カミユはニーナを呼び、急いで城を抜けて北のオレルアンのハ
ーディンに助けてもらわねばという。ニーナはカミユを犠牲に
してまで助かりたくないと言うが、カミユは、パレス陥落の際
に、ニーナがいつかアカネイア同盟の大群を指揮してドルーア
に立ち向かうと言ったことを思い出させて説得する。また、部
下の者も姫を逃がす手助けをしたいと言うが、正規軍を動かす
わけにはいかないので、3人の者が軍を脱走してついていくこ
とになった。ニーナらが城を抜け出したことはすぐに気づかれ
てしまう。ブルザークはすぐ進路を変えカミユたちを追撃する。
カミユたちはオレルアンの近くの山あいのところでブルザーク
の軍に追いつかれてしまう。カミユたちはニーナを守りつつ山
道を抜ける。途中盗賊たちの襲撃もあり苦戦するが、カミユの
持つグラディウスの力はすさまじく、ドルーア兵の追撃をくい
止め続ける。ブルザークはなかなかニーナを捕らえられないの
をみて自ら突撃、付近の盗賊にもふれをだして何とかニーナを
捕らえようとするが、結局ニーナは北へ逃げ切り、追撃してき
た者はニーナを助けに来たハーディンたちに追い払われる。
一方カミユの方は圧倒的な力でドルーアの一個大隊を壊滅する
が、ついに武器が尽き、ブルザークに捕らえられてしまう。ブ
ルザークはカミユをドルーアまで見せしめとして囚人用の檻に
いれて、馬車で引かせた。後、カミユはドルーアの地下牢へ幽
閉されることになる。
ハーディンに保護されたニーナは、大陸全土にアカネイア同盟
を再生し、ドルーアと戦う事を呼びかける。数カ月後、タリス
島へ落ち延びていたアカネイアの王子、マルスがその呼びかけ
に応え、島を後にする。