「ZOIDS:海底の悪魔」
 
 
 
−海底の悪魔−
 

 バンとフィーネは神殿の中に入り、奥を目指していた。コケで滑る長い階段を昇りきると、神殿の中央らしき広間に出た。その中央に2m大の石碑らしきものが置かれている。
「ここは濡れていないんだな」
「ええ、きっと、この石碑が痛まないようになっているのね」
 バンはフィーネの指示通りに背負った記録装置を石碑に向けて表面の文字や磁気分布を計測している。

 その時、2人の耳に誰かの声が聞こえてきた。
「オマエは自分の名前の意味を知っているのか」

「誰 !?」
「誰だ!」
 2人はライトで辺りを探るが、声の出所は分らない。

「Fineそれは終焉という意味。つまり全ての終りだ…」
 声と共に奥の柱の影から小柄な人の姿が浮かんだ。

「リーゼ!!」
 リーゼはフィーネを指差して言う。
「前にも言ったはずだ。オマエは呪われた存在なのだ」
「うそよ、そんなの信じない」
「このやろう!」
 バンがリーゼに飛びかかるが、寸前、バンの身体は逆に弾き飛ばされていた。柱の影から伸びた赤い尻尾がバンを打ち据えたのだ。
「ぐわぁっ」
「バン!」
 赤いオーガノイドは倒れたバンの上に尻尾を乗せた。それだけでバンは身動きが取れなくなってしまった。
 リーゼはバンのそばにしゃがむと、バンに囁きかける。
「バン・フライハイト。今日は君には用はないんだ。しばらくそこで見ていておくれ」
 リーゼの空色の瞳が妖しく光る。と、バンの目の光がすぅと消える。

「リーゼ!やめて !!」
 バンに何かされると思ったフィーネが叫んだ。
 リーゼは立ち上がると、フィーネのそばにやってきた。
「安心しなよ。殺しはしないよ。今はね」
 2人は顔を突き合わせた。
「オマエのせいで、バンは苦しみ続け、オマエもまた苦しむんだ」
「そんなことない!」
「だったら、今から見せてやるよ。オマエたちの未来を・・・」
「何!?」
 再びリーゼの瞳が光り、フィーネは身体が動かなくなってしまった。
 

「それにしても、育ったものだね」
 リーゼはフィーネの胸を揉みはじめた。
「あ、ん、止めて!リーゼ!!」
 声は出せても身体はぴくりとも動かせない。『敵』と分っていても、念入りな愛撫に身体は反応してしまう。
「はぁっ だめ!そこはっ!」
 リーゼが乳首を摘んでつねった。痛みと同時に快美感を感じてしまうフィーネ。今はバンに開発された感じやすい身体が憎い。
「ふふっすっかりいい気分のようだけど、サービスはここまでだよ」
「そ! …あっ……」
 うっかり不満を口にしそうになって慌てるフィーネ。
「さてと、オマエはヒルツに任せて、ボクはバンと遊ぼうかな」
「えっ !?」
 にゅうっ
と背後から伸びた手がフィーネの巨乳を揉みしだいた。
「いやぁ!何?誰 !?」
「ふっ久しぶりだな。フィーネ」
「ヒッ!ヒルツ !?」
 ヒルツはフィーネのほほを舐めながらなおもしつこく胸を揉んでいる。
「あ、ん、だめ! くぅ」

 それを横目で見ながら、リーゼはバンのズボンのチャックを開け、ペニスを取り出した。しかしそれはまだふにゃふにゃの状態だ。
「バン、勃起するんだ。最大限に。そして決して射精してはいけない」
 リーゼがバンにささやくと、見る間にバンは勃起していった。これまでフィーネも見たことがないほどバンのペニスは長く太く勃起し目一杯エラを張っていた。恐るべきリーゼの魔眼の威力だ。
「あ、バン……すごい…」

 ヒルツはフィーネのシャツに指を掛けると
「さて、そろそろ直に拝ませてもらうか」
    ビビッ ビリビリッ
一気に破り捨てた。
「キャーッ !!」
 ぽろん とフィーネの乳房が晒された。その頂点には既にしこり切った乳首が震えている。

 再びヒルツは乳房を弄りだした。乳首を摘んで限界まで引っ張ったり、肉が千切れんばかりに握りつぶす。
「痛い!いやっ!止めてぇ !!」
 乱暴な愛撫にフィーネが悲鳴を上げる。
「はっはっはっ 意外と楽しいな。リーゼではこればかりはできないしな」
「放っときな、ヒルツ。ボクのはそんな牛チチじゃないんだから」

 言うなりリーゼは長衣を脱ぎ捨てた。長衣を脱げばひざ上までのストッキングをベルトで吊っている他は何も身につけていないリーゼだ。かつてのフィーネの体型のまま成長したような、妖精のような肢体がそこにあった。脹らみかけた乳房。乳首はフィーネと同じくらいにピンと尖っている。もちろん股間は剥き玉子のようだ。

 リーゼはバンの足元にひざまずくと、天を突く勃起を口に含んだ。
「ん…ん…ぷっ…あぶ……ぷはっ」
 あまりに大きい剛直を苦労しながら唾液でテラテラにしたリーゼは自らのスリットに太棒を擦りつけた。
「おい、フィーネ!見てみろよ。オマエのバンをいただくぞ」
「あ!バン!リーゼ !! バン!起きて!起きてぇ !!」
 瞬間胸の痛みを忘れたフィーネが叫んだ。しかしバンはぴくりともしない。

「おい、ちょっと待てよ。同時に入れようぜ」
「ああ、そうだな。でも早くしてくれよ。もう入れたくて腰がうずうずしてるんだ」
「オーケイ」

 ヒルツはフィーネのスカートをまくり上げて、パンティをむしり取った。フィーネの背後でカチャカチャと音がした後、ヒルツはフィーネのスリットを割り開いた。
「ひっ」
 ヒルツはあらわになった秘肉にペニスの胴を押し当て、愛液をペニスにまぶした。
 亀頭から根元まで擦り付けると、フィーネの股間からニョキッとペニスが伸びてきた。それは先ほどのバンの剛直が子供のモノに見えるほど太く長い肉の凶器だった。
「だ! だめ !! そんなの入らないわ !!」
「そうでもないんだな。古代ゾイド人なんだから、これくら楽に呑みこめるんだよ」
「う、うそ !?」
「やってみりゃわかるさ。ねえ、もういいんだろ?ボクもう待てないよ」
「よし、犯るか」

    にゅぷ

 言うが早いか、リーゼはバンのペニスを咥え込んだ。まだ先端だけでぐりぐりと浅い所をこね回す。
 ヒルツもまたフィーネのスリットを割り開いたままで膣口にフィーネの握り拳くらいある亀頭を押し当てた。

「いやぁ!やめて!やめて!」
 フィーネは懸命に哀願するが、ヒルツが止めるわけはない。
    じゅぷっ
「いや!いや!」
「どうだ?痛いか」
「痛いに決まって……あれ?」
「へへっ言った通りだろう。ほれ」
    ずぷぷぷ
「あ、ああっ 入って、太いのが入ってくる !!」
 これまで感じたことのない圧力で胎内を押し広げられていく。しかし思ったような痛みはなく、ただただ猛烈な圧迫感が下半身を支配していた。
「ああ!苦しいんだけど、ああ!それが・・・んん」
「それが? 気持ちいいんだろうが?ほら!」
 ヒルツが突き上げた。股間の一点に体重がかかり、剛直は一気に奥に到達した。
「きひっ !!」
「それ !!」
 ヒルツはそれでも足らないと、再度突き上げると、亀頭が子宮口をこじ開けて中にずっぽりと入りこんでしまった。
「ひあー !! はああぁああっっ!!!」
 子宮まで犯され、フィーネは悶絶した。子宮と膣が痙攣し、剛棒を締めつけてヒルツを悦ばせる。

「はっ とんだ淫乱お嬢さんだ」
 吐き捨てるようにリーゼが言う。それじゃあ、と一気に腰を落としてバンを呑みこむ。
    じゅぶぷっ
 リーゼの魔眼によって操られ、最大限に勃起したバンのペニスではあるが、それでもようやく亀頭が子宮に入りこむのがやっとだった。それでは満足できないリーゼはバンの片足を抱えて体位を変え、より深く結合した。
「あーこれこれ。ヒルツのには敵わないけど、このゴリゴリが!」
 腰を引き、打ちつけると、亀頭が子宮口から抜け、また子宮口に潜りこむ。カリがゴリゴリと肉壁を削り、リーゼに最大級の愉悦を与える。

「ひああっ はあっ いいっ あっ あっ いくっ! またいっちゃう !!」
 もう何度目の絶頂かわからない。押し広げられた膣肉とごつごつした太竿で擦られ、亀頭で子宮口をえぐられ子宮の最奥まで突き上げられ、フィーネの身体も精神ももう爆発寸前だった。今、中に射精でもされれば確実に失神ものだろう。
「ひぃ!おね、お願い!もう!もうだめなの !! お願い!中に、中にちょうだい !!」
 フィーネは恥ずかしいお願いを口にしてしまった。しかし身体がそれを欲していた。心がそれを望んでいた。

「そうね、そろそろ時間だし、許してやるか」
 なぜかフィーネを犯すヒルツではなく、リーゼが答えた。そしてバンにささやく。
「さあ、バン。もういいわよ。思いっきりボクの中にバンの命をちょうだい」
 フィーネの腰を掴む腕がフィーネをペニスが抜けるぎりぎりまで持ち上げる。
「さあ、バン、フィーネ、いくよ」
    じゅぶっ
「うおおおっ !!」
「はぁああいくのぉー !!」
 バンとフィーネが叫ぶ。バンがリーゼの中にたっぷり溜まった精を放った。フィーネの中にヒルツの熱い精がしぶいた。
「わあああっ」
 バンとフィーネは声をそろえるように悶絶し、そのまま気絶してしまった。

「さすがに参ったようだねぇ。でも、これで終ったなんて思うなよ」
 リーゼはフィーネの髪の毛をつかんで顔を上げさせると、ささやきかける。
「お前は永遠に苦しみ続けるんだ。それが呪われた古代ゾイド人の宿命なんだから」
 リーゼの姿は遺跡の奥の闇の中に消えていった。
 
 

「バン!嬢ちゃん!」
「をん、ゐーゑ」(バン、フィーネ)
 遺跡が再び水没する時間が近づいても戻ってこない2人を心配して、Dr.ディとジークが捜しに来た。そこで発見したものは、抱き合って気絶している2人と、壊された計測機器と、2m四方ほどの何かを取り出した跡らしい穴だけだった。
 見ればバンは精液まみれのペニスをズボンから出したままで、フィーネはスリットからいまだゴポゴポと精液を垂れ流しているのだった。
「やれやれ、いったいなにがあったんじゃい」
「ゑ〜」(は〜)
 ディとジークは顔を見合わせ、そろってため息をついた。

 かくして海底遺跡の調査は外部の柱や壁の写真数枚のみという結果で幕を閉じたのだった。
 
 

−ホエールキング内操舵室−

「どうだった?遺跡巡りは。ずいぶんオタノシミだったようだが?」
「ふん!楽しんだのはあの2人だけさ!」
「お前もバンとやればいいだろうに」
「いやなこった。あの女とやったやつなんてお断りだよ!」
「そうか?別に構わんだろう?」
「やなもんはやなの!
 それより、やつらのSEX見てて、もうボクぐしょぐしょなんだ。
 おねがい、鎮めてよ!!」
「ああ、今夜な」
「ダメ! 今すぐ! もう持たないの!」
 言うが早いか、リーゼはヒルツの股間に飛びつき、ズボンを下ろし……
「ふっ まあいいか…」
 ヒルツはポンとリーゼの頭に手を置き、ソファを示した。

 2人と2体と奪取した遺跡を乗せたホエールキングは深く静かに潜航していった。
 

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