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014
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通信を書く!と、披露宴でのメッセージでも公約しておきながら、ワタシったら。だめねぇ。「いつまでウサギのままのつもり?」と何人もの方に突っ込まれながら、その度に「あ、書きます書きます!」と返事しておいて、その時は書く気が出るんだけど、いざ書くとなると....ねえ?なかなか体が言うこと聞いてくれないです。と、いいわけはこのぐらいで。
以前に書く、と約束したオペラコンクールの話なんですが、やっぱり思ったときに書いておいたらよかったです。記憶は日々薄れていって...。かなり記憶の糸を手繰り寄せながら書くはめになっちゃいそうです。コンクールとかの感想を書くのってやっぱり、その結果が良ければ機嫌よくいくらでも書けますが、たいがいそううまくはいかないもんですよ。
5月に、横須賀で行われたオペラコンクールのアジア予選を受けてみました。コンクール名が結構インパクトあるので、知ってらっしゃる方も多いと思いますが、実際どのようなコンクールか私は全然知りませんでした。予選に通ればドイツ本選にいけるということで、チャレンジしてみることにしたのです。実際受けてみたら、レベルが高くてびっくり!(名前が怪しいので、コンクールも怪しいと思っていた。ごめんなさい)日本予選じゃなくてアジア予選なので、台湾や韓国の方も受けに来られていました。そういえば、北京予選も開催されたはずなんだけど、その時まさにSARS騒動の真っ只中だったので、実際開催されたのかどうかとても知りたい。もしも開催されていたら、倍率低かったかも?!別のイタリアで行われたコンクールでは、アジア人が受験しに来てSARSを国内に持ち込まれては困る、ということでコンクールの開催が中止になったものもあったそうです。
コンクールはウラケロ日記に写真を載せていた(もう無いかも)、横須賀にある綺麗なホールで行われました。本当にとっても綺麗なホールで、ココで歌えるのか〜と思うだけでウキウキ。誰か知っている人はいるかなあ?とホールの受験者ボードを見ると、夏期講習で知り合ったゆうなさん、GAIBの河久くんの顔を発見!しかも同じグループ!どうやら遠距離者を最終日の最後のグループにまとめてあったみたいです。確かに遠距離者が朝1の審査だったら、辛いですもんね。嬉しい配慮です。他のコンクールでは、申し込み順っていうのがよくあります。(締め切りギリギリに出したら、最初のほうのグループになるとか)
このコンクールではオペラアリアを5曲、コンクールで定められたリストから選んで提出します。同じ年代のものばかり選べなかったり、言語も同じものばかりは歌えなかったり、若干の制限があります。自分の提出した曲の中から、演奏寸前にどれを歌うか指定されることになっています。毎年違うみたいですが、今回私が受けたときは予選では、提出した曲のなかから自分で選んだ1曲、(そのあと審査員が指定してもう1曲歌う場合もある)本選でも自分で選んだ1曲(そのあと審査員が指定してもう1曲歌う場合もある)でした。
伴奏は、コンクールで決められた伴奏者が弾いてくださいます。審査前に15分時間が与えられてその間に合わせるのですが、まだこの時点ではどの曲を指定されるか決まっていないので、15分間で5曲すべてのテンポ合わせをすることに!東京方面にお住まいの方には皆さん面識のある伴奏のかたのようですが、そうでない人間にはちょっと辛い。知っている人が弾いてくれるのと、初対面の人が弾いてくれるのとでは、後者である自分は精神的にすでにマイナスなものを感じてしまいます。でも、それが逆の立場になっていたことも今までにあったかもしれないと思うと、その時自分は他の人の感情は考えずに、無神経に行動してただろうなあと気づき、反省してしまいました。
5曲選ぶときに、5曲の中で楽な短めなものと、難しいのを混ぜて体力配分を図ってしまいがちですが、それは...いまいちかもしれません。予選、本選とも、2曲歌う機会があるのはまれなので、1曲で自分をアピールし切れる曲を、5曲揃えたほうがいいです。(後悔した)あと、無理して難しいものを選ばないほうがよいようです。どのコンクールもそう、とは言えないとは思いますが、このコンクールの審査員は自分の身の丈にあったものを歌っていないと、落とします。コンクールって、つい自分の精一杯出来る範囲を見せようとして、テクニックにしてもなんにしても、がんばった曲を選んでしまいがちだと思うんです。その方が評価されるコンクールもたくさんあると思います。でもこのコンクールは違いました。自分にあった役柄の曲を選びましょう。でも、自分にどういう役が合っているか、って分からないことも多いですよね?ちゃんと、予選、本選後に審査員の先生とお話しできる機会があって、そういう助言もしてくれます。演奏についての感想、反省点、そして、あなたはこの役が出来るから勉強してごらん、とアドバイスがもらえます。
このコンクールを次回、もう一度受けたいと思った理由の1つに、スタッフの皆さんの素晴らしさがあります。皆さんとても心細やかな対応をしてくださり、感動しました。お世話になり本当にありがとうございました。回を重ねるごとに、財団も経営が苦しくなってきて、テープ審査からのすべての通過人数を縮小していっている傾向にあるそうです。早めに受けたほうが、チャンスが大きいかもしれません。
コンクールの様子がNHK教育テレビで少し流れたようで、私もほんの数秒映っていたみたいなんです。以前大阪のケーブルに映ってたときは、1人2人に「映ってたよ!」ってメールが来ましたが、今回はすごかった。電話はかかるわ、メールはくるわ....。NHKって、たくさんの人が見てるのね...と改めて認識したのでありました。ワタシは見そびれたんだけど。しかし、コンクールに落ちた心の傷が癒えたと思ったら、落ちた映像放映されて「見たよ!」って言われるのって。心に痛いっす!!くやじい。
と、またこの通信で心の傷が...とかいって。もう立ち直って前進してます!
これが、今度このコンクールを受けてみようと思っている人のヒントになれば、と思います。
書き忘れたことがありました!
曲を選ぶ中で、オペレッタは入れておいたほうがよいと思います。なぜかというと、審査員の中の一人がオペレッタがだ〜い好き!だからです!最初にオペレッタ以外の1曲を歌うと、「もう1曲!」ってオペレッタ聴きたさで曲を指定してくれる確率が高いです。もう1曲歌えるチャンスが増えますので、お勧め。 |
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012 |
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2月6日に母校の中学校でチェロの西村志保ちゃん、おさる(おさるは卒業生ではありません)と一緒に30分のミニコンサートをしてきました。
なんせこの話が持ち上がったのが1ヶ月弱前のことで、学校側にもいろいろご迷惑をおかけしたことと思います。走り回って準備、手配してくださった先生方ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
もちろん私達の準備も慌ただしかったです。出来るだけチェロと一緒に演奏したい、となると自分でアレンジしてかないといけない、となると時間もかかるってな感じだったんですが、いつもと違う事が出来るって楽しいですよね。
また志保ちゃんがノリがいいので楽しい!大騒ぎしながら合わせました。これでもかーって感じの名曲ばかりのプログラムです。
今回不安だったのは「演奏の間にお話、解説をする」と「生徒のみんなが最後まで静かに聴いてくれるかどうか」でした。
「お話」は事前に言いたい事をメモしておいたので、噛み噛みながらもメモは見ずになんとか言えました。志保ちゃんとどっちがいつ話すか、あらかじめ打ち合わせしていたのですが、完璧ではなかったため、お話というよりはちょっと漫才?
途中、在校中の6年間お世話になり、そして昨年亡くなられた先生への追悼の気持ちを話す時は、話しながら胸が詰まってきてしまい、マイクは震えるしその後歌うのにちょっと動揺してしまいました。
自分が中学生の時って、クラス全員で先生にいたずらもしたし授業の邪魔もした前科があるので(率先してやったわけではない。いや志保ちゃんは率先していたかも)、今回その年代のみんなが30分間コンサートを聴けるものか、そしてこちらが聴かせられる演奏が出来るかどうかすごく不安だったのです。
しかし!びっくりするほどちゃんと聴いてくれました。後奏がちゃんと消えていくまで静かに。こっちが驚かされてしまいました。今日は実力考査を受けた後のコンサートで、みんな疲れてるはずなのに。本当にありがとうございました。コンサート終了後、廊下で声をかけてくれたのも嬉しかった!勇気を出して声をかけてくれてありがとう〜。
それにしても、ドレス姿にあんなに驚かれるとは思ってなかったなぁ...着てる本人は慣れているけれど、やっぱりびっくりするものかな? |
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もっと写真をみる |
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番外編 |
Merry X’mas |
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とうとうデジカメで撮ったものを添付出来る知恵がつきました!
カエルとロマンチックにクリスマス過ごしてます。
...そういえば、クリスマスを「ロマンチック」に過ごした事ってまだ無いかも..............(号泣!) |
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011 |
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通信を読んでくださってるみなさま、こんにちわ。
自分で文章を書いていて、我ながら「分かりにくいなぁ〜」と思ってしまう文章を読んでくださってることに感謝いたします。
1年間通信を書かせて頂きましたが、全く文章が上達した気配がございません。もう恥ずかしくて、過去の文章を読むのも辛うございます。
でも、私の近況、というか思ってる事をお伝えできる貴重な場所だと思いますので、これからも愚痴りながらも続けていきますね。
さあ、今回は何を書こうかな〜と考えていたのですが、良く考えてみたら原点を書いていなかったことに気が付きました。そう、「なぜ声楽をしようと思ったか」です。
というわけで、今回は私が「声楽で音大に行こう!」と決めた時の話。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
小学校の2年生の時。クラスで合唱団の募集のチラシが配られました。私はただ、「もらったプリントは親に渡す」と思っていたので母親に「これ、学校でもらった〜〜」とプリントを渡したのですが、母親は「こ、この子は合唱に興味があるんだわ!!」と思い込み、入団テストに参加することになりました。入団テストって言っても、パート分けをする程度のことで、私はソプラノにいれてもらいました。
毎週日曜日に練習があったので「神戸サンデージュニアコーラス」。日曜日の午前中に集まって練習しました。たぶん、このとき合唱団に入ってなかったら、声楽はしてなかったかも。
合唱って、みんなの気持ちが一つになって歌いあげていくのがとっても気持ちが良い!今でも、宗教曲のソロをする時には、「あ〜、合唱のほうに参加して一緒に歌いたい!!!」という気持がムラムラわき起こります。
小学校の時はずっとこの合唱団で歌い、中学高校もコーラス部で歌いました。でも、全く音大に行って勉強しようと思ってなかったです。わたしにはなりたいものがあったのです。
それは【獣医さん】。
私は歌うのも大好きですが、動物もだあいすき!!小さい時から大好きだったみたいで、幼稚園に行くのがいやで校門でごねた時も先生の「ほら〜、ゆうちゃん、あっちに虫がいるよ〜〜」の一言でごねるのを止めて園内に入るくらい大好きだったのです(自分では覚えてないけど)。覚えてる事といえば、園長先生が、青虫を1匹捕まえてビンに入れてくれ、よろこんで持って帰って、玄関の靴箱の上に置いていたら、次の日青虫は茶色になっていて大ショックだったことかしら。
ちょっと動物から虫に脱線しましたが、私は「ムツゴロウさん」のところで働きたかったのです。でも、ムツゴロウさんのところで働くには「獣医でなければならない」という噂を耳にし、【獣医さん】になろう!と決めていたのでした。
しかし、中学高校で学生生活を遊んで満喫したせいで、私の成績はとんでもないことに。高二までは、「やる気になればできるんだぁ〜」と思い、身の程をわきまえず理系クラスに行く始末。でも理系に進んでみて「もうだめだ〜」って気がついたのです。3者面談で担任の先生に「‥‥‥‥‥なあ・・・お前・・・もう大学行かずに結婚するか……?」と言われて「このままではダメだ」と気がつき、何か考えねば!と焦りました。もちろん、ずっと獣医さんになるのが夢だったので、このときはそれを諦める決断をしたのでしばらく辛かったかな。(受験生の皆さん、勉強なんてなんのためにするんだろう?って思ってませんか?何かしたいものが見つかったとき、勉強しておいた方が選択肢が広がりますよ。ちゃんと勉強しましょう。)
余談:後に、友人は3者面談で「お前は結婚も無理だ」と言われていたことを知った。
獣医さんになるのを諦めた時、「私が人より得意って言えるものってなんだろう?」って考えた時に思い当たったのが「歌うこと」だったのです。急遽高3から声楽を習い始め、音大受験の準備を始めました。これが、私が声楽を始めたきっかけ で、ここから、げいたまーずの話しへと繋がります。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
私の声楽を始めた動機は、不純てわけではないけれど、純粋に「音楽をしたい!」っていうものでは無いかなあ…。1番なりたかったもの、ではないですし。
今となっては、私から歌を取ったら、なにが残ってるのかな?って感じです。
そうそう、音大に行って勉強するって決めた時に思った事が1つあったんです。それは、『音楽だけして、世の中分かってない人にはなりたくない』ってこと。
....気がついたら、どっぷり世の中分かってない人になってましたが。
老田裕子 |
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