紛争地点(Infiniverse Newsletter Vol.1 No.2より) 別府 火山列島である日本の地下深くで、水が熱せられて温泉として地表に出 てくる。本州(訳注:もちろん別府、本州ではなく九州の大分県です^^;) にある別府市街は温泉町である。 別府には約14万人が暮らしており、4000個所の地熱源がある。水蒸気が たちこめ、ニッポンテックのアクシオムウオッシュ(訳注:ちょっとまて、 霧の発生原因は、魔法と信仰のアクシオムが低いせいだったのでは^^;) で生じるもやとの相乗効果で、道を探すのも困難になっている。それでも、 温泉は一般的であり、多くの財閥経営者が東京に近い(訳注:そうか?) という利点が有るので、この地域に別荘を建てている。温泉は、若さを保 つ秘訣だと信じているのだ。浴場は、財閥の首脳たちの非公式の会合の場 として役に立つことも多く、金輪のスパイにとっての貴重な情報源として 知られている。また、エージェントはしばしば砂風呂(?)を訪れる。こ こは、経営者とその妻が、熱せられた砂に首まで埋めてしまう場所である。  温泉に入るためには、定められた儀礼に従う。男女別々の風呂場を使い、 湯に浸かる前に身体を注意深くすすぐ。可能な限り長い時間、湯から出な いでおき、タオルで体を乾かすのである。  24時間ごとに、1000万ガロン(約4000万リットル)の、ほとんど沸騰し ているような熱湯が地下から噴き出してくる。また、秘密にされた温泉も あり、しばしばヤクザが殺した死体を捨てるために使われている。ある特 別なお湯は、「血の池」という評判を得ている。酸化鉄によって湯が赤く、 平均温度は212°F(100℃)である。  今は、多くの温泉は多くの会社が所有しており、地位のある社員が使え るよになっている。日本の政府も温泉を購入し、サミット期間中に外国の 高官をもてなすために使っている(「森の中の散歩(a walk in the woods)」 の日本版である)。 タクラマカン砂漠  中国北東部に位置するタクラマカン砂漠は、間違いなく地球でもっとも 不毛で荒廃した地域の一つに数えられる。新疆(しんきよう)地方を通り 過ぎて900マイル(1500キロメートル)にも及ぶタクラマカン(その名はウ イグル語で「一度入ったら二度と出られない」という意味)は、マルコ・ ポーロの昔から旅人に恐れられている。  冬は猛烈に冷え込み、夏は死ぬほど暑い。しかも長い時間、砂嵐が空を 覆っている。何世紀もの間、中国の政府は遊牧民の末裔であるカザフ人と ウイグル人に土地を任せて満足していた。しかしポシビリティ戦争が勃発 し、この砂漠がソビエト連邦やアフガニスタンの国境に近いため、戦略上 重要になったのである。  中国は、この地域に独自に兵を派遣するつもりだったが、通常の部隊に とっては天候状況が厳しかった。そこで政府は、その地域の出身者を動員 して、戦闘部隊とした。  オーロシュとナイル帝国が南にあり、激しい頻度でのソビエト侵攻にい つも脅えているので、第一次防衛線あるいは最終防衛線として、タクラマ カンは将来大規模な戦場になると予想されている。  カザフの人々は新旧の武器を組み合わせて準備している。現地出身者の 多くは、自動火器より棍棒、シミター、槍を好む。銃器類は、砂の腐食作 用であっという間に使い物にならなくなるからだ。部族内で訓練は行き届 いているが、中国の役人が権威を振りかざそうとした時には、部隊を動か さない事も多い。  彼らの最も重要な責務は、ソビエト兵の侵攻ルートと予想される、天山 (テンシャン)山脈のすそ野の北側のシルクロードを守ることである。こ の地域の気温は167°F(75℃)にも達するが、ぶどう棚と地下水脈を備え たオアシスもある。  旅をするストームナイトに対して、カザフの人々はおそらく食料と宿泊 場所を提供してくれるだろう。ストームナイトは見返りに何か提供するこ とになるだろう。しかし、ソビエト出身のストームナイトは、カザフと取 引をするのは難しいばかりでなく危険である。 カザフの戦士 敏捷度:10  騎乗11、間合い11、白兵戦12、格闘12 筋力:9 耐久力:9 知覚:10  追跡11、トリック11 知力:10  サバイバル13、威圧11 魅力:9  挑発10 精神力:9 装備:シミター (+6/15)[9]    短い槍 (+4/13)[9] 3-5/25/40    AK-47 (21)[21] 3-40/150/400、装弾数10 目的:あらゆる侵略者から部族の人々を守る。