2009年10月10日
  本日は、分倍河原駅から、少し西へ、八雲神社付近を見て、旧甲州街道を東へ、高安寺、旧甲州街道沿いの古い店舗などを見て、フォーリス南東角を北へ、新宿庚申塔から、府中公園へ、ブロンズ像などを見て、童々広場、府中街道を南へ向かい、善明寺、珈琲菩提樹で一服の後、妙光院を抜け、JR府中本町駅にて終了。

キンモクセイ キンモクセイ

キンモクセイ キンモクセイ

 キンモクセイの香りに誘われ、本日は分倍河原駅から出発
 天気があまり良くないので、京王線からあまり離れないコース取りをしました。
 分倍河原駅の改札を出、南側へ。

 

 階段を下りると、駅前ロータリーに

新田義貞像 新田義貞の像(南から)

 が、お尻を向けて迎えてくれます(新田義貞像は鎌倉を向いている)。

 

 ロータリーから西へ向かい、途中北に折れ、少し坂を上ると、

高倉塚古墳 高倉塚古墳(北から)

 

 さらに西へ進と、南北の道路に出ます。
 この南北の道は、現在「分梅通り」と呼ばれていますが、以前は「陣街道」と呼ばれ、鎌倉街道上道と考えられている道です。
 この道を少し北に進み、JR南武線を越えると、

八雲神社 八雲神社(東から)

 が、

 

 八雲神社の路地を挟んだ北側には

八雲神社脇の元応の板碑 八雲神社脇の元応の板碑(東から)

 が立っています。

 

 八雲神社の裏側には、

天王塚 天王塚(北西から)

 という、小さな塚があります。この塚も、古墳の可能性が高いと考えられます。

 

 八雲神社から分梅通りを渡り、東に向かうと、

首塚 首塚(南東から)

 があります。これは周溝が発見されており、古墳と確認されています。

 

 さらに北東へ進み、旧甲州街道を東へ、京王線を越えさらに東に進と、高安寺があります。
 このあたりの地名「片町」は、以前は旧甲州街道より南側は高安寺が占め、北側にしか町がなかったことからついた地名だそうです。
 旧甲州街道から少し南に入ると、

高安寺の山門 高安寺の山門(東から)

 があり、その奥に

高安寺本堂 高安寺本堂(東から)

 があります。

 

 山門をくぐってすぐを南へ、墓地に入ると、徳川家康に仕え、府中領の最初の代官である、

高林吉利の墓 高林吉利の墓(北西から)

 が、その少し離れた南東には、江戸時代後期の日本の漢詩人であり、文人であり、教育家である。

野村瓜州の墓 野村瓜州(かしゅう)の墓(西から)

 があります。

 

 墓地を西へ進と、途中維新の志士である、

木曽源太郎の墓 木曽源太郎の墓(北から)

 の前を通り、一番西奥に向かうと

 

秀郷稲荷 秀郷稲荷(東から)

 に出ます。秀郷稲荷は、平安時代中頃の武将、俵藤太(たわらのとうた)の通称で知られる藤原秀郷(ふじわらのひでさと)を祀ったものです。
 高安寺は、元は藤原秀郷が武蔵国司であった際の、館であったと伝えられています。

 

 秀郷稲荷の右脇を通って、谷を降りると、

弁慶硯の井戸 弁慶硯の井戸(東から)

 に出ます。

 

 山門に戻り、少し南に行くと、

観音堂 観音堂(北東から)

 に出ます。

 

 高安寺を出て、旧甲州街道を少し東へ進と、下川原緑道に出ます。
 下川原緑道を少し北へ行くと、

下川原線の線路 下川原線の線路(南から)

 が、短い範囲ですが残っています。

 

 再び旧甲州街道に戻ると、一見古風なお店が目に入ります。

番場屋 番場屋(南西から)

 割烹だそうですが、入ったことがないので???

 

 番場屋さんの入り口の扉をよく見ると

くるり鍵の鍵穴 くるり鍵の鍵穴(南から)

 が付いているのが見えます。

 

 旧甲州街道を東へ進と、

古くからあるお店 古くからあるお店(北から)

土蔵 土蔵(北から)

 

民家 民家(北から)

 

店舗 店舗(南から)

店蔵の酒屋 店蔵の酒屋(南西から)

 など、この町の歴史を感じさせる建物が残っています。

 なお、現在の府中街道は、酒屋の東側を通る南北道路ですが、昔は酒屋の西側の細い道路の方であったそうで、南北道路はここで、かぎ形に折れていたそうです。

 酒屋は東から見ると、新しい部分もありますが、古い建物も残っています。

酒屋 酒屋(東から)

 また、裏手(北側)には

土蔵 土蔵(南東から)

 もありました。

 

 酒屋の旧甲州街道を挟んだ南側には、

高札場 高札場(北東から)

 と、大国魂神社の大祭の際、重要な役割の御旅所があります。

 

 旧甲州街道をさらに東へ進と、「鮎もなか」が有名な

亀田屋 亀田屋(南西から)

 があります。

 

 亀田屋の店先にある「府中名物 鮎もなか」は、

武者小路実篤が書いた 武者小路実篤が書いた(南東から)

 ものです。

 

 さらに東に進と、パチンコ屋の上に馬の置物が、

パーラー宮西 パーラー宮西(南西から)

 このパチンコ屋さん系列の持ち馬が、中央競馬で走っているからでしょうか?

 

 さらに東、大国魂神社西隣が

紙のよし村 紙のよし村(北西から)

 いまは新しい建物になりましたが、古くからある紙屋さんです。

 

 紙のよし村の旧甲州街道を挟んだ北側、

松本旅館 松本旅館(南東から)

 この旅館も、建物は建て替えられていますが、古くからある旅館で、近藤勇が府中六所宮(大國魂神社)において、奉額の儀式の際、使った旅館だそうです。

 

 けやき並木にある

万葉の歌碑 万葉の歌碑(南から)

けやき並木馬場寄進の碑 けやき並木馬場寄進の碑(南から)

 

まちかど博物館 まちかど博物館(西から)

 まちかど博物館の展示が替わっていました。

 

まちかど博物館 まちかど博物館(西から)

 さらに東に行くと、フォーリス・伊勢丹の南東角に

明治天皇行在所の解説板 明治天皇行在所の解説板(東から)

 があります。

 

 ここで北に折れ、ペデストリアンデッキに上がると、

ペデストリアンデッキから見た多摩の横山 ペデストリアンデッキから見た多摩の横山(北から)

 ペデストリアンデッキの真南だけビルが切れ、多摩川右岸まで望めます。

 

 伊勢丹の道路を挟んだ東側に、

三松本店 三松本店(北西から)

 があります。以前からある割烹です。ランチもあるので、たまに行くことがあります。

 

 その北隣

駄駄羅亭 駄駄羅亭(南西から)

駄駄羅亭 駄駄羅亭(西から)

 不思議な看板のお店ですが、飲み屋さんのようです。

 

 少し北に向かい、商業施設「くるる」の南東角近くに

ぶらっと博物館 ぶらっと博物館(南から)

ぶらっと博物館 ぶらっと博物館(南西から)

 があります。
 これも、ビルのシューウィンドーをお借りしての展示です。
 このビルの名前「くるる」は、ここの発掘調査でクルル鍵が見つかったことから来ています。

 

 くるるの道路を挟んだ西側、おもちゃの

みのる屋 みのる屋(北東から)

 があります。

みのる屋 みのる屋(北東から)

 このみのる屋、外もにぎやかですが、なかはおもちゃ箱というか、宝箱というか。
 この年になってもほしいもの、懐かしいものが、山ほど置いてあります。

 

 京王線をくぐった北側の

新宿庚申塔 新宿庚申塔(西から)

 8月の22・23日には、「庚申様の夜祭り」というお祭りが行われていました。

 

 その北東側

珈琲屋 マロコ 珈琲屋 マロコ(北から)

 元は府中駅南口にあり、よく行ったお店です。南口の時は、ポストは店内にあったのですが・・・・・・

 

 さらに北に、中央文化センターの桜並木を挟んだ南側に

古本 夢の絵本堂 古本 夢の絵本堂(北東から)

 が、ふつうの本も扱っていますが、絵本を置いているお店です。

 

 さらに北に向かうと、府中公園には

府中公園の巨大な日時計 府中公園の巨大な日時計(南から)

 が、日時計あまりに背が高いので、全体は撮れませんでした。

 

 府中公園の西側には、

ブロンズ像 ブロンズ像(南西から)

 が、太ったサックスを吹くおじさんと、ベンチの上の猫

 そして、ベンチに座りフルートを吹く女性と猫の

ブロンズ像 ブロンズ像(南西から)

ブロンズ像 ブロンズ像(西から)

 

 

 桜並木に戻り西へ、けやき並木の北端をすぎ、さらに西へ行くと

童々広場 童々広場(西から)

 ここにもいろいろなブロンズ像たちがいます。

壁に貼り付くカエル 壁に貼り付くカエル

のしのし向かってくるようなカエル のしのし向かってくるようなカエル

駆けてくる子鬼? 駆けてくる子鬼?

桜の枝を支える子鬼? 桜の枝を支える子鬼?

 が、狭いスポットパーク内を駆けています。

 

 そこから、府中街道を南へ、市役所を過ぎたあたりで西へ折れ、

善明寺 善明寺(南東から)

 善明寺は、大きな鉄の仏様(阿弥陀如来)があるので有名なお寺です。

 

 その後、善明寺の裏手へ、駐車場内には、神学者の依田伊織、勤王の志士の西園寺実満の

依田伊織・西園寺実満の墓 依田伊織・西園寺実満の墓(南西から)

があります。

 

 そこから東に向かうと、市役所西玄関にも

ブロンズ像 ブロンズ像(西から)

がありました。

 

 その後、市役所を越え、大国魂神社も越え、神社東側を南東に、斜面を下り

珈琲 菩提樹 珈琲 菩提樹(北東から)

珈琲 菩提樹 珈琲 菩提樹

珈琲 菩提樹の窓からの景色 珈琲 菩提樹の窓からの景色(北から)

 で小休止。珈琲をいただきました。

 

 その後、すぐ南側の妙光院西門から妙光院に

妙光院東門 妙光院東門(東から)

妙光院本堂 妙光院本堂(西から)

 

 

 妙光院を東側に出、北西に進み、府中本町駅につきましたので、本日のぶらり歩きはここまで。