著者:飯坂剛一 (いいさかごういち)

Release: 2009/04/15

はじめに

bacula はマルチプラットフォーム、マルチクライアントをサポートする 統合バックアップシステムです。

この資料はビルドやインストールで必要な作業について、 とりまとめた個人的な備忘録です。

入手元

RHEL5/CentOS5/ScientificLinux5 で動作するはず。

バグ

オリジナルの bacula-3.0.0.tar.gz には、 RHEL5などQT4.2の環境でbatをビルドできないというバグがあります。

原因は開発者がQT4.3を使ってフォームをデザインしているためです。

QT4.3にアップディトしてビルドするという方法もありますが、 それぞれのフォーム記述ファイル(*.ui)をQT4.2のdesignerで開いたのち、 上書き保存することでビルドできるようになります。

ビルド方法

RHRL5 の場合:
# rpmbuild --define="build_rhel5 1" \
           --define="build_x86_64 1" \
           --define="build_mysql 1" \
           --define="build_gconsole 1" \
           --define="build_bat 1" \
           --define="build_python 1" \
           bacula-3.0.0-1.src.rpm

プラットフォームにより build_rhel5 が build_centos5、build_sl5 などに 変わります。

バックエンドで使用するDBMSにより、 build_mysql が build_sqlite もしくは build_postgresql に変わります。

インストール