第4話 始まりのとき

パレス落城から2年、メディウス皇帝はカミユがニーナ王女を
かくまい続けていることに業を煮やしていた。メディウスは、
ブルザークにドルーアの精鋭部隊を率いてニーナを捕らえてく
るよう命じた。メディウスは自分の完全復活のためにニーナが
どうしても必要だった。数日後、カミユのもとにパレスに向け
てドルーアの大群が迫っているという知らせが届く。その数、
パラディン50、ナイト70、その他100余。

カミユはニーナを呼び、急いで城を抜けて北のオレルアンのハ
ーディンに助けてもらわねばという。ニーナはカミユを犠牲に
してまで助かりたくないと言うが、カミユは、パレス陥落の際
に、ニーナがいつかアカネイア同盟の大群を指揮してドルーア
に立ち向かうと言ったことを思い出させて説得する。また、部
下の者も姫を逃がす手助けをしたいと言うが、正規軍を動かす
わけにはいかないので、3人の者が軍を脱走してついていくこ
とになった。ニーナらが城を抜け出したことはすぐに気づかれ
てしまう。ブルザークはすぐ進路を変えカミユたちを追撃する。

カミユたちはオレルアンの近くの山あいのところでブルザーク
の軍に追いつかれてしまう。カミユたちはニーナを守りつつ山
道を抜ける。途中盗賊たちの襲撃もあり苦戦するが、カミユの
持つグラディウスの力はすさまじく、ドルーア兵の追撃をくい
止め続ける。ブルザークはなかなかニーナを捕らえられないの
をみて自ら突撃、付近の盗賊にもふれをだして何とかニーナを
捕らえようとするが、結局ニーナは北へ逃げ切り、追撃してき
た者はニーナを助けに来たハーディンたちに追い払われる。

一方カミユの方は圧倒的な力でドルーアの一個大隊を壊滅する
が、ついに武器が尽き、ブルザークに捕らえられてしまう。ブ
ルザークはカミユをドルーアまで見せしめとして囚人用の檻に
いれて、馬車で引かせた。後、カミユはドルーアの地下牢へ幽
閉されることになる。

ハーディンに保護されたニーナは、大陸全土にアカネイア同盟
を再生し、ドルーアと戦う事を呼びかける。数カ月後、タリス
島へ落ち延びていたアカネイアの王子、マルスがその呼びかけ
に応え、島を後にする。

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