一郎とは、主に、長男に付けられる名前である。と、ともに、 太郎に続いて、思いつく可能性が高い男性名である。(違うという説もあるが。) 特に、ここでいうところの、イチローは、そういう一般名詞的に使う一郎で はなく、固有名詞としてのものである。 この名前は、「キカイダー01」なる特撮ヒーローの主人公の名前 であったが、彼は、ジローの「渡り鳥」路線をほとんど受け継いではいたが、 それの演出の小道具を「トランペット」という、当時の常識を覆す ものにしたのである。
次郎とは、「次男である」ということを意味するためにつくられた固有名詞 である。自分が何なのか?ということを、定義づけするのを放棄された 名前ともいえる。 しかし、それは、完全に悪いことともいえないのが事実である。 名前にこめられた意味が、先天的なもの、後天的なもの問わず、 彼の人生に多大な影響を及ぼすことがあるからである。 そういう呪縛から放たれたこの名前は、そういうものがほとんどない という魅力的な名前であると、考えることができるのである。 「キカイダー」という特撮ドラマが、20年前ほどにあったが、 その主人公のことをここでは、特に指す。 彼は、丸で、「ギターを持った渡り鳥」よろしく、ギターを背負って行動し ており、彼の先頭モードにはいる時は、それを使って演出を行なっていたのだ。 やはり、そこでも、明らかな、パクリが行なわれていたのである。
十文字こやたとは、かの「大江戸捜査網」の主役を閉めた人物の役名である。 彼の流し目には、世の女性は、いちころ(死語)であったと思われる。
もし、現在、この番組を見られなくても、半年待って欲しい。 ほぼ間違いなく、UHFのチャンネルで、その再放送が行なわれる ことは間違いない。
これは、読んだそのままを実践して、 自分のために他人を利用するということを、道徳的な感覚を 捨て去って、完全に行なった、 けうな存在を誇る親父のことである。
ただ、これが起こったのは、我母校、園田中学校の目と鼻の先で 起こったことなのである。それだけに、妙にリアリティーがあり、 みのけのよだつはなしに感じたのであった。