この中でやはり、中心になる人物は、速水浩二であろう。
(おそらく)裕次郎マニアのニチプラの社長が、であった、
史上最強の裕次郎物まね歌手であり、彼のデビューのためにこのプロダクション
を作ったと想像できる。八馬加代子は、その話を進めていた中で、たまたまいっしょに
レントとして所属するようになった人である(と想像される)。
速水の売り込みぶ
りは、以下の写真に見られるようにわかりやすいものがある。
問題は、早坂旭である。彼の存在理由だけは、まったくのなぞである。想像すらできな い。ただ、ニチプラが、ほかの二人とは違った目で見ていることは確実なようだ。 現に、「裕次郎に乾杯」にも彼だけが出演していない。しかし、そうかと思えば、 この番組で呼びかけた、「裕次郎小樽札幌ツアー」の一環として行われた、ディナーショーの中で、彼、すなわち早坂旭も、舞台で一曲披露していたのである。しかし、 それ以外すべて「裕次郎」一色だったにもかかわらず、彼の曲「あほんだら」 だけは、作詞が「裕次郎に乾杯」にも出演している、「ひげの奥村さん」 が作曲しているとはいえ、まったく雰囲気を異にするものであり、 その会場での受けも、さっぱりと感じざるを得ない状況であった。 (見る側の主観も大いにあったのかもしれないが。)ニチプラと裕次郎の関係が 強ければ強いほど、「早坂旭」の存在に疑問符がつくところである。 いったいどういうことだろうか。知っていたら教えてほしい。 あてさきはここだ。
ニチプラといえば、プラスチックの家の外壁材、屋根材のメーカーであるが、
最近は、それだけではなく、家そのもののプランまでたてるようになっている。
その一環として行なわれていることとして、「裕次郎のイメージの家」のプランが
ある。これは、まさにこの会社の趣味をそのまま適用させた形のすばらしい
プランである。しかし、その一見何の欠陥もないプランにも唯一、
「これはいただけない」というところがあった。
それは、そのプランそのものではない。そのプランを紹介するCMにあった。