Q:アーミーナイフ選びのポイントを教えて

突然ですが今度 私はアーミーナイフを買おうと思っています.そこでノコギリ付きのものを買おうと思いビクトリノックスのキャンパーとハントマンどちらを買おうか迷っています.
二者の違いははさみがついているかどうかというところなんですが,はさみは付いていたほうが便利でしょうか?
私はアウトドア初心者なもので,わかりません.キャンプをする上ではさみはあったほうが便利でしょうか?
お忙しいとは思いますが,教えてもらえませんでしょうか?

A:必要最小限の機能のものがお勧めです

アーミーナイフについてのお問い合わせですが、結論から申しますと、私は、ノコギリもハサミもついていないものをお勧めします。
まず、ハサミについてですが、これは、用途としては、釣りをなさる方がラインを切るために使うのがほとんどです。通常の使用なら、ハサミが欲しいと思うシチュエーションでも、ブレードを使えば事足りることがほとんどです。それから、ノコギリのほうですが、これは、生木の細い枝を切る場合くらいしか用途がありません(植物採集などを仕事や趣味とされている方は、重宝しているようですが)。太めの木を切断するには、アーミーナイフに付属のノコギリでは、正直言って使いにくいです。
ちなみに、私は、キャンパーの一つ下のグレードになる『ソルジャー』(アーミーナイフの語源となったスイス陸軍正式採用のベーシックモデルですね)を愛用しています。
もし、どうしてもキャンパーかハントマンかという選択で迷われておられるのでしたら、ハサミを装備していないキャンパーのほうをお勧めします。
余談ですが、日本では、ほとんど全てのオプションを装備した『チャンピオン』がけっこう売れていますが、あれはもともと、ビクトリノックスのディストリビューターがビクトリノックスの機能を説明するためのデモンストレーション用モデルなのです。グリップの幅が7〜8cmもあるナイフ、しかもほとんど使わない機能満載のものなんて、ただのかさばる荷物ですよね。だけど、フィールドでこれを使っている人がかなりいるんです。不思議な国ですね。でも、ナイフ一本持つと、何故か心浮き立つのは、やっぱり男子共通のロマンですよね。

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