- 8月10日
今回の18切符旅行は5日間の予定で出発
である。端っこ1日ずつで移動し、中3日で
北海道内の移動である。
元住吉から函館まで。
移動経路
元住吉 |
渋谷 |
上野 |
宇都宮 |
黒磯 |
郡山 |
福島 |
仙台 |
一ノ関 |
盛岡 |
八戸 |
野辺地 |
青森 |
函館 |
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(新幹線) |
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(はつかり号) |
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(快速海峡) |
(快速・ミッドナイト) |
- 東北本線内の普通電車は
その車両が少なくなればなるほど混みがひどくなる。
- そのような車内に、いがぐりでこぼこ2人コンビがいた。
そのうちの大きいほうの口癖は
「ヒューチャリング」なにか、自分にとって得意で興味深い
事象を観察した時には、必ず「これは、ヒューチャリングしてる」
といいつづけるのである。
- 盛岡からの電車に乗っていたひょうがらの人
- 野外生活風のロン毛のおっちゃん
- 青森県内は雨がちであった。
電車の時刻は多少遅れ気味
- 第一日目の飯は3回であった。
一回目は元住吉で電車に乗る前、
二回目は仙台での幕の内弁当、
三回目は野辺地でとり飯を食った。
- 八戸と野辺地の間の特急は快適ではあったが
八戸→青森で特急に乗った場合に比べて500円ぐらいしか
差がないのがちょっとショックではあった。弁当代の3分の2では
ないか。
- 夏休みのオンシーズンだけあって、海峡号もほぼいっぱい
であった。次の乗り継ぎ列車であるミッドナイト号の席が
あいているかどうかの心配があったが比較的すんなり座れた。
海峡号の席の通路をはさんで隣側にはさきに特急で
青森入りしたと思われる親子が座っていた。
普通ならその年頃では口をききたくないと思われる息子の
年恰好であったので、少々奇妙に印象がある。
- 今回ここまでは、前回まででよく食べていたそばを
くっていない。そのおかげで変なおなかのかんじがなくて
比較的快適だ。
旅ではついついいろんなものを口に入れてしまいがちだが、
あまり運動をしないのでそれにあわせた
接触が必要なのだろう。
弁当とおにぎりと雨のみである。
- 8月11日
道東の移動の一日である。
少し遠出して根室までも。
函館、苫小牧から根室、釧路まで。
函館 |
苫小牧 |
追分 |
夕張 |
新夕張 |
新得 |
帯広 |
釧路 |
根室 |
釧路 |
(快速ミッドナイト) |
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(特急スーパーとかち) |
(快速狩勝) |
帯広 |
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- ミッドナイト車内では。
隣の客と寝ているときに膝攻防である。
- 翌日、苫小牧で下車して追分へと向かう。
追分で時間があったので降りてみた。
小さなまちであったがそれでもそのさき石勝線を
夕張方面に行くとそれが大都会に思える風景が
広がっていく。隣の東追分という駅は
周辺住民が20ぐらいしかないと思われるぐらいである。
- 夕張を回って新夕張へ戻り、そこから
特急で新得までいたる。
新得から快速狩勝に乗車する。
快速といいつつ、1両のディーゼルカーである。
ボックス席といっしょに乗り合わせたおばちゃんは18切符使いであった。 話を聞けば札幌の人で、18切符の季節になるとふらっと
こんな旅に出るという。快速ミッドナイトの車両から
カーペットカーがなくなって夜行列車に乗るのが
億劫になって東北地方への旅行はあきらめたという。
はなしはあまり盛り上がらずそのままなんとなくわかれてしまった。
- 列車の中でよく目にするのはデッキに置かれているおりたたみ
自転車である。最近折りたたみ自転車も持ち込めるようになって
このような風景がよく見られるようになったような気がする。
- 帯広から釧路への列車においては帯広の通勤通学圏
内では人が結構乗っていたがそれをすぎれば一気に人が
減っていった。そこから終点まではそのメンバーに変化はない。
おそらく大方が18切符客に違いない。
釧路の通勤圏に入ると釧路までの客が乗ってくる。
- 釧路ではトイレを借りようと思ったが、駅員に
列車の便所を使うのがはやいといわれたのでそうした。
その列車は根室行きの列車である。
その乗車途中(尺別の手前)で長い砂浜の海岸があった。
泳げたらさぞ気持ちよいのにと思うが、いくにはあまりにも遠い
ということだろうか。
この列車は比較的客が固定である。つまり最後まで乗りとおす
人が多いというわけだ。というのも釧路から根室への列車は
普通と快速しかないからである。しかも途中は
小さな街か、原野の中の駅しかないのであまり乗り降りもない
ということなんであろうか・。
客もそれなりにいる。これは盆休みゆえのことだと思われる。
- 根室についたら既に薄暗くなっており、何をするでもない
感じであったので、5分後に発射する同じ列車に乗って
釧路にとんぼ返りしてしまった。
ただ、ひとつ列車を遅らせると、特急型の快速に乗れた
はずなので多少は惜しい気もしたが、これほど薄暗くて
寂しいところをうろうろするのも気がひけたのである。
- 釧路に到着すると幻想的な風景がそこにあった。
というのは、釧路の夜は霧でけぶっていたのである。
結構近くで視界が切れてしまっている。
釧路の町をうろうろして飯屋を探したが居酒屋以外は
あいてなかった。釧路市の隣jは釧路郡釧路町という
まちがある。駅から40分ぐらいでつく場所にある
健康ランドを今晩の宿とする。
いき方がよくわからなかったので多少うろうろした。
途中でコンビニの弁当を購入して外で食べたのであるが
箸がついていなかった。仕方がないのでペンを箸代わりに食った。
ちょっととんでもないようにみえるが、ペンがないことを考えれば
まだまだましなのかもしれない。
弁当を食べた後国道44号線に出たが、
そこに、本屋と銭湯を発見した。
本屋はなぜかえろ系が以上に充実している本屋であった。
隣の銭湯は12時までの営業であったが、車があったら
重宝するところであろう。
そこからあるいて20分ほどで目的の健康ランドへ到着した。
入ってみると、風呂のかずは店の規模の割に少ないと思った。
ミストサウナがない・ヒノキ風呂がない、少々寂しい。
ボンなので混んでそうに思ったが、レストルームには結構
あきがあったので寝る場所には困らなかった。
値段はだいたい 1500プラス1200円税込み。
- 8月12日
道東の移動の一日である。
少し遠出して根室までも。
釧路から網走経由旭川まで。
- いびきをそれほど聞かずに過ごせた健康ランド
を後にしたのは8:00過ぎほどである。釧路駅を9:00丁度に
出る快速しれとこに乗車するためである。
釧路駅までの戻り方は行きにすすんだ道を逆に通る
ことで帰ることができる。44号線を戻っていき、川北どおり
なる通りとクロスした時にそちらの通りにおれてひたすら
線路まですすめばよい。川北通りの右手に並行に
ある松浦通りに移動していくと駅の北側に出ることができる。
駅までの道で気になったのはかもめの声である。
からすのかわりに街にかもめが飛んでいるという状況があるのだ。
- 9:00に釧路発の快速しれとこは網走行きである。
途中の釧路湿原・知床斜里・原生花園など、観光
コースとしても申し分ない。
羅臼岳、斜里岳、オホーツク海の深青、一直線の海辺の線路。
ここら辺の風景一つ一つを堪能するためにはスポット的に
集中的におとづれる必要があろう。
- 網走では待ち合わせ時間4分ほどで、全然駅を出て
散策する時間がなかった。今回は網走訪問はあきらめざるを
えなかった。乗ったのは遠軽行きである。
- 北見をすぎるあたりまで比較的開けたところを走っていたが、
北見をすぎれば急に山間にはいってくる。
- 結構に気づきがよい女の人がトレンディードラマのチェックに
余念がない。そのころには峠を越えていて、列車のスピードは
30キロぐらいである。今にも止まりそうではあるが
かなりエンジンを鳴らして懸命にけなげに走っている。
エンジンの出力が弱いというべきなのだろうか。
常紋トンネルを越えると本来のスピードになった。
やはりずいぶんな上り坂だったのだろうか。
- 遠軽駅では乗り換え列車待ちで1時間半ほど止まる。
駅から5分ぐらいのところにある食堂で昼飯をとった。
800円チャーシュー麺である。
チャーシューが厚切りでもさもさしている素人づくりの
ラーメンである。スープはしょうゆを頼んだ(あとみそ・しおがある)
が結構スープの味は少し塩辛かった。
しかし、おなかも減っていたのでおいしかったには違いない。
- 飯を食った後、遠軽駅の周辺を見に行く。
遠軽駅は石北線の途中の駅にもかかわらず
スイッチバックの形をとっている。もともと別の線であった
物を石北線とよんでいるからだ。
スイッチバックの今は既にないほうにも線路がむかしは
のびていた。名寄本線という名前の線である。
名前の通りここから名寄までの鉄道線であった。
駅から見れば先が続いているような感じであったが、
実際に見にいってみると山のかげになるところには既に
レールはない様子であった。まさに廃線を物語る
事実であろう。
- 次の乗り換え列車、旭川行きに乗る。
この列車の走行区間は半分ぐらい山あいを走る。
時刻表にもあったがあまりにも人が乗らない駅がいくつか
廃止された区間でもある。そのおかげで一駅の区間が
30キロ以上にもなるところができたという。
見てみれば、駅が廃止されたといっても駅の建物自体は
まだ残っているのでそんなにはなれている気がしないかもしれない。
廃止を免れた駅でも乗降客が少ないのが特徴ではある。
山間の駅なのでしょうがない。
このあたりも峠を越えること激しいらしく、30キロぐらいの
低速では走ることが結構ある。そういうところで窓を開けて
自然の空気をかんじるというのもなかなか楽しいものがある。
- この間腹の調子があまりよくなかったので
屁とともに中身が出そうな状態になっていた。
- 旭川に到着して、今晩とまる健康ランドを目指して
あるく。途中、買い物どおりのCoCo一番やでビーフカレーを
食べた。うまい。
- そこから買い物どおりを抜けて40号線に出て
稚内方向に歩いていく。
途中に朝日橋という箸があって、その河川敷では
盆踊り大会が催されていた。音が町じゅうに広がっていた
のが印象的である。あと、「旭橋観光センター」という
建物が住宅街にあってそれはソープランドらしかった。
- 泊まるべき健康ランドまでの道のりは長かった。
駅から1時間ぐらいは歩いたような気がする。
- 8月13日
道北の移動の一日である。
新旭川から稚内、旭川まで。
- 翌日は、歩いて新旭川へ。そこから宗谷本線の
始発に乗り込む。行き先は稚内ではなくて幌延という
ところである。途中音威子府で50分もの長時間の停車
だったので駅の近くの商店で本とお菓子を調達。
このとき購入した本はちょっと失敗であった。
- 幌延から先は2時間待ちであったので、せっかくなので次の駅
まであるいてみることにした。ちなみに隣の駅は南下沼
というところであった。地図で見ると国道40号線と宗谷線が
クロスしているところである。
地図でなぞってみるとたいしたことがないのだが、
その形を保持したまま何十倍何百倍の距離の移動が必要で
あった。1時間半で南下沼に到着。確かに駅はあった。
アプローチする道もかろうじてあった。しかしかなりの草ぼうぼうで
待合室は最高収容人数2人、しかも虫ばかりが目立つ室内で
どうやって待ち合わせるのだろうか・・。
駅も1両が止まっていっぱいいっぱいの小さな駅である。
時刻表を見ても上下合わせて4本しか停車しないという
すごい状態である。
しかも乗りたい普通列車は通過してしまうので次の駅まで歩く
ことにした。そこから40号線沿いに歩くこと30分。左に折れ曲がって
並行する線路へ向かった。踏切から見れば下沼駅は200メートルほど戻ったところにあるようだった。感覚でそうだったが実際にあるくと
もっとあったような気がする。見通しがよかったので近くに見えたのかもしれないが・・
下沼にいたると先ほどの南下沼の駅に比べればその立派さに
驚きを禁じえない・・といっても無人駅には違いないので
立派もないのかもしれないが、待合室が車掌車を改造したもので
先ほどの虫の王国に比べると雲泥の差である。
待ち合わせ時間は15分ぐらいであったが、よく間に合ったものだ・・
と少々胸をなでおろしていた。
- 下沼から乗った列車は後ろにトロッコ車両をひいており
何に使うのかとおもったら、抜海と南稚内の間だけで、外の風景を
楽しみために使うらしい。
特別に車掌も乗り合わせておりいちいち周りの風景を解説
してくれる。抜海・南稚内の間では列車のスピード自体が
遅くなって風景を楽しませてくれる。利尻島が見えるスポットでは
極限に遅く走り、写真をとるチャンスを提供してくれた。
その関係で通常のダイヤに比べてずいぶん遅めの終着の到着
である。
- 稚内ではあまり滞在時間もないため、ノシャップや宗谷などの
岬までは足を伸ばす余裕がなかった。その代わりに駅の周辺に
あった稚内ロープウェイに乗車。往復240円であった。
- 稚内からの帰りにはいくつかの選択肢があったが、
大きく分けて2つある。
ひとつは特急スーパー宗谷で旭川まで出て札幌からのミッドナイト
で帰る方法、もうひとつはゆっくり各駅停車で帰って旭川で
一泊してから帰るという方法である。
どちらにしても切符を追加して買う必要がったが、
結構迷った上に、後者を選んだ。結局ゆっくり帰りたかったのである。
そのために必要な切符は青春18切符の追加である。
稚内駅で購入した。
ここで購入した18切符はマルス端末で作った味気ないものではなくて
印刷したものにはんこを押しているタイプであった。
記念にとっておきたくなるタイプである。
- 名寄行きの最終列車に乗る。名寄行きといっても
この列車の通過駅のうち下沼、南下沼のところは
もう一度目にとどめたくなった。あれだけ時間をかけてあるいた
ことを思えばそうである。2時間もかけたのに列車では10分ほど
であった。
音威子府で50分も停車をする。昼間に停車するのはよいのだが
真っ暗になってから50分も停車されてもなかなか困る。
周りに街灯すらないのでどこにもいけぬ。
- 旭川まで乗ってから、
駅近くの繁華街で旭川ラーメンを堪能する。
今日宿泊する健康ランドは
昨日とは別のところにある。
昨日は駅の北側で40号線沿いであった
が今日は駅の南で12号線沿いなのである。
12号線はちょっと高台を通っており、健康ランドも一番高くなった
ところにあった。ただ、12号沿いであったのでそんなに急な坂道
を登る必要もなかった。実は間違えて「高砂温泉」とかかれた
方の道に入ってしまったのである。その道は入るなり
急激な坂道を登ることになったのだ。しかし登れど登れどあかりが
ない・・・。結局別のほうから下山して12号に出たところに
目的の健康ランドがあったのだ。(のぼらんでよかったやん)
というのが心の叫び。
健康ランドは釧路で入った健康ランドと姉妹店の健康ランドであった。
ただ料金は多少違ったような気がする。
- 8月14日
北海道函館方面への移動である。
伊納から旭川経由函館、青森、新青森まで。
伊納 |
旭川 |
岩見沢 |
札幌 |
長万部 |
函館 |
青森 |
新青森 |
|
(特急ライラック) |
|
(快速ニセコライナー) |
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(快速海峡) |
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- 翌日は旭川駅ではなくて一番近そうな駅である
伊納駅から乗り込むことにした。
しかし、途中で道を間違えてしまい、5分の差で電車を逃してしまった。
目で列車が出て行くのを確認できるぐらいのところにまで
いったのだが・・かえってくやしがったかも知れぬ・・。
結局この遅刻で計画を変更せざるをえなかったのだ。
最初は青森まで特急話だったのだが、旭川から
岩見沢まで特急を利用することに。
旭川まで戻り特急ライラックを利用して岩見沢まで乗って
そこから快速に乗り換えて目的の列車「快速ニセコライナー」
に乗ることにした。
- 伊納駅は既に無人駅になっており、よくあるような
車掌車を改造した待合室が用意された。
客が多いのか、2つも用意されていた。
急いで健康ランドを後にした加減で便意があったので
そこの便所を利用した。汲み取り式である。。
- 伊納から留萌線の旭川行きに乗り、旭川で
岩見沢までの自由席特急券を購入する。
特急ライラックに乗車するのである。
さすが特急車両の椅子は座りごこちがよい。
思わずうとうとしてしまった。
そのうとうとが丁度下車駅の岩見沢の直前で襲ってきた。
ふっと目がさめると列車は岩見沢に到着していたのだ。
慌てて、飛び出てしまった。隣に座っていた人を
驚かせてしまったかもしれない。
- 岩見沢から札幌へ、石狩ライナーなる快速
列車に乗って移動である。区間快速と銘打っているから
札幌の近くになってやっと快速運転になる。
この列車に乗り合わせた3人組。
子供と母親と姑がいたが、子供が偉そうに振舞っているのが
印象的であった。
札幌では10分程度の待ち合わせで快速ニセコライナーに乗り換える。
この列車は4時間ぐらい乗るので札幌で食料の調達が
できればよかったのだがそんな時間もないので、ペットボトル
で我慢することにした。伊納駅の近くのセイコーマートで
購入した日替わり弁当が長万部まで持つかどうか
それが気がかりではあった。
乗車人数を見れば倶知安あたりで駅を出て
食料を調達することは厳しいような気がした。
まあ、そのときの腹具合を考えればそんなに心配することは
ないとはおもったが。
長万部までは本を読んだことと熟睡したこと以外には
やったことが思いつかない。あまり風景を見なかったのかもしれない。
- 長万部では1時間ぐらいの時間ができたので遅い昼食を
とることにした。食堂の名前は忘れたが、コンビニの前にある
食堂である。そこでかつドン定食650円を頼んだ。
かつ丼を食べたからといって何かを白状させられるわけではない。
ラーメンにしなかったのは昨日の旭川ラーメンのイメージが
まだ残っていたということである。
学生メニューもあったがさすがに学生だと言い張る自信がないので
遠慮はしておいたが、量が多そうなのは魅力であった。
かつ丼セットについてきた味噌汁は独特の甘さをもっていた。
何をだしにつかっているのだろうか。2杯目飲むのはちょっと
つらいかもしれない。
- 長万部で函館行きに乗る前にコンビニでブルボンの75円
シリーズと150円のペットボトルのお茶を購入した。
函館行きの列車は1両編成である。座れないかとおもったが
その心配には及ばなかった。ボックス席に一人座っている
ところがあればそれを狙えばよいのである。
座ったところには50近くのおっちゃんが座っていて、
ずっと大時刻表を見ていた。次に乗り換える列車を探している
様子であったが、ちょっと落ち着きがなかったような気がする。
この列車に乗り合わせている人は途中でほとんど降りない。
というのはやはり途中の駅の近くに人家が少ないからだろう
だろうか。
特急のほうがたくさん走っている線区なので、
18切符使用者も多くみられるに違いない。
森でしばらく停車中に乗ってきた20ぐらいの女性二人組み、
乗ってから函館にいたるまでひっきりなしにしゃべりっぱなしである。
時間にすると1時間強だろうか。
こちらが一眠りして起きたときにも同じ調子でしゃべっていたので
ずいぶん印象的だったのだ。
最初は北海道の人かとおもっていたが、言葉なりはなしなり
をきいてみると東北の人っぽかった。それがわかるぐらい声が
とおるのであった・・。二人の前に乗っていたおとこのひとは
なかなかの辛抱強い人といってもよいだろう。
話し掛けられるわけでもなく、あの弾丸のようなトークを
繰り広げられるのはなかなかつらいもの。
車内のつり広告でみた「大泉ひろし」トークショウ・
違法銃器根絶道民の集いの1コーナーながら大きく
宣伝効果を狙っているようではある。
- 函館でどこに宿泊地を求めるかを少し悩んだ。
函館にも健康ランドがあるし、青森にもある。
しかし、ネットで函館の健康ランドを調べてみると
釧路・旭川で入った健康ランドのチェーンのようであり
また、印刷すれば効果のある割引券があったのが
使えないのがくやしくて・・というのもあったが
本当はもうちょっと帰宅地に近付いたほうがうれしかったので
何回も使ったことがある青森健康ランドに泊まる事にした。
- 函館から青森まで快速海峡に乗って2時間半
そこから奥羽線の最終で新青森駅に到着。
そこから10分ほどで7号線に出ればすぐ目に入るのがこの健康ランド
である。飯を食っていなかったので近くのほっかほっか亭で
パワー弁当650円を購入して近くの自動車販売店の前で
くった。そのあとこの健康ランドへ。
ここは11時から5時までは深夜料金になるので入ったときから
深夜料金を請求された。
ちなみにここはねぶた祭りの期間中は倍近くの料金を取られて
しまうので注意だが、当然その時期はすぎていたので安心である。
深夜料金を払うと翌日の夜の11字まで入れるのがここの
特徴である。普通は9時ぐらいでいったん追い出されるか、
次の日の値段を要求されるのだが、その辺は良心的である。
- 8月15日
新青森から帰宅までである。
稚内で購入した18切符を使用する。
新青森から元住吉まで。
新青森 |
青森 |
八戸 |
盛岡 |
一ノ関 |
仙台 |
いわき |
上野 |
目黒 |
武蔵小杉 |
元住吉 |
|
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(特急スーパーはつかり) |
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- 健康ランドでついつい気持ちよすぎたのか、おきるのが少々
遅くなってしまった。予定の普通列車を逃してしまったので
特急でワープすることに。八戸から盛岡まで
特急はつかりを使うことにした。
- 新青森から青森までひと駅乗って、
青森駅で青春18切符2枚目に判を押してもらった。
押した駅員の技量のせいかもしれないが、ちょっと読みにくい。
八戸までは読書少々と熟睡であった。
景色もそこそこである。八戸からは特急なのでいったん駅に出る。
駅は新幹線の駅の工事からか仮設の駅舎になっている。
そのなかに人がごった返していた。何かちょっと下物を買うのでも
ひとをかき分けて買いにいかなければならない。
ということでお茶だけかって特急に乗る。
乗る列車はスーパーはつかり盛岡行きノンストップである。
並んだおかげで何とか自由席に座ることができた。
その余裕から車中で弁当を購入した。
800円の弁当である。
- 盛岡からの列車内で見た親子。
子供が親に指をさして何か指示を出しているのをみて、
どうも変な感じがした。どうも育て方がおかしいのではないか・・。
平気で床に座り込む若者もいる。椅子があるのにあえて
床に座るのである。
とみていた女の子らしい人は、立ち上がるとスネ毛がボーボー
である。男だったのだ。
- 一ノ関で仙台行きに乗り換える。ここはいつもおもうのだが、
乗換えが不便だ。そんなに列車がないのだから長いホーム同じに
2列車を止めてもいいような気もするがどうなのだろう。
乗り換え時間も少ないので特にそういう要望もあるとはおもうが・・。
この列車は最初からそれなりに多かったが小牛田で
増結されても客がひくどころか客が増えていく。
なぜかとおもえば、松島付近で行われる花火見物客
が利用いていたのであった。
松島駅でずいぶんの人数が降りたのである。
どうりで浴衣の女の子が多いわけである。
仙台に到着して駅をうろうろした才にもその花火用の切符の販売
の声が広がっていた。往復割引切符の発売をしていた
のであろう。仙台駅の滞在時間は30分ほどしかない。
したがっておにぎりとサンドイッチを購入して車内で食べることにする。
- 仙台からは東北線と常磐線の2つの選択肢がある。
僕自身は東北線よりは常磐線で帰るほうがなんとなくほっとする。
まだ町があるところをとおるからだろうか。
ただ、前にも経験したように、車内でタバコを吸う若者が発生する
ことがあるので、車掌の近くの車両を確保することにする。
常磐線のいわき行きに乗車するが、この時間の電車が
以前の車両とは変わったような気がする。まえは
むかしの急行型の車両を改造したもので、デッキがある車両
だったが、ついにここにもロングシートの新造した列車、
といっても10年ぐらいは経っているが、
が、はいってきているのだ。ということで、ボックスシートを占拠することも
できない。
いわきまでは読書にいそしんでいたのでずいぶん時間がたつのが
早かったような気がする。
途中で浴衣の若い女性が乗ってきているとおもったら
駅前の広場で盆踊り大会が開かれている
駅が3つぐらいあったのである。
いわきで乗り換えである。
列車は近郊型の電車である。しかし・・
車掌室に近いところはロングシートであった。
比較的ガラガラなのでこまったことはなかった。