「サクラ大戦3 巴里に咲く美しき華たち」
 
 
 
 
 
 俺の名前は大神一郎。帝国海軍中尉にして、帝国華撃団花組、ならびに巴里華撃団花組の隊長を務めている。
 もう一つの顔が「シャノワール」のもぎり兼ボーイというところがアレなのだが。

 コクリコが俺たちの仲間になったころ、巴里での戦いは熾烈を極めていた。
 敵はどこから調達するのか、毎度多数の蒸気獣をくり出してきて、対する華撃団の隊員はまだエリカ・フォンティーヌ、グリシーヌ・ブルーメール、コクリコの3名だけで、俺たちは消耗戦を強いられていた。

 そしてある日、破局が訪れた。
 

■ 2nd Review ■

「エリカ! 回復はまだか! グリシーヌが!!」
「ごめんなさい! あと1分ください!」
「いらん!! これくらい私ひとりで! はぁああっ ! !
 必殺攻撃で敵を撃破したグリシーヌだが、蓄積された疲労とダメージは隠せない。

 戦闘開始からすでに5時間。敵蒸気獣を4、50体は倒しただろうか。あたりは瓦礫と蒸気獣の残骸であふれ、こちらの体力・霊力も限界だ。

「きゃあ! イチロー助けて!」
 グリシーヌに気を取られている間に、敵兵の最後の一団がコクリコに襲いかかっていた。
「しまった! コクリコ!!」
 霊力で作り出した分身を飛ばして敵の攻撃をガードする。しかしコクリコの体力がもう限界で、反撃に移れないらしい。足の速いコクリコを先行させすぎて援護が届かない。
「くそお・・・やつらで最後だというのに!」
 敵が武器を構えた! このままではコクリコが危ない!!
「・・・あれを使うしかない!! いくぞ!『狼虎滅却・霊波猛撃!!』」
    ドガガ! ドガガ!! バコ! バキィ!!
    どどおぉおおん ! !
 やむなく俺は封印技を使ってしまった。飛ばした分身で複数の敵を攻撃するこの技は、1撃で俺の霊力を使い果たしてしまうため、前に1度使ったきり米田中将に使用を禁じられていた。
『敵蒸気獣の全滅を確認。みなさま、お疲れ様でした』
 基地からのメルの通信が遠くに聞こえる。
「イチロー! ありがと!! ・・・イチロー! ・・・ロ・・・
 コクリコの声が遠ざかっていく・・・
 霊力が尽きた俺は神武Fの中で意識を失っていた。
 

    ・・・・
 

「イチローはどうして起きないの?」
 巴里華撃団の医務室に寝かされた大神のそばで、コクリコが尋ねた。
「・・・」
「ねえ、イチローは大丈夫だよね!?」
 昏睡の原因もわからず、エリカもグリシーヌもコクリコの問いに何も答えられない。
「・・・コクリコ・・・」
「・・・まったく・・・情けない。隊長失格だな」
「! グリシーヌさん!!」
「戦闘のことではない。よく全員無事に戻れたと、私も感心している。
 だがな、こんなに・・・こんなに、隊員たちに心配をかける隊長では、隊員はやってられないと言っている!」
「グリシーヌさん・・・」
 グリシーヌも大神のことを心配しているのだと気付いたエリカが苦笑する。
「はいはい、そのへんで静かにおし」
 グラン・マが医務室に入ってきた。
「トーキョーのムッシュ・ヨネダと連絡を取って、いろいろ教えてもらったよ」
「それで、大神さんは!」
「イチローは大丈夫なの!?」
「静かにおしってば!」
 グラン・マの一喝に、エリカとコクリコがびっくりして腰を抜かした。
「こほん。あー、結論からと言うとね、ムッシュ・オオガミは霊力を使い果たしてダウンしたんだとさ。霊力がある程度回復すれば目を覚ますそうだよ。
 ムッシュ・ヨネダが『またあの技を使いよったな、バカモンが!』って言ってたから、前にもあったんだねぇ」
「ボクのせいだ・・・ボクをかばってくれたとき、かばうだけじゃなく、分身が敵を攻撃したんだ。あんなの見たことなかった。きっとあれで・・・」
「気におしでないよ、コクリコ。これはムッシュが自分の意思でやったことだ。あんたが「自分のせいだ」なんて言ってたら、逆にムッシュが気にしちまうよ」
 グラン・マは悔やむコクリコの頭を優しく撫でながら諭す。そしてエリカとグリシーヌに向き直ると
「それより、後はあたしらに任せて、あんたたちは休養を取りな。
 あんたたちの霊力だって残ってないんだろ? 敵はまた何時襲ってくるかわかんないよ」
「確かに・・・今は休息することが私の任務ということだな。では失礼する」
 グリシーヌが出ていく。と、ドアのところで振りかえり、
「あ、このバカモンの隊長が起きたらな、二度とこんなまねはするな、と怒っておいてくれ。私の分もな」
「ぷっ グリシーヌさんったら」
「エリカ、私を呼んだか?」
「え! いえいえいえ、なんでもありませ~~~ん!!」
「そうか。それではまた明日」

「あ、コクリコ。あんたは着替えたらあたしの部屋においで」
「え!やっぱりボク、クビになっちゃうの!?」
「あんたは華撃団の大事な戦力さ。戦えるあいだはクビになんてしたりしないから安心おし。
 とにかく、着替えてあたしの部屋。いいね」
「はい。了解しました!」
 ぴっ と敬礼するコクリコ。それを見て、エリカも微笑みながら
「それじゃあ、わたしも修道院に戻ります」
「ああ、ゆっくり休むんだよ。あんたまでダウンされたら、それこそ大変だからね」
「うふふ、そうですね。おやすみなさい、グラン・マ」
「まって、エリカ。ボクもいっしょに行くよ」
 コクリコとエリカが医務室を出ていき、グラン・マだけが残された。
「・・・ふう・・・それにしても、コクリコをよく守ってくれたよ、ボウヤ・・・
 あんな小さい子供まで戦わせなきゃならないんだからねぇ。
 それに引き換え、これからあたしがあの子にさせようってことは・・・
 ・・・ふう・・・因果な仕事だよ、まったくさぁ・・・」
 

    ・・・・
 

「さて、早速だけどねぇ・・・ コクリコ、あんた、男に抱かれたことはあるのかい?」
 グラン・マの部屋にやってきたコクリコに、グラン・マはそう切り出した。
「え!? なんでそんなこと・・・」
「いいからお答え」
 有無を言わせぬ強い口調でコクリコを制する。コクリコはうつむいて、小声で返答する。
「・・・あります。・・・この街に来る前に・・・サーカスを見に来た偉い人がボクを気に入ったって。・・・あと、団長にも・・・お客の入りが悪かった日に、その腹いせに・・・」
 つらい思い出なのだろう、コクリコの顔が歪む。
「ふぅ、まあ子供が1人で生きてくには世知辛い世の中だからね。でも、経験があるならそのほうが都合がいいさね」
「え!? ボクもここでお客取るの?」
「ちがうよ! そんなことさせるもんかい!」
 珍しくグラン・マが声を荒げた。
「・・・ふぅ・・・実はあんたにムッシュ・オオガミを起してもらいたいのさ」
「イチローを? ボクが!?」
「ムッシュ・ヨネダがね、霊力を回復させる方法ってのを教えてくれてね。
 それが、霊力を持った女が男を咥え込んで、その霊力を男性に分ける、っていうのさ。
 トーキョーの帝国華撃団には女性隊員が多いし、ボウヤはもてそうだからね。
 恋人の1人や2人、いるだろうしねぇ」
 もちろんグラン・マは先日の大神とシーとの一件を知っている。というか、ある企てのためにシーに大神の相手をさせたのだった。
「ところがウチには霊力を持ってるのは3人しかいないときてる。
 エリカもグリシーヌ嬢も、霊力が底を付いているから、あんたしかいないんだよ。
 こんな子供に酷な注文だとは分ってるけど、敵はいつ来るかわからないからね」
「ボク、やるよ! イチローが早く元気になるなら、なんでもやるよ!」
「いい子だねぇ。すまないけどムッシュを頼むよ」
「ハイ!」
「メル、シー。こっちにおいで」
 外の秘書室で待機していたメルとシーがやってくる。
「あんたたちもいっしょにお聞きき。コクリコをサポートしてやるんだよ」
「ウィ、オーナー」
「ウィ、オーナー」
「それじゃあ、やり方を教えるからよくお聞き・・・」
 

    ・・・・
 

「では、始めましょうか・・・」
 医務室に3人が集合すると、メルが切り出した。
「コクリコちゃん、まずは服を全部脱いで頂戴」
「うん・・・」
 桃色のエリのシャツとズボンを脱ぎ捨てると、少年のような平らな胸にカモシカのような脚が現れる。
 少し緊張してきたのか、ふぅと息を吐いてから木綿のパンツを下ろした。
 肉付きの薄い下腹はもちろん無毛でくっきりとワレメが走っている。
「まあっ かわいいわぁ!」
 シーがコクリコに抱きついて頬ずりする。実はかなりレズっ気があるうえ、ボーイッシュな女の子が好きだったりする。(いつもメルにくっついているのもメルが無性別な雰囲気を持っているからなのだ)
「コクリコちゃ~ん、あたしが気持ちよ~くしてあげるわねぇ」
とコクリコを抱き上げ、ベッドの端に乗せる。
「メルはムッシュのほうをお願いねぇ」
「ええ・・・」
「ムッシュのは大きいからね、びっくりしちゃだめよぉ」
 シーがクスクス笑いながら言う。
「イチローってそんなに大きいの?」
「そぉねえ。コクリコちゃんくらい小さい子だとぉ、ふつーなら裂けちゃうかもねぇ」
「げげっ!大丈夫かなぁ・・・」
「大丈夫よぉ。『媚薬』があるからねぇ」
「『びやく』って?」
「えっとねぇ、子供でも処女でもすぐにヌレヌレになったりぃ、どんな殿方のモノでも飲みこめるようなるお薬のことよぉ」
 そう言いながら用意してあったカクテルの入ったグラスを渡す。
「さぁ、これを飲んでねぇ」
「んぐ。あ、お酒だ! んぐんぐ。フルーツ味で美味しい♪」
「それにはね、痛みを減らして気持ちよくなる『媚薬』が入ってるの」
「ふうん・・・あ、なんかポカポカしてきたぁ」
 アルコールと媚薬の相乗効果で早くも肌に赤みがさしてきた。シーが平らな胸を愛撫しはじめると、こそばゆさに忍び笑いを漏らす。
「酔狂な貴族たちがね、いろいろな薬を作らせては私たちのような者に試すのよ」
 メルが少し表情を曇らせる。
「どれもとっても高価でぇ、貴族にしか手に入らないようなシロモノだけどねぇ」
 コクリコの無毛の股間にシーの手が伸びて優しく揉みほぐしていく。肉に埋まったままのクリトリスの付近を親指の腹でくるくるといじると、くすぐったさ以上の感覚に太腿がピクピクと痙攣する。
「まあ効き目はすごいわよ。私が12歳の時に貴族の慰み者になったときもいろいろな媚薬を使われたうえで、その貴族の腕で処女を散されたし・・・」
「ひえっ! ボクよりひどそう・・・」
 恐ろしい表情で、メルはなおも憑かれたように語り続ける。
「そいつは処女だった私の中に腕を突っ込んで処女膜を引き千切ったの。
 膣から血がたくさん出てるのに痛みはなくて、・・・そいつの腕がひじまで押しこまれて指が子宮のなかにまで入っていくのが感じられるの・・・」
「・・・メル、メル、もうやめて!!」
「・・・シー・・・、・・・、あ、・・・はぁああ・・・」
 シーがメルを抱きしめて懸命に揺さぶって呼びかけた。ようやく我に帰ったメルが、大きくため息を吐く。
「もう、そのことは忘れるって約束でしょ?」
「そうだったわね・・・ごめんね、シー。いつもありがとう」
 シーの柔らかい髪に顔を埋めてメルもシーを抱き返す。同じような境遇でグラン・マに拾われたこの少女をメルは本当に好きだった。
「いいのよ。メル・・・さあ、続けましょう」
「えーと、大神さんの準備だったわね」
「うん、がんばってね」
    (いい暮ししてそうなお姉ちゃんたちだと思ってたけど、
     やっぱり苦労してるんだな)
 コクリコはこの二人も自分と同じだという共感のようなものを感じて、安心してシーの愛撫に身も心も委ねることができた。
 シーの愛撫を受けながらコクリコが横目で剥き出しにされた大神の股間を見ると、メルが持ち上げたそれはまだだらんとして萎んだままだ。
 メルがそれを口に含んで唾液をまぶす。根元まで飲みこんで刺激を与えていると、徐々に充血していく。そしてあっという間に膨れ上がってメルの咽喉を突いた。
「ぐっ! ごほっ ごほっ 油断したわ」
 メルが大神を吐き出して咳こんでしまった。
「ほえぇえ! イチローのでかいよ!!」
 暖かく柔らかい刺激で勃起したイチモツはコクリコの知る数人の男のモノとは比べ物にならない大きさだった。
「でっしょ~~ 『ウタマロ』って言ってね、日本のサムライはみんなこんななのよぉ」
「シーに聞いてたけど、これほどとは・・・」
 メルが驚嘆する。もう根元まで呑み込むことは無理なので、ビクビクと痙攣するそれを垂直に立たせながら亀頭だけを口に含んで舌を絡ませつつ、竿を上下に擦りながら睾丸もやわやわと揉んで愛撫を続けた。

「さぁ、こっちもあの大っきいのを受け入れる準備をしなくちゃねぇ」
 シーはコクリコを寝かせて足を左右に広げさせると股間に顔を寄せた。指でワレメを左右に広げると、媚薬の効果でそこはサクラ色に色付き艶やかに濡れ光っていた。舌を伸ばして内側の肉を舐め肉襞をほぐしていく。
「くっ くっ うふふ くすぐったい・・・あっくぅう」
 さらに小さな穴に舌を挿し入れて蜜を舐め取ると、くすぐったさではない感覚がコクリコを襲い、腰が跳ねた。
 しかし、いくら男性経験があるとはいえ、まだ11歳の彼女の膣はさすがに小さく、このままではとても大神のイチモツが入るとは思えない。
 シーはデスクに置いた媚薬のビンを取り、中のジェル状の粘液を人指し指ですくう。コクリコの膣に指を押し当てると、ゆっくり付け根まで挿入する。
「ひああ! 入ってくるよ」
「うふふ、指が根元まで入ったわぁ。でもまだキツキツねぇ」
 シーは中で指を回転させて媚薬を肉襞に擦りこむ。それを2度3度と繰り返し、同時にワレメ全体にも媚薬を塗る。陰核が隠れている包皮の付近は特にたっぷりと擦りこんでいく。
「ああ、なんだかお腹が熱くなってきたよ」
「それでいいのよ。あなたのアソコが充血して、ほら、お豆が顔を出してきた・・・」
 シーがちょこっと顔を見せたクリトリスを剥き出した。
「ふあぁ!」
 コクリコが喘いで小さい体を震わせた。
 心臓がドキドキ言って、鼓動に連動して赤く腫れた豆もピクピクと震えている。
 下半身がジンジンと痺れてきて、そのくせ胎内を掻き回す指ははっきり感じられる。胎内の指が内側から淫核のある付近を押し上げ、外から親指がそれを押しつぶし、ぐりぐりと捏ねる。
「ひああ! あふっ! だめ!それだめぇ!!」
 胎内の指を柔肉がきゅっきゅっと間欠的に締めつける。ぴゅっ、ぴゅっと噴き出した蜜がシーの手を濡らす。
「うふふ、だいぶほぐれてきたみたいねぇ」
 指を引きぬくと、膣口が物欲しそうにあえぎ、蜜を滴らせている。
 容赦なくシーは指を2本にしてコクリコを犯した。もちろん媚薬をたっぷり塗りつけてある。
「ひうう、いっぱいだよぉ」
「まだまだ。ムッシュのはこんなもんじゃないわよぉ」
 胎内で指をVの字に広げたまま回転させる。奥から手前まで念入りに媚薬を擦りこみ、じっくり肉襞を愛撫してそれをなじませる。
 ようやく指を引きぬくと、幼い蕾もすっかり花開いて、男を誘う蜜を滴らせる淫華となっていた。
「はぁはぁ・・・ねえ、ボクもイチローのオチンチン触ってみたい」
「いいですよ、コクリコちゃん。では大神さんの足にまたがって頂戴」
 メルがコクリコを誘う。
「やり方はわかる?」
 シーが愛液まみれの指をしゃぶりながら聞いた。
「ウン、知ってる・・・わぁあ、すごいおっきい・・・」
 コクリコは竿に手を添えてなんとか亀頭を口に含む。口の中でもぐもぐと舌で亀頭を舐めては上あごに擦りつける。
「ぷはぁ やっぱ大きすぎてあごが痛いや。えへへ」
「そぉねぇ。なら先っぽ半分だけ舐めるとかぁ、竿を舐め上げるのがいいかもねぇ」
「なるほどねぇ。こうかな?」
 剛直を横に咥えてハーモニカのように左右に動かしながら舌を使って竿を愛撫する。
ほぉお・・・コクリコちゃんは本当に器用ね」
 メルが感心する。
「てへっ。ありがとう」
「じゃぁ、こっちも続けるわよぉ」
 シーがコクリコの背後から指による愛撫を再開した。膣に指2本を挿入しながらお豆も同時に摘んでやる。
「んあっ ああっ」
 すぐに痺れるような快感が背中を駆け上がり、大神のフェラどころではなくなる。大神の股間に突っ伏し、竿を握り締めて快感に悶える。
 程なく指3本でも余裕で呑み込めるほどにコクリコの膣はほぐれていた。押しこめばシーの手首ぐらい入っていきそうだ。
「はぁあ、はぁあ、もうボクおかしくなっちゃいそうだよ」
「そおねぇ、まだキツイかもしれないけどぉ・・・やってみる?」
「張り型もいろいろ用意してあるから、もっと馴らしてからのほうが楽だと思うけど・・・」
 コクリコに替わってまた大神をしゃぶっていたメルがコクリコの身を案じる。
「張り型って、木のオチンチンでしょ? ボクあれ嫌い。
 もういいよ、はやくイチローを起してあげたいし」
「そうよね。冷たい張り型なんかより暖かい本物のほうがいいわよねぇ」
「こっちは、いつでもいいわよ」
 大神の竿を横に咥えていたメルが口を離す。剛直は先端から根元まで唾液で濡れてテカテカと光っていた。
「それじゃあ、コクリコちゃん、ムッシュの上に連れていくからねぇ」
「ウン・・・おねがい。なんか腰が立たないし」
 コクリコは媚薬の筋弛緩効果と鎮痛効果が効いてきて、既に立ちあがれなくなっていた。痛みは消えるが触覚は逆に敏感になる特製の媚薬だ。
 シーがコクリコを抱えあげて大神の腰の上に立った。そこからそろそろと腰を落として、メルが支えてる剛直の真上にコクリコのワレメがくるように調整する。
    くちゅっ
 亀頭がコクリコの膣口に触れた。
「ひうっ」
 コクリコが先ほど舐めた剛直の太さを思い出してちょっとビビりつつ声を上げる。
「行くわよぉ」
    ぐにゅぅ・・・じゅぷっ
「あぐぅう、きついぃ・・・」
 亀頭が小さい膣にめり込んだ。肉襞を極限まで拡張される圧迫感にコクリコが苦鳴を漏らす。
「まだ先っぽだけよ。もう少し挿れるわよ。我慢してね」
「ウン、ボク我慢するよ・・・あぐっ ひぃい ひぃい」
 ずん、ずん、と腹の中を突き上げられ、拡張される苦しさでコクリコが悲鳴をあげる。
 特製の媚薬でほぐされていなければ、11歳の少女では膣が裂けていたかもしれない。
 しかし媚薬の効果を知っているシーはどんどん奥へと進めていく。
「うぐぅ・・・ひあぁあ・・・うぐうっ」
 ズンと奥を突いて、狭く浅い膣はあっというまに大神で満たされてしまった。
「ほらぁ、奥まで入ったわよぉ。案外すんなり入っちゃったわねぇ」
「・・・ はっ はっ ・・・」
 しかしコクリコは苦しさに声も出ないらしい。涙を溜めて腹の中を押し広げられる苦しさに耐えていた。
 もっとも奥までといっても、大神の剛直はまだ4分の1ほど竿を残している。もしもシーが手を放して根元まで入ってしまったら、きっと膣を裂いてしまうか子宮口を突き破ってしまうことだろう。

「ではコクリコちゃん、グラン・マから聞いてたように、霊力を下腹に集中して頂戴」
 メルがコクリコの下腹に手を当てる。栄養不足で薄い腹の肉が、大神の剛直のカタチに盛り上がって、はまっている部分が見て取れる。その昔、自分の腹も貴族の腕でこのように盛り上がっていたのかと思うと、今更ながらに震えがきてしまう。あのときグラン・マが無軌道な若い貴族たちを止めてくれなければ、きっとメルは出血多量で死んでいただろう。
「う~~ん くぅう はぁはぁ・・・」
 コクリコは霊力を下腹に集中しようするのだが、どうしても力が入って大神を締めつけてしまい、圧迫感が跳ねかえって集中が乱れてしまう。
「コクリコちゃん、もっとリラックスしてぇ。力まないでいいのよぉ」
「うん。分ってるけど・・・集中すると、どうしても力が入っちゃうんだよ」
 力を抜いたまま霊力を集中させることなど、最近霊力に目覚めたコクリコには難しかった。
「なら、大神さんの『ウタマロ』の太さにもっと慣れればいいのでは?
 シー、コクリコちゃんを動かしてもっと馴染ませてあげて」
「そおねぇ。それいいアイデアかもぉ」
「え!? あ、ぐぅう、あはあああ」
 身体が持ち上げられ、今のカタチに慣れ始めていた膣がまた亀頭の通過で引き伸ばされていった。広がったカリがぞりぞりと肉襞を擦る刺激が、媚薬の効果で快感となってコクリコを襲う。苦痛ですらある圧迫感と快感が入り混じり、強烈な刺激が脳裏でバチバチとはじける。
「しばらくは辛いかもしれないけど、慣れてしまえば楽になるから。しっかりね」
「うん、がんばるっ!ぐうう!」
 再び亀頭が奥を目指して肉を割り開いていく。ごりっと奥を擦りあげて行き止まる。
 そしてまた持ち上げられて・・・
 胎内を擦りあげられるたびに快感がスパークする。
 何度か上下に動かした後、今度は奥まで入れたままコクリコの体を前後左右に揺らしはじめた。
 メルも手を貸してコクリコを支える。
「あっ んっ んっ」
 ごり、ごり、ごりと亀頭が子宮口を擦りあげる。同時に根元が膣口を押し広げる。さらに今度は円を描き、右回転、左回転と動いて狭い入口が拡張されていく。
「ふぅうう・・・ふぁあああ・・・」
 そしてまた身体が引き上げられ、奥まで貫かれる。そのたびにコクリコの中で快感が生まれ、脳を蕩かしていく。もう苦痛も感じず、胎内でビクビクと奮える剛直をリアルに感じながら快感に酔っていた。
「気持ちいいよ! ボクの中をイチローが掻き回して気持ちいいよ!」
「良くなってきたのねぇ」
「もう十分慣れたみたいね。それじゃあ、また霊力をここに集中させるのよ」
 メルが手のひらを押しつける。シーがコクリコを動かし続けているので、手のひらにはコクリコの胎内を前後するカタマリがはっきりと感じられた。自分の胎内が同じように大神の太いイチモツで貫かれているような気分になり、メルも身体が熱くなっているのを自覚していた。すでにパンティは濡れそぼって太腿を愛液が伝い落ちていた。シーも息が荒く、腰が微妙に動いている。おそらく同じ気分なのだろう。
「あああ、熱い、熱いよ。ボクの中が、イチローのが、熱い・・・」
「霊力が大神さんに伝わっているのね。その調子よ」
「コクリコちゃん、がんばってぇ」
 シーはゆっくり引き上げ、コクリコの体重で落としこむ。コクリコの中がさらに潤い、ほぐれるほどに動きが早く深くなっていく。既に胎内は熱くとろけ、大神の剛直も最大限に膨れ上がっていた。
「うぅ・・・なんか・・・あぁ・・・ボク・・・ボク・・・」
「う、うう・・・」
「あ! 大神さんが声を出したわ! もう一息よ、コクリコちゃん!」
「イ、チ、ロー・・・ボクぅ・・・」
「いい感じだわぁ。 コクリコちゃん」
「はぁあ、ああっ んっ なんか・・・恐いよ・・・んああ!熱い・・・」
「いいのよぉ。 恐くないのよぉ。 そのまま気持ちよくなっていいのよぉ」
「コクリコちゃん、もう一息ですからね。さあ、ここに気持ちを集中させて!」
 メルが下腹をなで回す。これで最後と、シーがコクリコの身体を落としこんだ。メルが結合部分に手を沿えて赤く腫れた淫唇と淫核を擦りあげる。
 びくびくとコクリコの身体が震え、肉襞が剛直を締めつけながらうねうねと蠢いた。
「う、うう・・・うああ・・・」
 大神がうめいて痙攣した。
「ああ、イチローのが大きくなって! ああ! ダメ! だめぇええ ! !
うわああああ ! !
 コクリコと大神がそろって叫び声を上げた。
    ドクッ ドクッ ドクッ
 幼くも「女」として開花した少女の胎内に大神が精を放った。同時にコクリコの下腹に集まった霊力が剛直を通じて大神の身体に吸収されていく。
 もしもメルとシーに霊力があったら、2人の身体があふれる霊力で輝いているのが見えただろう。
「熱い・・・いっぱい出てるよ・・・イチロー・・・
 大量の熱い精を最奥に浴びながら、初潮もまだの幼い少女は始めての絶頂に心を震わせながら失神していた。

「・・・ふぅ・・・ うふふっ お疲れ様ぁ、コクリコちゃん」
 シーがコクリコの身体を引き上げると、ずるりと剛直が抜けた。それはまだほとんど萎えることなく、力を蓄えたままビクビクと痙攣しながら精液の残滓を吐き出し続けていた。
「すごい・・・まだ出ている・・・」
 メルは精液まみれの亀頭を咥えて精液を吸い上げた。
「こんなに出してもらってよかったわねぇ、コクリコちゃん」
 シーのほうもコクリコをベッドに寝かせ、大神の濃い精液が零れ落ちる股間に顔を埋めて、あふれてくる精液をすすった。
 メルは竿や睾丸にも流れた精液を丹念に舐め取り、青臭い粘液を味わいながらもう一方の手を自分の股間に挿し入れて、熱くなった部分を慰めていた。
「まあ、メルったら、メルもムッシュとやりたくなった?」
「コクリコちゃんに当てられただけよ。
 ・・・でもそうね、大神さんとなら・・・悪くないかもね」
 大神を清め終えたメルが顔を上げて顔を赤らめる。
「そーよぉ、一度ムッシュのを味わったらぁ、その辺の男なんて目じゃないわよぉ」
「でも、やっぱりわたしが一番好きなのはシーよ」
「もう・・・メルったら」
 二人は自然と唇を重ね、いつものように互いの乳房と股間に手を伸ばし・・・
『ハイハイ、無駄話はそのへんにして、後片付けを忘れなさんなよ』
 突然スピーカーからグラン・マの声がして、2人は慌てて返事をする。
「ウィ!オーナー!」
「ウィ!オーナー!」
『メルはコクリコにシャワーを浴びさせて、膣内洗浄もしてあげな。
 まだ子供だから、そういう知識もないだろうしさ。もし目を覚ましたらついでに教えてあげるがいいよ』
「ウィ、オーナー。わかりました」
『シーはムッシュの後始末だ。ちゃんと服も着せるんだよ。そのまんまじゃ明日ウブなお嬢さんたちがびっくりするからね』
「ウィ、オーナー」
『なら後は任したよ。
 ・・・2人とも・・・今日はごくろうだったね。コクリコにもそう伝えておくれ。
 それじゃあね、おやすみ』
「ウィ。おやすみなさい、グラン・マ」
「おやすみなさい、グラン・マ」
 グラン・マの注意が効いて、2人はいつも通りの仕事のときの顔に戻って後片付けを開始した。

 そして翌日の昼過ぎに大神が目覚めると、もう元気いっぱいに回復したコクリコが飛びついてきて、大神を慌てさせるのだった。
「イチロー! だぁい好き!!」
 

    ・・・・
 

 後日、グラン・マが事の顛末を日本の米田中将に伝えた際、とんでもないことが判明した。
 大神に霊力を注入するには、別にセックスをする必要はなく、霊力を口に集めればフェラチオでもよかったと言うのだ。
 米田中将のフランス語が未熟だったため「女性の口に霊力を集めて大神の男の部分を咥えて・・・」と伝えるのに「女の(下の)口」という隠語と同じ言い方してしまった。それをグラン・マが「女の下の口に咥える」=「セックスする」と勘違いしてしまったのだ。
『あの時は、昔ウチにいたあやめって女性に頼んで口淫してもらったんだ。大神のやつは失神してたから知らねえんだがな』
 グラン・マはさすがに11歳の少女をあてがったとは言えず、ただ隊員とだけ伝えた。
『そうかい、そっちの隊員とやっちまったのか。こりゃバレたらこっちの娘どもが黙っちゃいねえな』
 ということで、このことは大神が知っても帝劇の隊員が知ってもヤバイということになり、前回の通信ともども記録は抹消されたのだった。
『大神にゃあ、こっちは気にせず、ぞんぶんに巴里の美人とよろしくやって男を磨いてきな、と伝えてくれ。それじゃあ大神をよろしくな』

『通信終わり』
 

 2nd Review Ende.
 

 
 
-ルドモ-