これといった目的もなく描いたイラストや日々の雑感を気軽に書き連ねる「らくがきページ」を作ろうと思って、タイトルイラストを描いているうちに、なんか怖いページになってしまった。小学生の頃、テレビの「ミステリーゾーン」(TWILIGHT ZONE)を見て怖い思いをしたことがある。一番怖かったのは、顔の整形手術を受けて顔を包帯で巻かれている女の人。ついに包帯を取る日がくるのだけれど、ドキドキ…。医者は「失敗だ…」とつぶやく。それまで隠されていた女の人の顔がアップになる。きれいな顔だ。「えっ?」と思っていると、それを覗き込んでいる医者や看護婦のほうが醜い顔をしている、という話。美醜の判断は時代や住む世界によって違うってことなんだろうけど、今、あらためて見ても、ちっとも怖くない。何故に小学生の「俺」は、そんなに怖かったのだろう。
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