★【 起動時連係起動させるファイル 】   プログラム起動時に他のプログラムを連係して立ち上げ、同時並行処理をするこ   とができます。連係させたいプログラムのパスとファイル名を「=」の後に記載し   てください。なお、""とだけ書くと連係させない設定になります。   初期値は""です。例:="RBIO_STATUS_CHECKER.BAS"      ※このオプションを設定するとパソコンの負荷が大きくなります。低スペックPC    で使用する場合には十分注意してください。   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※連係設定するファイルはBASICプログラムでなくてもかまいません。アプリケ    ーション実行ファイル(拡張子EXE)はもちろん、テキストファイル、htmlフ    ァイル、画像ファイル、音楽ファイルなどアプリケーションに関連付けされた    データファイルは全て指定し動作することができます。  ★【 通常終了時に連係起動させるファイル 】   通常動作完了時に他のプログラムを立ち上げて終了できます(直列処理)。   連係させたいプログラムのパスとファイル名を「=」の後に記載してください。   なお、""とだけ書くと連係させない設定になります。初期値は""です。   例:="RBIO_SIMPLE_CTL_CN10-ON.BAS"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※連係設定するファイルはBASICプログラムでなくてもかまいません。アプリケ    ーション実行ファイル(拡張子EXE)はもちろん、テキストファイル、htmlフ    ァイル、画像ファイル、音楽ファイルなどアプリケーションに関連付けされた    データファイルは全て指定し動作することができます。   ※連係設定すると終了時のオペレートログ表示は無効になります。   ※ESCキー長押で強制終了させる場合には設定に関わらず連係起動しません。   ※最初に立ち上げたプログラムの終了から連係させたプログラムの実行までに    は数秒〜を要します。詳しくは添付の技術資料を参照してください。    (閲覧にはフリーソフト Adobe(R)Reader(R)が必要です。)  ★【 動作条件不一致で終了時に連係起動させるファイル 】   動作条件待ちしない設定で、動作条件不一致で未動作終了する場合に、他のプロ   グラムを立ち上げて終了できます(直列処理)。   連係させたいプログラムのパスとファイル名を「=」の後に記載してください。   なお、"SN"と書くと上記の「通常終了時に連係起動させるファイル」の記載内容   が摘要されます。また、""とだけ書くと連係させない設定になります。   初期値は""です。例:="RBIO_SIMPLE_CTL_CN10-ON.BAS"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※連係設定するファイルはBASICプログラムでなくてもかまいません。アプリケ    ーション実行ファイル(拡張子EXE)はもちろん、テキストファイル、htmlフ    ァイル、画像ファイル、音楽ファイルなどアプリケーションに関連付けされた    データファイルは全て指定し動作することができます。   ※連係設定すると終了時のオペレートログ表示は無効になります。   ※ESCキー長押で強制終了させる場合には設定に関わらず連係起動しません。   ※最初に立ち上げたプログラムの終了から連係させたプログラムの実行までに    は数秒〜を要します。詳しくは添付の技術資料を参照してください。    (閲覧にはフリーソフト Adobe(R)Reader(R)が必要です。)  ★【 接続COMポート指定ファイル 】   動作対象となるRBIOを接続したCOMポート名を記載したファイルのパスとファイル   名を「=」の後に記載します。初期値は"SETCOM.TXT"で通常変更の必要はありませ   んが、複数のRBIOが接続されていてこれを使い分けるような場合には指定してく   ださい。例:="SETCOM2.TXT"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※指定するファイルの拡張子は TXT でなくてもかまいませんが、内容はテキスト    形式で記載されている必要があります。   ※指定したファイルが存在しない場合や書式不備がある場合にはダイアログ表示    した後、指定ファイルを(無い場合は自動作成して)開きます。このときプロ    グラムは自動で終了します。  ★【 プログラム起動時のRBIO接続チェック 】   プログラムを立ち上げた時にRBIO接続をチェックするかどうか選択できます。   チェックする場合は"Y"、チェックしない場合は"N"を「=」の後に記載してくださ   い。初期値は"Y"です。例:="N"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※プログラム連係機能を使う場合、一番最初に起動するプログラムで一度RBIO接    続チェックさせれば、以降で連係起動するプログラムはチェックしない設定に    しておく方が起動時間軽減につながり合理的です。  ★【 オペレートログの書込方法 】   オペレートログの書込方法を指定します。過去の記録に追加して記録する場合   は"A"、上書きする場合は"V"、書込みしない場合は"N" を「=」の後に記載して   ください。初期値は"V"です。例:="V"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※記録の追加を選択した場合、ずっとそのまま放って置くとログファイルのサ    イズがどんどん大きくなり、オープンに要する時間がプログラム動作スピー    ドに影響を与える可能性がありますので、定期的にテキストエディタ等で開    いて内容消去するなどしてください。  ★【 オペレートログのパスとファイル名 】    オペレートログの生成先は初期設定では RBIOSCTL**フォルダの中ですが、これ   を変更したい場合やオペレートログのファイル名を変更したい場合にそのパス   とファイル名を「=」の後に記載してください。初期値は"OPERATELOG.TXT"です。   例:="C:\RBIO-2U\BASCTL\OPERATELOG.TXT"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。  ★【 オペレータ名称 】      オペレートログに記述するオペレータ名称を「=」の後に記載してください。   初期値は"RBIO_SIMPLE_CTL"です。例:="RBIO_SIMPLE_CTL_CN1_ON"   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※複製プログラムごとにこの名称を変えておくとオペレートログを確認した    際にわかりやすくなります。  ★【 終了時のオペレートログ表示 】      プログラムの終了時にオペレートログを表示させるか否かを指定します。表示   させる場合は"Y"、表示させない場合は"N"を「=」の後に記載してください。   初期値は"N"です。例:="N"   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※終了時連係設定している場合や、ESCキー長押で強制終了させた場合には、    設定に関わらず終了時のオペレートログ表示はされません。  /////////////////////////////////////////////////////////////////////////   【重要】それぞれの設定を変更したら必ず上書き保存してからテキストエディ   タを終了させてください。  /////////////////////////////////////////////////////////////////////////   (7)メインプログラムの起動  メインプログラムをマウスダブルクリックしてプログラムを起動させます。設定  した動作がきちんとなされプログラムが自動的に終了すれば正常です。  ************************************************************************** <<付属プログラムについて>>  ▼ 入出力状況確認表示プログラム(ファイル名:RBIO_STATUS_CHECKER.BAS)   RBIOの入出力コネクタCN1〜CN15(CN11を除く)の現在状態を確認表示するプロ   グラムです。設定・起動方法はメインプログラムに準じます。  ▼ 出力テストプログラム(ファイル名:RBIO_OUTPUT_TESTER.BAS)   RBIOの出力コネクタCN1〜CN10を順番にON・OFFさせて動作テストするプログラ   ムです。設定・起動方法はメインプログラムに準じます。 <<プリセットプログラムについて>>  プリセットプログラムは RBIO-2U SIMPLE CONTROLLER の「ユーザー設定」だけ  を変更した複製をつくり、連係機能を使って直列・並列に繋ぐことで特定の処理  ができるようにしたもので、当プログラムを活用するヒントして作者が一例を提  供するものです。  詳しくは presetフォルダ内の「プリセットプログラムについて.txt」をお読みく  ださい。 <<技術資料(技術資料.pdf)について>>  当プログラムを利用する上で参考になる技術資料(PDF形式)を添付しました。  ファイルをダブルクリックして開かない場合は、PCにAdobe(R)Reader(R)の  インストールが必要です。以下のサイトから無料でダウンロードできます。  http://www.adobe.com/jp/products/acrobat/readstep2.html <<パスワードファイル(password.txt)について>>  詳しくはパスワードファイルの内容をお読みください。 <<注意事項>>  ◆動作中のプログラムを強制終了させるにはESCキーを長押しします。   ただし強制終了させた場合は最後の出力コネクタの状態が保持されますので、   必要に応じてRBIOのリセットスイッチなどを押すようにしてください。  ◆プログラム実行状態は、十進BASIC を動かすパソコンのスペックやOSに大きく   依存します。クロック数の低いCPUでは関連づけで十進BASICのシステムが   起動するまでにかなりの時間を要します(詳細は添付の技術資料に記載)。   ただし一度立ち上がってしまえばON-OFF設定時間の誤差や入出力スキャンにか   かるロスタイムはそれほど大きなものではないので、動作条件待ち設定したプ   ログラムをあらかじめ立ち上げておき、入力コネクタONで動作させるようにす   るとレスポンス速度を向上させることができます。また必要なければ起動時の   RBIO接続チェックやオペレートログの書込をしない設定にする方が余計なアク   セスが減り実行速度は早くなります。  ◆RBIOの出力コネクタ番号が基板上の並びに対して不規則であることを、プログ   ラムが一通り完成した後に発見したので大変往生こきました。プログラムは対   応させましたが、配線時には十分確認してください。特に CN3、CN4、CN7、CN8   のコネクタ位置は要注意! <<応用のヒント>>  @メインプログラム(RBIO_SIMPLE_CTL.BAS)を複製し、それぞれ設定を変えたも   のを作って動作させることで諸条件に対応した幅広い制御が可能です。プログ   ラムは制御種類ごとにフォルダを作って整理するとすっきりします。頻繁に使   うプログラムはショートカットをデスクトップ作ったり、ランチャーに割り当   てると便利です(プリセットプログラム#1参照)。  AプログラムファイルをWINDOWSのスタートアップに登録すればパソコンの起動時   に、またWINDOWSの「タスク」に登録すれば指定日時に動作させることが可能に   なります。  B当プログラム最大の特徴はプログラム連係機能にあります。この機能を用いて   複製プログラムや他のプログラムを直列に繋いだり、並列に分岐したり、ルー   プ化させたりすることで非常に多様な自動制御が可能になります。特にver2.00   以降ではバッキング回避機能を向上させ、同時並行処理が快適に行えるように   なりました。添付の技術資料やプリセットプログラムを参考に目一杯活用して   ください。  C姉妹ソフトの「 RBIO-2U MISSION REFLECTOR 」と相互に補完することでより多   彩な制御が可能になります。どうぞ双方さらには他の外部プログラムも組み合   わせて様々な制御をお試しください。 <<うまく動かない時>>   RBIO が思うように動かない時は以下のことを確認してください。    ■1:デバイスドライバは正しくインストールされているか?    ■2:パソコンがCOMポート接続機器を認識しているか?    ■3:RBIO がパソコンのCOMポートに正しく接続されているか?      (接続するケーブルの品質精度にも影響されます。)    ■4:RBIO を接続したCOMポートを設定ファイルで正しく指定しているか?    ■5:RBIO の電源は入っているか?電源の仕様は適切か?    ■6:RBIO基板のOK-LED(緑色)が点灯しているか?       RBIO基板のNG-LED(赤色)が点灯していないか?    ■7:ポートの設定(通信設定)は正しい値になっているか?    ■8:十進BASICは適切なものをインストールしているか?       また、プログラムに関連づけされているか?    ■9:プログラムの設定や内容に不備はないか?       (記入間違い、記入落ち、必要箇所の誤削除、余計な記述等)    ■10:プログラムは最新版か?       (最新版では過去の不具合が改善されている可能性があります。)    ■11:ノイズや電波等の影響を多大に受けていないか?       (ノイズ等の影響を受けるとRBIOが正常に動作しない場合があります。       白熱電灯やヒータなどの「抵抗負荷」に比べ、送風機やモータなどの       「誘導負荷」が与える影響は大きく、状況次第では事前に物理的対策       を講ずる必要があります。詳しくは後述。) <<その他・所感>>  ◆どうしてBASICプログラムなのかというと、ズバリ簡単だからです。特に十進   BASICはヘルプファイルでのリファレンス充実に加え、ホームページや掲示板   でのユーザーサポートが懇切丁寧にされていてわかりやすいのでこれを利用す   ることにしました。ただネイティブコード生成言語でないので、スピードや精   度を求める場合は他の言語の方がメリットがあるかも知れません。得意な方は   是非移植してみてください。その際は是非フリーソフトで提供を!  ◆負荷動作テストにおいて、「誘導負荷」に起因するノイズが RBIOの応答動作に   大きな影響を与えることがわかり、対策に苦慮しました。   当方では家電制御を目的に負荷を直接ではなく二次出力部のリレーに接続させ   ており、RBIOの説明書に準じてその前後にバリスタを設置しノイズ対策をとっ   ていますが、これだけでは影響を完全にはぬぐえないようです。他の物理的な   方法も試してみましたが、有効な対策は見つかりませんでした。いろいろ悩ん   だ挙句、闇雲にプログラムを改造してみたところ、ある程度の障害は回避がで   きることがわかり、軽微で一時的な通信エラーについては停止することなく動   作可能となりました。   ただし許容範囲を超えれば当然制御不能となることに依然変わりはありません   し、RBIOに制御負荷を直接繋いでいる場合はより大きな影響も考えられるでし   ょう。   ちなみに同じ負荷条件で、高スペックPC使用時には不具合皆無であっても低   スペックPCではたまに発生するという傾向が見られました。OSやドライバ、   あるいは通信インターフェイスのバージョンの違いが関係しているのかもしれ   ませんが、いずれにしろ安定した動作を得るためにはそれなりのスペックの機   器を使用すべきであるということが言えます。  ◆最新の説明書はホームページに置きますので随時参照してください。  ◆作者への問合せは自由ですが、どんな内容にも必ず回答するとは限りませんの   でその点はご了承ください。なお有償でよければ個別の環境や制御方法に対応   したカスタマイズや出力ユニットの設計製作などもいたしますのでその旨お引   合ください。 <<謝辞>>  ★十進BASIC をフリーソフトで提供されている 白石様 に感謝します。  ★動作確認等で多大なご協力いただいた 共立電子産業(株)技術課様 に感謝   します。 <<更新履歴>> Ver 1.0: 公開開始。 Ver 1.1: ・接続 COM ポートの指定を別ファイルで設定することにした。       ・オペレートログ及び接続 COM ポートの初期値が説明と異なって        いた点を修正。       ・RBIO 接続エラー時に表示、再開できるようにした。       ・パッケージ内に、出力テストプログラム及び入出力状況確認表示        プログラムを付属した。 Ver 1.2: ・起動時プログラム連係機能追加       ・終了時プログラム連係機能構文変更       ・接続チェック機能の改善       ・動作スピード対策       ・オペレートログ書込方法 初期値設定誤記修正       ・出力テストプログラム諸修正       ・使用方法の手順記載変更       ・動作可能?機種追記、その他説明微修正 Ver 1.3: ・起動時プログラム連係機能の使用注意事項追加       ・終了時プログラム連係機能構文変更(スピード対策)       ・接続チェック構文の変更(メイン及び付属プログラム)       ・その他説明諸修正 Ver 1.4: ・重複命令回避のための自己出力状況確認構文を追加       ・動作条件待ち確認遅延時間の初期値短縮       ・説明諸修正・追記 Ver 1.5: ・接続COMポート指定ファイルを指定できるようにした。        (メイン及び付属プログラム)       ・接続COMポート指定ファイル読込チェック構文追加        (メイン及び付属プログラム)       ・プログラム起動時のRBIO接続チェックを選択できるようにした。        (メイン及び付属プログラム)       ・日付取得構文の合理化        (メイン及び付属プログラム)       ・オペレートログへの記載事項の整理と書式の変更        (メイン及び付属プログラム)       ・説明諸修正・追記 Ver 1.6: ・接続チェック構文の変更(メイン及び付属プログラム)       ・説明諸修正・追記 Ver 1.7: ・誘導負荷ノイズの影響で発生する不動作現象を改善        (メイン及び付属プログラム)       ・断続サイクル運転時の時間誤差を軽減させる構文追加        (メイン及び付属プログラム)       ・オペレートログの書込方法設定パラメータ文字の変更        (メイン及び付属プログラム)       ・テキストウインドウの表示位置サイズを指定できるようにした。        (付属プログラム)       ・起動時連係オプションの使用条件を緩和した(説明文変更)。       ・説明諸修正・追記 Ver 2.00:・正式名称から「簡易」を除外。       ・「動作させる出力コネクタ」で「ダミー」と「全コネクタ」を        設定できるようにした。       ・起動時接続チェック時のバッキング対策向上        (メイン及び付属プログラム)       ・自動更新モードで入出力確認表示をさせた場合に、状況に変化が        なければ表示を書き換えないようにした(ちらつき対策)。        (RBIO_STATUS_CHECKER)       ・ステータス表示記号をユーザーが変更できるようにした。        (RBIO_STATUS_CHECKER)       ・その他細かい修正多数        (メイン及び付属プログラム)       ・説明諸修正・追記       ・プリセットプログラム#1〜7を新規添付! Ver 2.10:・動作モードの追加及び既存動作モードの記号一部変更。       ・動作条件不一致で終了時に別途終了時連係先を指定できるようにした。       ・連係先に指定したファイルが見つからない場合は表示するようにした。       ・技術資料ファイルの添付開始       ・パスワードファイルの添付開始       ・説明諸修正・追記       ・プリセットプログラム#8 を追加 Ver 2.20:・時間計測方法の変更(メイン及び付属プログラム)。       ・オペレートログへ対象COMポートを記載するようにした。        (メイン及び付属プログラム)       ・説明諸修正・追記