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■■■■■■■■      RBIO-2U MISSION REFLECTOR ver2.20     ■■■■■■■■
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 正式名称 :十進BASICで動作する 指令書反映形 RBIO-2U 汎用出力制御プログラム
 バージョン : 2.20
 製作者   : セフィック
 URL   : http://www.venus.dti.ne.jp/~kn2/sefic.htm
 連絡先   : こちら
 動作環境  : 十進BASIC ver 5.9.3 以上がインストールされ動作可能な
         Windows-PC( OSはWinXP、CPUは1GHz以上を推奨 )かつ、
        ミッションファイルに随時アクセスできる通信環境(LAN・WEB等)
 動作確認  : WinXP + Pentium4(R)_2.6GHz + 1GB_ROM
         WinMe + Transmeta Crusoe(TM)_500MHz + 96MB_ROM
 制御対象  : 共立電子産業製 汎用入出力リレーボード RBIO-2U
 ソフト種別 : フリーソフト(寄付報奨は大歓迎)
 著作権   : 著作権は放棄しない。
 改変等   : プログラム改変は禁止しない。ただし改変後公開する場合は、
         改変内容と履歴を明記すること。
 転載条件  : 著作者情報が明記されれば許可は不要。
 免責事項  : 本ソフトの利用によって生じたすべての障害や損失に対して
         著作権者は一切の責任を負わない。

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  注記:WEB上の取扱説明書ではローカルファイルへのリンクは無効です。
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 <<目次>>

 ・概 要
 ・特 徴
 ・インストールの方法(初めてインストールする場合)
 ・インストールの方法(2回目以降の場合)
 ・アンインストールの方法
 ・使用手順
 ・ミッションファイルについて
 ・ログ転送について
 ・パスワードファイル(password.txt)について
 ・注意事項
 ・応用のヒント
 ・うまく動かない時
 ・その他・所感
 ・動作モニターの募集
 ・謝 辞
 ・更新履歴

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 <<概要>>

  このソフトはパソコンのCOMポートに接続したリレーボード RBIO-2U の汎用出力を、
 動作指令書(ミッションファイル)の内容に基づいて自動制御させることを目的に
 したBASICプログラムです。

 RBIO-2U で動作確認できていますが、COMポートに繋がっていれば RBIO-1 や  RBIO-4S でもたぶん動作すると思います。( RBIO-3E でも動きますが、動作は  かなり遅くなるようです。)  〜RBIOシリーズ〜  http://www.kyohritsu.com/CATALOG/KIT_CTRL/rbio_cart.html  また姉妹ソフトには以下のものがあります。  「 RBIO-2U SIMPLE CONTROLLER 」  http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se392005.html  「 汎用ミッションリフレクター 」  http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se409190.html <<特徴>>  ◆ローカルPCはもちろんのこと、LANで繋がったPCやWEBサーバに置いた動作指令   書(ミッションファイル)の内容を随時読込み反映させる、遠隔自動制御運転   が可能になります。    ◆WEBからのファイル自動読込に   「 SYSYA - HTTP Requester/Downloader ver1.22 」   http://hp.vector.co.jp/authors/VA023499/soft/sysya/sysya.html   を利用しています(作者の許可を得て同梱組込)。     ◆BASファイルを十進BASICに関連付けしておけば、ダブルクリックで起動し動作   後に自動終了させることができます。さらにWindowsのスタートアップやタスク   へファイルを登録すればパソコン起動時や指定時刻に動作をさせることが可能   です。  ◆ミッションファイルにはコネクタ動作命令のみならず、遅延命令、ループ命令、   外部プログラム実行命令、終了命令、リロード命令、ログ操作命令、ポート切   替命令、ミッション切替命令、文字列記憶命令を極めて簡単に記述することが   できます。ミッションファイルはテキスト形式ですのでサイズも小さく、多く   のアプリケーションで容易に加工することができます。  ◆それぞれの命令には入出力コネクタの状態や文字列記憶の内容を実行条件とし   て付帯することができ、さまざまな状況に応じた自動選択処理が可能です。  ◆外部プログラムについては、WINDOWS上で動作するものならアプリケーション実   行ファイル(拡張子EXE)に限らず、テキストファイル、htmlファイル、画像フ   ァイル、音楽ファイルなどアプリケーションに関連付けされたデータファイルを   全て指定し実行することができます(ver2.20より起動パラメータも付帯可)。   特にこの機能を使い姉妹ソフトの「 SIMPLE CONTROLLER 」に処理を繋ぐことで、   それぞれ単独ではなし得ない多彩な制御も可能になります。     ◆エラー、動作記録、入出力コネクタ状態などをテキストファイル(オペレート   ログ)に自動書込する機能を搭載していますので、自動制御終了後に動作状況   を分析することができます。また別途設定することでオペレートログをWEBサ   ーバに自動転送させることも可能です。  ◆バッキング回避機能により、同時並行処理が快適に実行できます。  ◆負荷ノイズに起因する応答不具合にも耐性をもたせ、動作継続できるよう工夫   しています。  ◆生プログラムなのでいざとなればおのおので自在にカスタマイズ可能です。  ◆実行スピードと動作タイミング精度の向上を随時はかっていますが、   高速な制御や時間的に精密な制御には向いていません。 <<インストールの方法(初めてインストールする場合)>>  ダウンロードした圧縮ファイルを任意の場所で解凍すると、  RBIOMRLT***(***はバージョンを表す数字)というフォルダと、そのフォルダの中  に以下のファイル(フォルダを含む)を生成します。 RBIO_MISSION_RLT.BAS       メインプログラム ▲ 取扱説明書.html         取扱説明書ファイル(このファイル)●   SETCOM.TXT            接続COMポート設定ファイル ▲ OPERATELOG.TXT          オペレートログ ●   receive.mdf           受信ミッション保持ファイル   submission.mdf          代用ミッションファイル ▲   wdc.bat             ミッション読込動作指示ファイル(自動生成)   sendlog.bat           ログ転送処理実施ファイル   ミッションファイルについて.html ミッションファイルについての説明書 ●   ログ転送について.txt       ログ転送についての説明書 ●   特記事項.txt           特記事項 ●   password.txt           パスワードファイル ●   sysaw(フォルダ)         SYSYAダウンローダー収納フォルダ   flag(フォルダ)         受信判定フラッグ収納フォルダ   put(フォルダ)         ログ転送関連ファイル収納フォルダ ▲   sample(フォルダ)        表示サンプル等収納フォルダ  ( ●:閲覧用ファイル / ▲:要設定ファイル / 無印:その他のファイル )  この時点で最初にダウンロードした圧縮ファイルは不要となりますので削除して  もらってかまいません。 <<インストールの方法(2回目以降の場合)>>  ・異なるバージョンを同一フォルダー下に解凍しても異名のRBIOMRLT***フォルダが   生成されるためファイルの上書きはされません。新しくインストールしたバージ   ョンへ既存の設定を受け継ぐ場合は、旧フォルダから新フォルダへ以下のファイ   ルを上書きコピーしてください。ただし、メインプログラムは再設定が必要です。    SETCOM.TXT    接続COMポート設定ファイル  OPERATELOG.TXT  オペレートログ    receive.mdf    受信ミッション保持ファイル    submission.mdf  代用ミッションファイル   ログ転送オプションを利用している場合は putフォルダ内にある以下のファイル   も上書きコピーしてください。    set.txt  ログ転送設定ファイル   ※WEB転送ログのURLはメインプログラムで設定することになりました。  ・同じバージョンを同一フォルダー下に解凍すると同名のRBIOMRLT***フォルダに   上書きインストールし全て初期化されます。以前の設定のファイルを残したい場   合は既存フォルダの名前を変更してからダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、   必要に応じて上の「異なるバージョン〜」と同じ処置をしてください。 <<アンインストールの方法>>  RBIOMRLT*** フォルダを丸ごと削除してください。 <<使用手順>> (1)RBIO の接続とデバイスドライバのインストール  RBIOをパソコンのCOMポート(あるいは仮想COMポート)に接続し、製品添付の  マニュアル(導入ガイド)に従いデバイスドライバをインストールしてくださ  い(RBIO-2Uの場合)。  ※デバイスの認識が自動で行われないPC環境では、デバイスマネージャ等で   「新しいハードウエアの追加」など OSの指定する方法に従い接続機器を認   識させる必要があります。  ※マニュアルは以下のページにもあります。   http://www.kyohritsu.com/CATALOG/KIT_CTRL/rbio123preview.html   http://www.kyohritsu.com/CATALOG/KIT_CTRL/rbio4spreview.html (2)接続 COMポートの確認と指定  まず RBIOが接続されているCOMポートの番号を、「システム」の「デバイスマ  ネージャ」などで確認します。  またその際「ポートの設定(通信設定)」を以下のように設定します(RBIO-2U  の場合)。   ・伝送速度:9600 bps   ・データビット:8 bit   ・パリティー:なし(None)   ・ストップビット:1 bit   ・フロー制御:ハードウエア     次にメモ帳などのテキストエディタを使って RBIOMRLT*** フォルダ内にある  SETCOM.TXT を開き、そこにRBIOを接続したCOMポートを記載します。  初期値は COM1 です。例:COM4  記載後は必ずファイルを SETCOM.TXT に上書き保存してから終了してください。  ※接続されているCOMポートの確認方法は OSによります。  ※別の機器が繋がれているCOMポートを記載してプログラムを実行するとフリー   ズします。ご注意ください。  ※参照するファイル名を変更することもできます。詳しくは後述の   【 接続COMポート指定ファイル 】をお読みください。 (3)十進BASICのインストール  このプログラムを動作させるためには十進BASIC(フリーソフト)が必要です。  以下のページから最新版をダウンロードしてインストールしてください。  http://hp.vector.co.jp/authors/VA008683/  (解凍だけでかまいません。セットアップを実行させる必要はありません)  注意:旧バージョンでは十分な機能を発揮できません。ver5.9.3 以上をインス     トールしてください。            ~~~~~~~~~~~~~ (4)RBIOの電源を入れる  RBIOの電源を入れ、基板上の緑のLEDが点灯していることを確認してください。 (5)BASファイルの関連付け  プログラムがファイルクリックで直接起動できるようにBAS拡張子ファイルを  十進BASIC に関連づけします。先に生成したメインプログラム  ( RBIO_MISSION_RLT.BAS )をマウスのダブルクリック等で起動してみてくださ  い。もし十進BASICが起動してファイルが実行されるようなら既に関連づけは完  了しています。もし「このファイルを開けません」とか「このファイルを開くプ  ログラムを指定してください」などと出たら「一覧から選択」などを選択し、  十進BASICのフォルダ(既定では BASICw32 )の中にある BASIC.EXE に設定して  ください。再びメインプログラムをダブルクリックした時に十進BASICが連動起  動すれば完了です。これで一通りは動くようになりました。 (6)メインプログラムの設定(随時)  RBIOをどのように動作させるかをプログラム上で詳細に設定します。  メモ帳などのテキストエディタを使って メインプログラムを開いてください。  プログラムの内容が表示されます。このうち「REM ユーザーの設定」という記  述から「REM プログラム本文」という記述の間に、" !<・・・>"(・・・は文字)  と書かれた部分がありますが、この左側にある数値や文字が通常ユーザーが設定  する部分です。  これらを上から順番に説明します。  ★【 起動時グラフィックアイコンの消去 】  ★【 起動時テキストアイコンの消去 】      関連づけ起動の際にデスクトップ下部に出現する十進BASIC独自の諸アイコン   を表示させない内容の記述がしてあります。特にいじる必要はありませんが、   CALLで始まる行をまるごと削除するとプログラム起動中にそれぞれに対応し   たアイコンがデスクトップ下部に出現するようになります。  ★【 数値取扱いの設定 】   十進BASICが扱う数値は通常十進数ですが、数値の扱いをハードウェアで直接   処理できる浮動小数点数に変更し、数値精度より処理速度を向上させる設定   にしています。特にいじる必要はありません。    ★【 ミッションファイルのパス名 】   このプログラムが参照するミッションファイルが置かれた場所を   「=」の後に""で挟んで記載します。   WEBサーバにある場合はURLを記載します(「http://」の省略不可)。   ちなみに初期値は、   ="http://www.venus.dti.ne.jp/~kn2/rbio/testmission.mdf"   となっていますが、作者がWEBサーバに置いたテスト用のミッションファイル   を指定しています。   ローカルPCにある場合はパス名を記載します。例えば、   ="C:\RBIO\PROGRAM\MISSION\mission_1.txt" のように書きます。絶対パスでも相対パスでもかまいません。が、パス中に   スペース(空白)がある場合は下記の「LANの場合の表記」に準じます。   パス中にスペース(空白)がある場合もこの要領で構いません。(ver2.20〜)   LANで繋がれた先のPCにある場合はちょっと厄介なのですが、   LANで繋がれた先のPCにある場合も上記「ローカルPCにある場合」に準じます。   (パス名を""" """のように多重引用符で囲む必要はなくなりました。(ver2.20   〜))例えば、   ="\\PC01\c\RBIO-2U\mission2.txt"   のように書きます。      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※ここにURLが書かれた場合には自動的にSYSYAを介してWEBよりミッションフ    ァイルをダウンロードする仕組みですが、随時インターネットにアクセス可    能な通信環境にあることが動作の大前提です。またHTTP以外のプロトコル   (HTTPS、FTPなど)には対応していません。   ※このパス名を頻繁に書き換えるよりは、最初に読み込むミッションファイル    を固定しておいてその中で次に読むミッションファイルを指定したほうが楽    かもしれません。詳しくは添付の「ミッションファイルについて.html」を    お読みください。  ★【 WEBからミッションファイルをDLする際に必要なユーザー名 】  ★【 WEBからミッションファイルをDLする際に必要なパスワード 】      WEB上でミッションファイルを収納したフォルダにアクセス制限を掛けていて   (掛けられていて)ダウンロードにユーザー名とパスワードが必要になる時に   それぞれ「=」の後に記載してください。初期値は "" です。例:="dj2rB4c"   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※サポートする認証方法は基本認証のみで、セキュリティ的には決して高くあ    りません。重要なパスワードの場合は記述を控えてください。   ※プロキシー用のユーザ名とパスワードはこちらにではなく、この下の「〜プ    ロキシー設定」に付記してください。  ★【 WEBからミッションファイルをDLする際に必要なプロキシー設定 】      プロキシーサーバを経由してのミッションファイル取得は更新性の問題からお   勧めはしませんが、企業のオフィス等でWEBへアクセスする際に設定が必須な場   合はこちらへ、ホスト名とポート番号をコロン(:)で区切って記載してください。   さらにプロキシーサーバへのアクセスにユーザー名及びパスワードが必要な場合   は、その後ろにアットマーク(@)を付け、続けてユーザー名とパスワードを   コロン(:)で区切って追記して下さい。   例えば、ホスト名が「host」、ポート番号が「8080」、ユーザ名が「kaisya」、   パスワードが「3jq8wc9」なら記載は ="host:8080@kaisya:3jq8wc9" となります。   初期値は "" です。   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※サポートする認証方法は基本認証のみで、セキュリティ的には決して高くあ    りません。重要なパスワードの場合は記述を控えてください。  ★【 ミッションを取得できない場合の運転方法 】      回線のトラブルなどで所定の場所のミッションファイルを参照できない場合、   プログラムにどのような運転をさせるかを選択します。   何の命令記載もない「白紙ミッション」で起動(当然すぐ終了)させる場合は   "W"、最後に実施したミッションを利用して運転させる場合は"B"、あらかじめ   用意された代用ミッションを使用をして運転させる場合は"S"を「=」の後に記   載してください。初期値は"W"(白紙ミッションで起動)です。例:="B"   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※"W"を設定すると、起動毎に「受信ミッション保持ファイル」をリセットしま    す。ミッション更新内容を忠実に反映させる運転を行う場合に適しています。   ※"B"を設定すると、とりあえず前と同じミッションが実行されるため、定期的    な動作を絶やしてはいけない運転や、リロード機能で常駐化する運転を行う    場合に適しています。   ※"S"は回線不具合時などに特定の運転をさせたい場合に設定します。添付の    submission.mdf 内にその際のミッションを記載してください。  ★【 接続COMポート指定ファイル 】   動作対象となるRBIOを接続したCOMポート名を記載したファイルのパスとファイル   名を「=」の後に記載します。初期値は"SETCOM.TXT"で通常変更の必要はありませ   んが、複数のRBIOが接続されていてこれを使い分けるような場合には指定してく   ださい。例:="SETCOM2.TXT"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※指定するファイルの拡張子は TXT でなくてもかまいませんが、内容はテキスト    形式で記載されている必要があります。   ※指定したファイルが存在しない場合や書式不備がある場合にはダイアログ表示    した後、指定ファイルを(無い場合は自動作成して)開きます。このときプロ    グラムは自動で終了します。   ※制御対象にするCOMポートはミッションの「ポート切替命令」で随時切り替える    ことができます。詳しくは添付の「ミッションファイルについて.html」をお読    みください。  ★【 プログラム起動時のRBIO接続チェック 】   プログラムを立ち上げた時にRBIO接続をチェックするかどうか選択できます。   チェックする場合は"Y"、チェックしない場合は"N"を「=」の後に記載してくだ   さい。初期値は"Y"です。例:="N"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※一番最初に起動するプログラムで一度RBIO接続チェックさせれば、以降で起動    するプログラムはチェックしない設定にしておく方が起動時間軽減につながり    合理的です。  ★【 遅延時間補正値 】(ver2.20〜)   ミッションで遅延命令を実行した場合の実遅延時間は、命令遅延時間にプログラ   ムやRBIOの動作時間が加算されたものになりますが、補正を加えることで実遅延   時間を命令遅延時間に近づけることができます。作者使用環境で最適となるよう   事前に内部設定してありますが、使用環境によって差がありますので再調整が必   要な場合は「=」の後に補正値(単位は秒)を入力してください。小数点以下も   記載可能で、正・負の値いずれも指定することができます。   初期値は0(ゼロ)です。例:=-0.50  ★【 オペレートログの書込方法 】   オペレートログの書込方法を指定します。過去の記録に追加して記録する場合   は"A"、上書きする場合は"V"、書込みしない場合は"N" を「=」の後に記載して   ください。初期値は"V"です。例:="V"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※書込みしないを選択した場合でも、ミッション内で文字列やコネクタ状況の    書込命令が出された場合はそちらを優先します。   ※記録の追加を選択した場合、ずっとそのまま放って置くとログファイルのサ    イズがどんどん大きくなり、オープンに要する時間がプログラム動作スピー    ドに影響を与える可能性がありますので、定期的にテキストエディタ等で開    いて内容消去するなどしてください。  ★【 オペレートログのパスとファイル名 】    オペレートログの生成先は初期設定では RBIOMRLT***フォルダの中ですが、これ   を変更したい場合やオペレートログのファイル名を変更したい場合にそのパス   とファイル名を「=」の後に記載してください。初期値は"OPERATELOG.TXT"です。   例:="C:\RBIO-2U\BASCTL\OPERATELOG.TXT"      ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※1つのオペレートログファイルを複数のプログラムで共有することも可能です。  ★【 オペレータ名称 】      オペレートログに記述するオペレータ名称を「=」の後に記載してください。   初期値は"RBIO_MISSION_RLT"です。例:="ミッションリフレクター"   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。  ★【 終了時のオペレートログ表示 】      プログラムの終了時にオペレートログを表示させるか否かを指定します。表示   させる場合は"Y"、表示させない場合は"N"、WEBサーバに転送した後ブラウザを   開いて確認する場合は"W"を「=」の後に記載してください。   初期値は"N"です。例:="N"   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※エラー終了した場合はこの設定に関わらず、オペレートログをテキスト表示    します。   ※"W"を有効にするためには別途設定が必要です。    詳しくは添付の「ログ転送について.txt」をお読みください。    この機能を有効にするとエラーで終了する際にもログ転送するので、遠方に    おいても不具合発生を把握することが可能になります。  ★【 WEB転送したオペレートログのURL 】ver2.10〜      【 終了時のオペレートログ表示 】で"W"を選択した場合に、参照するWEB転送先   オペレートログのURLを「=」の後に記載してください。   初期値は"http://www.venus.dti.ne.jp/~kn2/rbio/mrlt/tlguide.txt"(作者サー   バに置いた未設定告知のURL)になっています。   ※この設定項目は文字列変数なので必ず""でくくって記載してください。   ※この機能を有効にするためには別途設定が必要です。    詳しくは添付の「ログ転送について.txt」をお読みください。  /////////////////////////////////////////////////////////////////////////   【重要】それぞれの設定を変更したら必ず上書き保存してからテキストエディ   タを終了させてください。  /////////////////////////////////////////////////////////////////////////   (7)メインプログラムの起動  メインプログラム( RBIO_MISSION_RLT.BAS )をマウスダブルクリックしてプログ  ラムを起動させます。  初めて起動させる際、WinMeやWin98ではDOSプロンプト窓が自動で閉じず、処理が  進まない状態になりますが(DOSプロンプトの仕様による)、DOSプロンプトのタイ  トルバーを右クリックし、ポップアップメニューの[プロパティ]の[プログラム]  で[プログラム終了時にウィンドウを閉じる]をチェックし、[OK]ボタンを押  して設定すれば、次回立ち上げ時より対象としたプロンプトは自動的に閉じ、処理  が継続されるようになります。  設定した動作がきちんとなされプログラムが自動的に終了すれば正常です。  ************************************************************************** <<ミッションファイルについて>>  ミッションファイルへの命令記載の仕方などについては添付の  「 ミッションファイルについて.html 」をお読みください。 <<ログ転送について>>  WEBサーバへのオペレートログ転送オプションを使用する場合は添付の  「 ログ転送について.txt 」をよくお読みの上、必要な設定をしてください。 <<パスワードファイル(password.txt)について>>  詳しくは パスワードファイルの内容 をお読みください。 <<注意事項>>  ◆動作中のプログラムを強制終了させるにはESCキーを長押しします。   ただし強制終了させた場合は最後の出力コネクタの状態が保持されますので、   必要に応じてRBIOのリセットスイッチなどを押すようにしてください。  ◆プログラム実行状態は、十進BASIC を動かすパソコンのスペックやOSに大きく   依存します。クロック数の低いCPUでは関連づけで十進BASICのシステムが   起動するまでにそれなりの時間を要します。ただし一度立ち上がってしまえば   遅延処理時間の誤差等はそれほど大きなものではありません。また必要なけれ   ば起動時のRBIO接続チェックやオペレートログの書込をしない設定にする方が   余計なアクセスが減り実行速度は早くなります。  ◆RBIOの出力コネクタ番号が基板上の並びに対して不規則ですプログラムは対応   していますが、配線時には十分確認してください。特に CN3、CN4、CN7、CN8   のコネクタ位置は要注意! <<応用のヒント>>  @プログラムファイルをWINDOWSのスタートアップに登録すればパソコンの起動時   に、またWINDOWSの「タスク」に登録すれば指定日時に動作させることが可能に   なります。  Aプログラム(RBIO_MISSION_RLT.BAS)を複製し、それぞれ設定を変えたものを作   って動作させることで諸条件に対応した制御が可能です。例えば参照するミッシ   ョンファイルの設定を変えたものを複数作り動作させれば、多系統からの指令も   反映できます。ただしこのプログラムは単独では動作できませんので、複製化す   る場合は親フォルダごと行ってください。  Bプログラムは制御種類ごとにフォルダを作って整理するとすっきりします。   頻繁に使うプログラムはショートカットをデスクトップに作ったり、ランチャー   に割り当てると便利です。  C当プログラム最大のメリットは、直接RBIOやその接続されたPCにアクセスする   ことなく自動運転制御できる点にあります。実際にインターネットに接続して   WEBのミッションファイルを更新できる環境さえあれば、間接的ではあるけれども   地球の裏側からでも簡単にRBIOを操れるのです。さらに連係命令も使えばそれ以   外のことも制御できるでしょう。そしてこれだけの事をやるのに一体いくら掛か   りますか? RBIOを買ってネット通信費を払ってもせいぜいしれています。低コス   トであることも重要な特長だと考えています。  Dこのプログラムは連係機能を使い、姉妹ソフトの「 RBIO-2U SIMPLE CONTROLLER 」   と相互に補完することでより多彩な制御も可能にしていくことを狙い製作しました。   どうぞ双方さらには他の外部プログラムも組み合わせて様々な制御をお試しくださ   い。 <<うまく動かない時>>   RBIO が思うように動かない時は以下のことを確認してください。    ■1:デバイスドライバは正しくインストールされているか?    ■2:パソコンがCOMポート接続機器を認識しているか?    ■3:RBIO がパソコンのCOMポートに正しく接続されているか?      (接続するケーブルの品質精度にも影響されます。)    ■4:RBIO を接続したCOMポートを設定ファイルで正しく指定しているか?    ■5:RBIO の電源は入っているか?電源の仕様は適切か?    ■6:RBIO基板のOK-LED(緑色)が点灯しているか?       RBIO基板のNG-LED(赤色)が点灯していないか?    ■7:ポートの設定(通信設定)は正しい値になっているか?    ■8:十進BASICは適切なものをインストールしているか?       また、プログラムに関連づけされているか?    ■9:プログラムの設定や内容に不備はないか?       (記入間違い、記入落ち、必要箇所の誤削除、余計な記述等)    ■10:プログラムは最新版か?       (最新版では過去の不具合が改善されている可能性があります。)    ■11:ノイズや電波等の影響を多大に受けていないか?       (ノイズ等の影響を受けるとRBIOが正常に動作しない場合があります。       白熱電灯やヒータなどの「抵抗負荷」に比べ、送風機やモータなどの       「誘導負荷」が与える影響は大きく、状況次第では事前に物理的対策       を講ずる必要があります。) <<その他・所感>>  ◆どうしてBASICプログラムなのかというと、ズバリ簡単だからです。特に十進   BASICはヘルプファイルでのリファレンス充実に加え、ホームページや掲示板   でのユーザーサポートが懇切丁寧にされていてわかりやすいのでこれを利用す   ることにしました。ただネイティブコード生成言語でないので、スピードや精   度を求める場合は他の言語の方がメリットがあるかも知れません。得意な方は   是非移植してみてください。その際は是非フリーソフトで提供を!  ◆最新の説明書はホームページに置きますので随時参照してください。  ◆作者への問合せは自由ですが、どんな内容にも必ず回答するとは限りませんの   でその点はご了承ください。なお有償でよければ個別の環境や制御方法に対応   したカスタマイズや出力ユニットの設計製作などもいたしますのでその旨お引   合ください。 <<動作モニターの募集>>   当方以外のさまざまな使用環境(PC/OS/RBIOタイプ/他)でのプログラム動   作についても把握したく、動作確認にご協力いただけるモニターユーザー様を   募集しています。RBIO-2U はもちろん RBIO-1、RBIO-3E、RBIO-4S のユーザ様   も歓迎します。モニターの皆様からのご報告は改良のための貴重なデータとし   活用いたします。ご協力いただける方は こちら までご連絡ください。 <<謝辞>>  ★十進BASIC をフリーソフトで提供されている 白石様 に感謝します。  ★SYSYA をフリーソフトで提供され、組込同梱を許可くださった A.Y.DAYO様   に感謝します。  ★動作確認等で多大なご協力いただいた 共立電子産業(株)技術課様 に感謝   します。 <<更新履歴>> Ver 1.00: 公開開始。 Ver 1.10: ・「ミッションを取得できない場合の運転方法」機能の改善と         設定項目追加        ・ログ転送オプションの追加        ・「終了時のオペレートログ表示」設定項目追加        ・オペレートログ記載イベントの追加        ・ミッション記載用命令の追加、メモ書き用先頭文字の定義        ・各説明書修正・追記 Ver 2.00: ・入出力コネクタの状態を命令実行条件に設定できるようにした。        ・入出力コネクタの状態をオペレートログに出力する命令を追加        ・ミッション記載におけるメモ書き用先頭文字定義を変更        ・WEB上のミッションファイル取得時にプロキシーサーバを利用可能         にした。        ・「ミッションを取得できない場合の運転方法」機能不具合の再改善        ・同梱 SYSYA のバージョンアップ        ・各説明書諸修正・追記 Ver 2.10: ・文字列記憶命令を追加(命令実行条件へも追加)        ・オペレートログへの任意文字列書込命令追加        ・ログ転送エラー時のリトライ機能追加        ・WEB転送ログ参照URL設定をメインプログラムで行うように変更        ・プロンプト窓が自動で閉じない場合の対策表示機能追加        ・WinMe,98,95等でプロンプト実行時に参照するショートカットを添付        ・メインプログラムのファイルサイズ減量化        ・諸ファイルのリストラ・配置転換        ・readme.txt → 取扱説明書.html に変更        ・システム概念図作成        ・各説明書諸修正・追記 Ver 2.20: ・WinMe,98,95においてミッションを読込めない不具合を改善        ・コネクタ状況取得方法の改善(RBIOレスポンス遅延対策)        ・「ミッションファイルのパス名」記載方法の改善        ・「遅延時間補正値」設定項目追加        ・ミッション記載制限の改善、メモ書き用先頭文字追加        ・外部プログラム実行命令の追加(連係命令を拡張)        ・メインプログラム内部構造の合理化、ファイルサイズ減量化        ・各説明書諸修正・追記