「サクラ大戦3外伝 巴里に巣食う怪人たちの宴」
 
 
 
 
 
■ 3 ■





「いざ、開幕のベルを鳴らせ!」
    パチン!
 怪人マスク・ド・クロウが手を差し上げ指を鳴らすと、大広間の様子が一変した。
 そこは陰湿な石牢だった。周囲には数々の拷問道具が置かれ、天井から鎖が何本も垂れ下がっている。
 部屋にいた人々は周囲の檻の中に閉じ込められ、部屋の中央で2本の鉄柱に手足を拘束されたグリシーヌを興味津々の目で眺めていた。
 そのそばで、花火は後ろ手に手錠をかけられ、別の鉄柱にロープで結わえられていた。意識を取り戻し、あたりをキョロキョロと見まわしている。

「まずは、姫のセリフからだ」
「きゃぁあ」
 クロウが花火を抱きしめた。細い身体はすっぽりとクロウの腕の中に納まり、もがいても力で抑えこまれてしまっている。
「いや!は、放して!」
 クロウの手が花火の身体を撫でまわした。背中から腰へと降り、尻たぶを揉む。腰からわき腹を経て乳房を押し上げ、やわやわと揉んでやる。
 先ほどまでクロウの愛撫に酔いしれた花火だが、怪人が相手では気持ち悪いだけだ。それでも一度火のついた身体は愛撫に反応してしまい、一層花火の悲哀を深めるのだ。
「くふぅ、い、いやぁ! お願い! はなしてぇ!!」
「やめろ! 花火に手を出すな!」
 見かねたグリシーヌが叫ぶ。が、身動きの取れない状態ではその叫びも虚しい。
「がっはっはぁ、他人の心配より自分の心配をしたほうがよいのではないかな?」
 レオンがグリシーヌのドレスの胸の部分を掴んだ。爪の伸びた指でぎゅっと乳房を握る。
「くっ」
 爪の先が乳房に食いこむ痛みに眉をしかめる。レオンはさらにその手を思いきり引っ張った。
    ビーッ ビリビリッ
「あっぐっ」
 蒼いドレスが裂け、グリシーヌの乳房があらわになった。と同時に5筋の赤い線が乳房に生じ、血が滲んできた。
「ぐふふ・・・」
 レオンが長く太い舌を伸ばしてその血を舐める。ざらざらとした舌の表面が傷を擦り、更なる痛みをグリシーヌに与える。
「ぐぅ・・・うぅ・・・くっ」
 悲鳴をあげまいと耐えるグリシーヌだが、目に涙が浮かんでしまうのだ。

「ああ・・・グリシーヌ・・・酷い・・・」
 親友の惨状にがっくりと頭を垂れてはらはらと涙をこぼす花火。
「おお、黒き衣のマドモワゼル・・・その悲哀・・・すばらしい!」
 クロウが花火を抱きしめる。もう、もがく気力もなく、逃げられぬ絶望感が花火の心に影を落とす。
「我が最愛のマドモワゼルよ・・」
 クロウまたフィリップの姿に変った。
「フィリップ! ・・・いいえ、クロウさん。あなたはフィリップではありません・・・」
「いいや、この舞台の上では、ボクは本物のフィリップなんだよ」
 クロウの目が怪しく光り、花火を見つめる。花火の瞳が光を失っていく。
「・・・ああ、フィリップ・・・フィリップなのね・・・」
「そうだよ、ボクの花火」
「花火!目を覚ませ! そいつは幻覚だ!!」
「がははっ無駄無駄ぁ あの娘は既に死んだ恋人の夢を見ておるわ!」
「花火ーっ!!」

 クロウは、いや花火にとってはフィリップは花火と口付けを交わしながら、やさしく花火を愛撫していた。
 黒のドレスの胸元に手を添え、下からすくいあげるように乳房を揉み込む。
「あぁ・・・フィリップ・・・待っていたの・・・んはぁ・・・」
 頬を上気させて恋人の愛撫に身を委ねる花火。ドレスの肩紐がずり落とされ、まろび出た乳房に男の唇が寄せられていく。同時にスカートがたくし上げられ、下から挿し入れられた手が敏感な部分に触れてきた。
「あっん・・・気持ちいいわ、フィリップ・・・はぁ・・・ああっ!」
 乳首を吸われ、白い喉をのけぞらせる。パンティの底に再び染みが広がる。足が震え腰が砕けた花火がフィリップの首に手を回して身体を支える。

「花火! 花火!! くそお!! こんなもの!」
    ギン
 腕を拘束する鎖は引っ張ってもびくともしなかった。代りにグリシーヌの手首が傷つき、血がにじむ。
「ぐはははは! 無駄というのがまだ分らんか! まこと愚かな女よ」
「なに!」
「所詮人間など虫けら同然。だがその身体は俺様が快楽を得るのには役立つかもしれん」
「な、何を・・・やめろ!」
    ビリビリッ
 レオンはグリシーヌのドレスの残りを引き千切った。ドレスがグリシーヌの足元に落ち、これでグリシーヌの素肌を隠すものは腰のパンティだけとなった。
「我が部下シゾーの仇だ。貴様にはたっぷりと屈辱を味わってもらおう」
 そういうとレオンはグリシーヌの足首にはめられた足枷の鎖を引っぱった。柱にいくつも付いているフックに鎖を引っ掛ける。片足が宙に浮き、すぐにもう一方の足も。
 グリシーヌは開脚した状態で固定されてしまった。体重で手首と足首に痛みが走る。
「あっくっ くぅう」
 ギリ、ギリと鎖が鳴るたびに手足の枷が食いこむのだ。
 しかも股間は無防備にレオンの前に晒してしまっている。
「ほほう、思ったよりも面白い格好になったな。まったくマヌケな姿だぞ」
「くっ」
 悔しさにグリシーヌが唇を噛む。
「どれ・・・」
 グリシーヌの痴態を鑑賞していたレオンが股間に指を伸ばしてきた。
    ガチャガチャッ
「ぐっ」
 避けられるはずもないのにレオンの指を避けようと腰を動かそうとしたのが失敗だった。鎖が鳴って手首から血がしぶいた。腕を伝いわき腹へと鮮血が伝ってくる。
「がははは! どうした?逃げぬのか?」
 指がパンティの上から股間を這いまわる。反射的に腰が動くたびに鎖が食いこみ、ズキズキと痛む。
「くっうっ、ひ、卑怯者め!女を縛らなければ触れることもできぬのか!?」
「ふっ、減らず口を叩くやつだ。躾が足らぬのではないか?
 まあ、貴族のマネゴトをしている小娘では、致し方ないのか?はっはぁ!!」
「くっ きさま!」
「ふふんっ さて、生意気な娘にはお仕置きが必要だな。
 ナーデルよ!」
 ぱっと深紅のドレスの美女にスポットライトが当てられた。
「お呼びですか?レオン様」
「この生意気な娘にお前のサソリの毒をご馳走してやれ。飛びきり効く媚薬をな」
「仰せのままに」
 差し上げた手の上にサソリが乗っていて、尻尾を上下に振っている。
「ひぃ! やっ やめろ!」
 サソリが目の前に近づけられて、グリシーヌが弱々しくかぶりを振る。
「ふふふ、お嬢ちゃんはどこがいいかなぁ」
「あ、ああ・・・」
 どこを刺されるのか、と恐怖に引きつるグリシーヌの表情を楽しみながら
「ふふふ、やっぱり、ここと」
   ぷすっ
「くっ痛い!」
 サソリの尾の針が乳房に突き刺さった。毒媚薬が注入される。
「こっちにも」
 反対の乳房にも別のサソリが毒を注入した。
「くううっ!」
 がっくりと首をうなだれたグリシーヌだが、体内を媚薬が駆け巡り、身体じゅうがむずむずしてきた。
 身体が熱くなり、見る間に乳首が立ってきた。
 徐々に乳房が張ってきて、見る間に2回りも大きくなった。張り詰めすぎて乳房が痛む
 2種類の媚薬の相乗効果で、グリシーヌの乳房ではミルクが作られ始めていたのだ。
「ふふふ、もうできあがってるようだね」
「え!?」
 ナーデルの言葉に目を開けると、尖りきった乳首の先端からミルクが漏れ出していた。
「い、いや・・・いやぁあああ・・・」
 叫ぶたびに乳首からぴゅっ ぴゅっ とミルクが噴いて、グリシーヌの心を砕く。
「ふふふ、ちょっと媚薬が強すぎたかね?」
 ナーデルがグリシーヌの乳房を掴むと、ピューっと噴き出す。
「くぅ!んはぁあ!」
 乳首から乳を出す快感にグリシーヌが善がった。ぞくぞくと快感が身体を駆け巡る。
「どれ、ちょっと味見♪」
「あふっ・・・くふっ・・・んふぅ」
 ナーデルが乳首に吸いついて、乳房をぎゅぅっと絞った。ぴゅるると乳が噴いてナーデルの喉を潤す。乳を絞られる快感に、グリシーヌが腰を蠢かす。
「んはぁ な、何で くふぅ!」
「んふふ、んー」
 ナーデルがグリシーヌに口移しでグリシーヌが出したミルクを送りこむ。
「んあ・・・ん、んく」
 快感に意識が混濁したグリシーヌは送りこまれるままにミルクをこくりと飲んでしまう。だが、そのミルクも強力な媚薬なのだ。
「あ、ああ・・ はぁ! んあっ はぁん・・・」
 即効性の媚薬の効果で、瞬く間にグリシーヌの声に艶が乗ってくる。
「うふふ、もう効いてきたのかい?」
 ナーデルがパンティの底を撫でる。
    ぷちゅっ
 パンティの中では花弁が勝手に開き、中から愛液があふれてパンティを濡らした。肉芽がさやから顔を出して内からパンティを押し上げ、布がべったりと張りついて肉のカタチをあらわにしている。
「くはぁあ!」
 グリシーヌが腰を揺らす。拘束された手足から血がしぶいたが、もう痛みは感じない。
「もうよかろう」
 グリシーヌがナーデルの愛撫を受けているあいだにレオンはズボンチャックを開けて己のモノを取りだしていた。それは人間と変らぬサイズで、少しだけ安心したグリシーヌだったが、
「ぬぬぬ・・・ぐをおおお」
 レオンが気を込めると、ビクンビクンと脈打ちながら股間の肉塊が膨れ上がっていく。
「ひっ」
 先端の大きさは男のこぶしほどもあり肉厚のエラが開いている。竿の中ほどの胴回りはワインビンほどもあろうか。
「どうだ! これが真の貴族だっ!!」
 股間のモノをグリシーヌに付きつける。
    (あのようなもの、入るわけがない!
     あんな!あれを突き入れられたら死んでしまう!!)
 グリシーヌは顔色を蒼白に変え、奥歯を鳴らしていた。 恐怖! 無力な自分を自覚し、震えてしまっていた。
「ぐはははは! ようやく自分がムシケラであると気が付いたようだな。
 だがもう遅いわ!」
 レオンによってパンティが千切れ飛んだ。股間を割り広げられているグリシーヌの全てがさらけ出されてしまった。
「くっううっ」
 グリシーヌの頬を悔し涙が流れ落ちる。
 胸のすくような爽快感を感じながらレオンは亀頭をグリシーヌの淫花の中心に押し当てた。
    ぷちゅっ
 先端が肉襞を割ったとたん、中から愛液があふれ、尻のほうに流れていった。強力な媚薬の効果でグリシーヌのナカはとろとろだ。ずりずりと肉塊を濡れた花弁に擦りつけ、たっぷりと愛液を塗りつけた。
「んはぁ・・・や、やめろ! あひぃ」
 真っ赤に充血した淫肉をごつごつとした肉棒でこすられる快感にグリシーヌの膣は潮を噴いてレオンの肉棒を濡らした。
「がははっ 真の貴族のイチモツ、見事呑んで見せよ!」
 再度亀頭を肉孔に押し当て、レオンが腰を突き上げた。
「ぎあ゛!!」
 あまりの痛みに、一突きでグリシーヌの意識が飛んだ。
 真っ赤だった淫肉は限界まで引き伸ばされて真っ白になってかろうじて亀頭を受け入れた。
    ずい!
 レオンがまた一突きして、ずるっ と少しだけ奥に入る。
「ああー!!痛い!痛いぃいい!!」
 猛烈な痛みに意識が戻り、グリシーヌが泣き喚いた。

「おお、甘美なるかな、かの姫の歌声・・・。
 さあ、我が君もかの姫とともに歌っておくれ」
 フィリップの姿のクロウは花火のパンティ脱がすと、自分もズボンのチャックを下ろしてペニスを取り出す。既に屹立したモノはレオンには劣るものの、人並み外れた大きさだった。
 花火の腰を持ち上げるとしとどに濡れた花芯に狙いを定める。
    ちゅぴ
 処女地に亀頭が触れる。
「あ、フィリップ! 来て!!」
    ずぶっ
「くぅ・・・」
 肉襞が割り広げられる痛みに花火が眉をひそませる。しかしそれは待ち望んだ痛みだった。ミシミシと処女膜が引き裂かれる痛みに耐える花火。
「はぁあ・・・フィリップ・・・やっと来てくれたのね」
「フィリップ?それは誰のことですかな?マドモワゼル」
 涙ながらに恋人に微笑む花火。しかし、処女を奪った相手はいつの間にか怪人マスク・ド・クロウの姿に戻っていた。
「い・・・いやぁあ!!」
 恋人に奉げたはずの処女がおぞましい怪人に奪われていた! 大事にしていた純潔を奪われた悲しみに心が乱れる。
 逃げようともがくが、身体の中心を貫かれていては逃げようもなく、かわりにずんずんと腰を使われて、胎内のペニスが膣奥を突き上げ、花火の処女は完全に汚されてしまった。
「い、いや、そ、そんな・・・フィリップ・・・ごめんなさい・・・」
 膣奥に怪人のペニスを感じ、悲しみの涙を流す花火。
「おお!マドモワゼル!! それだ!その悲しみこそ最高のモノだ!」
 クロウは花火を床に押し倒し、足を抱えてもう一度挿入しようと構える。そのペニスには処女の証がべったりと付いていた。
 花火の股間に破瓜の血にまみれたペニスが押し当てられて・・・しかし、
「あ!そこは!! ひぃ! ひぎぃいい!!」
 クロウの狙ったのは破瓜の血を滴らせた淫花ではなく、穢れを知らぬ菊門だった。
 濡れていない肛門に無理矢理クロウのペニスが侵入し、激しい痛みが花火を襲う。肛門が裂けて血がしぶいた。
「いやぁあ!! 抜いて!お願い、抜いてぇ!!」
 黒髪を振り乱して悶え苦しむ花火をクロウがうっとりとした表情で眺めている。
 花火の前後の処女を奪うことができた喜びに心が沸き踊る。
「おお、麗しきかな我が君。その苦しみこそ我が愛!その痛みこそ真実!」
 花火の尻を掴んでズンと突く。肛門の出血で動きはスムーズだが、突かれるたびに裂傷が広がり、また血を流すのだ。
    ずるっ
 肛門からペニスが引きぬかれた。どぼりと血の塊が落ちた。そしてまた膣穴を穿つ。
「くうぅう・・・」
 最奥を突かれて処女膜の傷が広がった。ガシガシと腰を使われ、処女膜が千切れ、胎内で血が吹き出る。
 そしてまた後ろを貫かれて肛門から血がしぶく。
 クロウのペニスは容赦なく花火の膣奥・腸奥を犯しては、そのたびに花火に新たな痛みを与えていく。
 一方クロウは暖かくのるりとした花火の血をペニスで感じて、ますますペニスを勃起させて花火を責め続けた。
「ぐぅ うぐっ あがっ」
 花火はもはや意識も朦朧として、突かれるままに首をガクガクさせている。
    ぶすっ!
「あっ!」
 胸の先端で鋭い痛みが走り、花火の意識が戻った。
「・・・あ、あぁ・・・」
 なんと花火の乳房に黒い羽根が突き刺さっていた。もちろんクロウの仕業だ。
「我が君よ。もっとわれが与える愛を感じておくれ」
    ぶすっ!
 反対の乳房にも羽根が生えた。穿たれた孔から血が滲んでくる。
「痛い! くぅ・・・」
 あまりのことに声もなく、ただ苦鳴を漏らす花火。
「さあ、もっと!もっと歌え!!」
    ぷすっ ぷすっ ぷすっ ぷすっ
「きひぃ! 痛い!痛いです!お願い!止めて下さい!い、痛い!」
    ぷすっ ぷすっ ぷすっ ぷすっ
 花火の乳房はすっかり黒い羽根で覆われ、羽根の根元から血をどくどくと流しながらふるふると揺れていた。腰を突き上げるたびに羽根が揺れて新たな痛みが生じる。
 胸全体からと腰の奥からの痛みが交じり合い、鼓動のたびにズキンズキンと響いてくる。
「うぁぁぁ・・・ひ、酷い・・・う、うぅぅぅ・・・」
 声を出す気力すら失せ、花火の意識が薄れていった。

 グリシーヌのほうも、激しい痛みと内蔵を押し上げてくる苦しみで気が狂いそうだった。いっそ気絶でもすれば楽なのだろうが、レオンが突き上げるたびに尾底骨を ガン と殴られるような衝撃が走り、気を失うこともできなかった。
 既に膣内はレオンのペニスで生め尽くされていたが、まだ竿の半分しか入っていない。
 レオンはグリシーヌの腰を掴み、ガツンガツンと突き上げた。
「がっ! きぃ! ぎっ!」
    ずぼっっ!!
と音が聞こえたかのようだった。レオンの突き上げがついに子宮口を破り、最奥の部屋へと侵入を果たした。亀頭は完全に子宮内に入り、レオンの亀頭のすぐ下を締めつけている。
 子宮口が裂傷を負ったようで、子宮内で血が噴き出しているのが亀頭に感じられる。 グリシーヌの下腹が異様に盛り上がり、胎内の剛直の太さ、長さを再認識させる。
 竿の最も太い部分が入りこんだ膣口は限界以上に引き伸ばされてあちこちで肉が裂け、じわじわと血をにじませては股間からぼとぼとと滴らしていた。
「あ、あが・・・あ・・・」
 レオンが腰を動かし、胎内を陵辱しても、グリシーヌは反応しなくなっていた。よだれを垂らし、空ろな目をしている。
 キャパシティを完全に越える痛みにグリシーヌの意識は消し飛んでしまったのだ。

「ぐふ、ぐふ、他愛もない。ぐふ、ぐふ。ならば」
    じゃりじゃりじゃり
 手足を縛る鎖が解かれると、レオンに抱かれるままにぐったりしているグリシーヌの双乳を掴んだ。ぶぴゅっとミルクを噴く。
 爪が肉を裂くのも構わず、張り詰めても柔らかい乳房をめちゃくちゃに揉みしだく。血で乳房が真っ赤に染まり、その上に白いミルクが彩りを添える。
 長い舌で血とミルクを舐め取り、ついでに乳房に噛み付くと口の中に甘いミルクがほとばしった。
「ぐおおお!!我が精を受けて果てるがよい!!」
 グリシーヌを壊す快感のなかでオンが果てた。
    どっばっ! ずびゅう! どばばばっ
 グリシーヌの中でペニスが膨れ弾けた。まさに精の奔流という感じで大量の熱い精が噴き出してグリシーヌの胎内を灼いていく。
「あひぃい!!!うぐっ!くはぁあ!!」
 グリシーヌが悶絶した。意識が吹っ飛び、失禁してしまった。暖かい尿がレオンの下半身を濡らす。
「ぐはは!漏らしおったぞ。これではも貴族か?ああ?」
 レオンは笑いながら、なおも精をグリシーヌの子宮内にほとばしらせた。
 大量の精液でグリシーヌの腹は妊婦のように盛りあがり、射精の量のほどを伺わせた。

「おおお! 愛しき君よ!我が情熱のほとばしりを送らん!!」
 クロウも時をおなじくして絶頂を迎えた。床に寝かせた花火の足を抱えて花火の腸奥を突き上げていたクロウはえぐり込むように根元まで突き入れて果てた。
    どぴゅっ! どぴゅ! どぴゅ! どくっ! どくっ! とく、とく、とく・・・
 クロウもたっぷりと花火の腸内にその愛の証しを放出し続けた。

 たっぷり出して満足したレオンはグリシーヌの腰を掴んで一気に引きぬき、グリシーヌを投げ捨てた。
 ドサリと倒れたままピクリともしないグリシーヌの股間は男の腕の太さに開ききったまま血だらけの胎内を見せ、そして中からドボッと精液が流れ出した。脹らんだ腹がしぼんでいって、股間に白と赤のまだらな水溜りを作っていく。

 力なく横たわる花火の乳房は黒い羽根が生えたままじわじわと血を流し続け、膣と肛門も血を流していた。
    ごぷっ
 腸奥に出された精液が口を閉じる力を失い広がったままの肛門から噴き出し、黒いドレスを紅白模様に染めていくのだった。
 

    ・・・
 

 ライラック邸に再び妖気反応があったことにエリカが気付いたのはシャノワールの開店準備のために店に行った時だった。
 ライラック邸に駆けつけたエリカが見つけたのは大広間で倒れている大勢の貴族たちと、血だらけのグリシーヌと花火の姿だった。
「グリシーヌさん!花火さん!!」
 二人とも股間から血と精液を流し、乳房も血だらけで息も絶え絶えだ。
「ひ、ひどい・・・あちこち傷だらけで出血が多いわ!!」
 エリカは二人の胸に手をかざし、神に祈る。
「大いなる我が主よ! 奇跡を顕したまえ!
 かの者たちの傷を癒したまえ!!」
 エリカの手に霊力が集まって光りを放ち、グリシーヌの乳房の傷や花火の穴だらけの乳房が綺麗に元通りになっていく。犯されて傷だらけの膣や子宮、肛門の裂傷が元通りになり、花火の処女膜までも再生された。
 さらに祈り続けるエリカの身体から霊力が輪となって広がり、二人の傷だけでなく、犯された少女たちの傷や流し込まれた精液、体内の媚薬までをも消し去っていく。

 まさに神の奇跡と言えるエリカのヒーリングだった。

 エリカのおかげで一命を取りとめた一同だったが、狡猾で残忍な怪人どもがまだ何人もいることがわかり、皆を震撼させるのだった。

 そして、今夜もまた巴里の街に怪人が暗躍していた。
「きしし、ああ、この宝石がのどを通る感触がたまらないねぇ・・・」
 闇の中に怪人の姿が消えていった。
 
 

 
 
−ルドモ−