よりよい交流のために 異業種交流懇談会 静岡シープレイス

★情報交換はギブ・アンド・テイク

 自分の糧になる情報を得たいという野心を持って交流会に参加することは
 ごく自然なことだと思いますが、
 すべての参加者が受信専用モードならコミュニケーションは成り立ちません。
 逆に一方的な情報発信だけを行ってもそれは同じです。
 自分からさまざまな話題を提供し、他の人の言葉にも耳を傾け応答していく
 双方向性こそが交流のもっとも重要な要素であります。

★自己研鑽も交流の要素

 交流相手は「魅力的なアイテム」を持っている人間に価値観を感じ、
 積極的にコミュニケーションをはかって「自分のアイテム」を見せます。
 普段から自己研鑽し、「魅力的なアイテム」をたくさん持つように励むことも
 交流には大切なことです。

★相手を尊重する

 さまざまな生き方をする人の集まりですから、個々の考え方や視点は違って
 いて当然で、それこそが自分に刺激を与えるメリットです。
 相手の考えに安易になびく必要はありませんが、
 参加者の人格や考えは十分に尊重し、礼節をもって臨みましょう。
 そうすれば、きっとあなた自身も尊重されるでしょう。
 いつも会う顔なじみにも「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに。

★アクションは明確に

 もし相手に迷惑をかけてしまったときには、頭を下げて謝罪の言葉を、
 また相手に施された場合は、頭を下げてお礼の言葉をきちんと発しましょう。
 これはごく当たり前のことなのですが、できない人が意外と多く、
 誤解を生む大きな原因にもなりえます。

 さまざまな挨拶をはじめとして、すべきアクションは決して略さず、
 自分の気持ちが相手に伝わるように明確に行う事が大事です。
 またどのタイミングで行うかということも重要ですが、
 期を逃したからと行って、いい加減にごまかしてしまってはいけません。
 後からでもきちっとアクションしましょう。

★継続は力なり

 当会は一度参加して名刺を配ったぐらいでは何の効果もありません。
 継続した参加でより深い理解と信頼を育むことが大切です。
 また主催者から見れば、参加回数は会への貢献度と同等と言えます。

★依存するべからず

 会に一方的に依存したり、誰かがやるのを待っていてはいつまでも進展しません。
 受身になることなく、常に積極的にかかわり自主的に行動していくバイタリティが、
 多くのキッカケと人望を生む原動力になります。
 
★レスポンスは意識を映す

 主催者や参加者からの連絡には真摯かつ迅速に応答しましょう。
 相手からメールが来たときには、あなたの対応が試されているとお考えください。
 大きな視野と細かな配慮を持ってレスポンスすれば、
 賢明な人にはその心が必ず伝わります。
 内容をよく把握しないで形だけのいい加減なレスポンスをすればすぐに見抜かれ、
 人格や教養を疑われます。無反応は論外です。

★アフターフォローで繋ぐ

 せっかく会で得た縁も、放っておけばたちまち風化します。
 事後にきちんとフォローするかしないかでその後の可能性は大きく変わります。
 相手の信頼や関心を維持するために戦略的に行動することも時には必要です。
 ただし、やりすぎは逆効果。常に相手への配慮を忘れてはいけません。

★運営への配慮

 主催者は多くのリスクを背負って会を運営しています。
 もう疲れたとサジを投げればたちまち会は消滅します。
 会を無理なく継続していくためには不必要な物理的・精神的な浪費を減らし、
 運営負荷を出来る限り低く保つことが重要です。
 参加者にはこの点を十分理解の上、尊敬できる社会人として、
 運営に配慮した合理的かつ紳士的な対応を心がけていただきたいと思います。

 主催者もまた人間ですから個々への対応は決して平等ではありません。
 アクティブな人にはアクティブに、誠意には誠意を持って対応します。

★人は常に評価されている

 交流会といっても一般社会と同様、自分の行動は常に他人に評価されています。
 また自分の行動は全て自分の責任です。


                         Written by Keisuke Nakada.