速報とうわさ(Infiniverse Newsletter Vol.1 No.8より) <<速報>> 1.テラのミステリーメンの一人であるザ・ウェポンズマスターは、ナ イル帝国の都市テーベ周辺において現在作戦行動中である。彼は、アイ ルの人々にとって縁起の悪そうな奇妙な出来事に出くわした。  技術者に変装して、テーベ近隣にあるメビウスの「マッドサイエンス」 研究センターに潜入していたところ、ザ・ウェポンズマスターは恐るべ き人工太陽の実験センターでハイロードを手伝うチームの一員として送 り出された。人工太陽は絶大な破壊能力と大質量によって、列をなす反 乱軍を脅えさせているので、メビウスは人工太陽の構造原理を、他の、 もっと致死的な装置へと転用できると確信している。  何週間かの調査と試験が、秘密裏に行われた。結果として、既に知っ ている以上のことは起きなかったので、ザ・ウェポンズマスターは安心 していた。  ついに、メビウスは自分の計画の結果を明らかにした。それは、ルク ソールの人工太陽の縮小版のようだった。「人工太陽などではないぞ、 馬鹿者め」とメビウスは嘲笑い、「それはアイルの『水棲星』の人工的 な模造品だ。他の全てのレルムの中で、アイルだけが天体からの影響力 を認識している。今、この人工の星は奴らを滅ぼすだろう」と告げた。 ザ・ウェポンマスターは、正体を暴かれる危険があるのでそれ以上知る ことができなかった。  彼は、この事態を調査するためにストームナイトに対して集まるよう に呼びかけを発した。メビウスがこの人工星をどのように使う計画を立 てているかについて正確な情報を得て、アイル、ナイル帝国、他のレル ムの人々に重大な脅威となるかどうかを判断するために、である。 危険なイベント:「マッドサイエンス」研究所に潜入し、水棲星計画を   知ることができれば、良い成果である(ポシビリティ6点以上)。   研究所への潜入が失敗したら、失敗である(2点以下)。 2.ブラジル当局は、ここ数週間で、熱帯雨林での一連の殺人に続いて、 コアアースの環境保護団体に対して厳重な取り締まりを始めた。  警察の報告書によると、工場で使う原材料収集のために森を開墾する 目的で雇われた労働者が、1日に4人ほど、合計で14人絞殺された、 とされている。ブラジルにおける森林伐採の方針は、ポシビリティ戦争 勃発以前から激しく議論されていたが、現在の実状に対して世界の注目 を呼び戻そうとする急進派の仕業であると思われている。  しかし、グリーンピースの代表者であるアース・ファーストと、他の 環境保護団体は、殺人について否定しており、デルファイ評議会は彼ら の言い分を支持している。評議会内の情報提供者によると、ブラジル警 察は死体周辺の柔らかい地面には、被害者のもの以外の足跡は発見でき なかったそうだ。  これらの犠牲者すべてが、明らかになんらかのひもで絞殺されており、 特定の種類の植物を伐採する間に殺人が起きている。その植物とは、ツ タが急速に成長することで知られているラダンゲアである。  政府内でリビングランドに詳しい者たちは、今回の死体はバラク・カー の南アメリカ進出の第一波ではないかと考えている。他には、アイルの 植物の魔法によってツタそれ自身が労働者を絞め殺したのだ、と明言す る者もいる。 危険なイベント:特徴を調べるために、ラダンゲアを殺す(あるいは捕   らえる)こと。成功すれば、良い成果である(ポシビリティ6点以   上)。殺すのに失敗したり、さらに犠牲者が出た場合は、失敗であ   る(2点以下)。 ラダンゲア 敏捷度:10  格闘13 筋力:13  重量挙げ14 耐久力:10 知覚:10  発見11、トリック(14) 知力:7  サバイバル10、威圧(15) 魅力:5  魅了(20)、説得(18)、挑発(20) 精神力:4  威嚇(20)、リアリティ8 ポシビリティ:2 生得武器:ツタ (+2/15) 注記:根の構造が複雑なので、ラダンゲアは<間合い>を行えず、<回   避>する場合に−3のペナルティを受ける。 3.ドイツと、構成員ではないがスペインの抗議にもかかわらず、NATO (北大西洋条約機構)は先週、サイバーフランスに対するあらゆる軍事 行動についての承認を拒否することを、評議一決した。  「人間の権利がサイバー教皇マルローの教会によって乱用されている にもかかわらず、サイバーフランスから外世界(コアアース)への軍事 行動はないと、我々は確信している。」と、デルファイ評議会とNATOの 連絡役であるトーマス・ヒルは語った。「我々としても、ニューヨーク には恐竜ども、シンガポールには狼男がいて、中東の状況は不安定であ る。我々はサイバー教皇領のアメリカでの作戦に注意しているが、現時 点ではヨーロッパで戦争を引き起こす必要性を感じていない。」  この決議によって、ドイツ首相ヘルムート・コールと、スゥエーデン 国王カール16世は、マルローが現在スカンジナビア半島にいるアイルの 侵略者と同盟している証拠を持っている、と主張し激しく反発した。  サイバーフランスの代表者はこういった告発を否認し、サイバー教会 が出資した通信衛星計画の破壊工作にドイツが一役買ったと(巷では) 言われている、と激しい攻撃を始めた。「これは、宗教の根幹に対する 明確な迫害である」と、アレクサンドル・ド・モンテスカイネ枢機卿は 述べた。  否定的な決議にもかかわらず、ドイツは警戒しつづけ、自国を守るの に必要と思われるならどんな行動でも行う、とコールは語った。「我々 はマルローの教会がスペインへと広がっていることを知っている。そし て、ドイツで改宗者を獲得しようとしていることを知っている。我々は、 マルローの行いを調査しようと望むストームナイトと協力するつもりで あること、そしてこの件に対する日本政府の援助をありがたく頂戴する ことを、ここに明言する。」  コールは、数ヶ月でナイル帝国と戦争になる可能性のあるトルコへ、 ドイツは兵器輸出をすることに賛成する、とも語った。 危険なイベント:デカデューとサイバー司祭を止め、トルケマダ(訳注:   最初の異端審問官であったドミニコ会士)の式服がサイバー教皇マ   ルローの手に落ちる前に取り戻すこと。冒険の結果としてこれを達   成したら、良い成果である(ポシビリティ6点以上)。サイバー司   祭を倒せなければ、失敗である(2点以下)。 高等審問官ピエール・デカデュー 敏捷度:10  回避11、銃器戦闘11、間合い11、白兵戦11、格闘11 筋力:9 耐久力:9 知覚:10  手掛かり分析11、トリック11 知力:9  威圧10 魅力:9  魅了10、説得10、挑発10 精神力:10(12)  信教(サイバー教会)15/13、威嚇13/11、  リアリティ13/11 ポシビリティ:11 装備:インターダーマルプレート (+7/16) (頭と胴体)    マノフィキュー、BiVサイバーアーム(《筋力》+5)、クリーラー    間接サポーター、EMアイ、3スロットチップホルダー、    スライサー (+2/16)(サイバーアームに内蔵)、ヌーラカル サイバー基本値:18 奇跡:ネット・ダムネーション(基本ルール参照) 注記:デカデューは高い地位にいるが、サイバー教皇に十分お仕えする   ことができているとは思っていない。自分の価値をマルローに理解   してもらうことに執着しており、トルケマダの式服を得た信者は、   天国での居場所を確実に確保するだろう。 4.ポシビリティ戦争がついに小国にまで拡大してきているという噂が 蔓延したので、ベリーズ(訳注:中米の国、あるいはその都市)の人々 が恐慌に陥っている。公式には否定されているにもかかわらず、この地 域で死体が歩いていると主張する人々が多数いる。多くの目撃者は、そ の動く死体の心臓は明らかに取り除かれていた、と断言している。  警察は調査を認めないだろうが、地球が侵略されてからベリーズ、ハ イチと他のカリブ海の国で、ブードゥが復活しているといわれている。 誘拐事件と儀式的な生け贄が急激に増加していて、まずいことにゾンビー についての報告は日に日に増えてきている。  多くの地域で、こういった目撃談はヒステリーによるものだと軽んじ られているが、オーロシュのエージェントが将来の侵略の下準備をして いるのだと確信しているものもいる。ストームナイトは最近、ポルトー プランス(訳注:ハイチの首都)で4人の若い女性を殺したある悪魔崇 拝教団を粉砕し、その後被害者が吸血鬼として蘇ったので教団の生き残 りと戦った。 危険なイベント:マンチボがゾンビー軍団を作るのを阻止できれば、良   い成果である(ポシビリティ6点以上)。死者の軍団がポルトープ   ランスを闊歩するのを止められなければ、失敗である(2点以下)。 マンチボ 敏捷度:9  回避10、白兵戦10、隠れ身10、格闘10 筋力:8 耐久力:9 知覚:10  変成魔法13、感知魔法11、発見11、トリック11 知力:12  創造魔法13 魅力:9  魅了10、説得10、挑発10 精神力:9  威嚇10、リアリティ10 ポシビリティ:13 魔法知識:死10、闇6、命なき力5 呪文:センス・デッド、クリエイト・ゾンビー、メイジ・ダーク、    ライトニング 注記:マンチボはスラッチェンのエージェントで、オカルト的手段でコ   アアース地域を不安定にするように命令されている。ハイチと近隣   の島々を支配したがっているが、彼にベリーズでの事件についての   責任はない。 <<うわさ>> 1.ペラ・アーディネィの宮廷の雰囲気は陰うつだと伝えられている。 小国だが貴重な光側の同盟者であるリアンダー公家が、氷の蛮族の理不 尽な虐殺に関わった、という報告が、円盤世界アイルからブリッジを降 りて伝わってきたのである。  レルムでのリアンダー公家の長であるセドリックによれば、氷の蛮族 の一団が凍れる地のリアンダーの島までほんの数マイル(訳注:1マイ ル=1.6キロメートル)のところで狩りをしていた。蛮族たちは、武 装した騎士たちに攻撃されて虐殺され、小さな子供だけが生き残った。 自由商人の船に救われた少年が、自分の仲間を殺した連中は、オーク (訳注:柏、楢、樫の類)の木の紋章を胸につけていた。オークの木は、 リアンダー公家の紋章である。  この事件は、無罪を唱えつづけているリアンダー公家と、氷の蛮族の 関係を絶ち切っている。タンクレッド家やヴァレス家(彼らは蛮族を気 にかけたりしないが)を含む他の公家は、この殺戮についての説明を求 めている。氷の部族の援助がないので、リアンダー公家はダレロン公家 の軍勢に今攻撃されれば脆く敗れ、破滅することになるだろう。  アーディネィは、この件を調査するのに宮廷の者を使い、リアンダー 公家を支援したことが公になることに気が進まない。なぜなら、彼女の 同盟者が犯した残酷な犯罪を大目に見ようとした、と非難されるからで ある。アーディネィは、メールシュトロームブリッジを超えて調査に行 き、リアンダー公家に対する非難の真偽を確認する役目を引き受けてく れるよう、ストームナイトに望んでいる。 2.サイバー教皇領とソ連からの外圧を受け、ニッポンはコアアースの アメリカ合衆国との「同盟」を強めようとしている。金輪産業の不動産 子会社は、かつてバラク・カーの軍勢を頓挫させたコアアースのハード ポイントであるシリコンバレー周辺の土地を調査しはじめた。  さらに、日本とデルファイ評議会は、情報機関の持つ情報を共有する という協定に合意した。日本は、サイバー教皇マルローの活動と、オー ロシュの状況についてのデータを要求している。評議会は、主にエディー ノスの配置についての情報と、アイルに関する推測に興味を持っている。 評議会メンバーの多くは、ペラ・アーディネィが外見通りに信頼できる 人物であることであることに疑いを抱き、「光の軍勢」の存在は、コア アースの軍勢が英国を取り戻そうとしないようにするための闇のハイロー ドによる目くらましである、と考えている。  このように、日本の提供した情報はほとんど、基本的かつ価値の疑わ しいものである。一方で、日本はサイバー教皇領の衛星写真を多数受け 取り、それは金輪産業へと渡されている。 3.ここ数ヶ月の大規模な領土拡大の手始めとして、ナイル帝国軍はリ ビアを征服し、チュニジアへと侵略した。レルムを混合エリアを優勢エ リアに変えるために、メビウスの兵士たちが駐屯した。新たな領地に集 めることができないほど大規模なものであった。  リビアのほとんど無血での征服によって、ナイル帝国は世界の原油供 給について強力な支配を得ることになる。これは、ニッポンと合衆国の 両方に対して、大きな意味がある。さらに、イタリアの情報提供者は、 メビウスが地中海の島々やイタリアそのものを狙っていると信じている。  この領地獲得はまた、サイバー教皇領の注意を引きつける。マルロー の興味はローマにある。トリポリ(訳注:リビアの首都)にあるサイバー フランスの大使館は、侵略直後にメビウスによって閉鎖を命じられたが、 ナイル帝国のために働くサイバー司祭が、ここからゴッドネットにジャッ クインして、メビウスのために諜報活動をしている、という報告がある。  リビアの指導者ムアマル・カダフィは、アルジェリアに避難場所を求 めて、受け取った。メビウスのレルムを攻撃するテロを計画していると 噂されている。テーベにある行政施設を爆破しようとしたが、ショック トルーパーによって阻止され、特攻部隊のリーダーはオメガトロンにか けられた。彼は永劫に苦しみ、穏やかな死を許されないだろう。  他の展開として、メビウスは南アフリカと不可侵協定を結び、いくつ かのダイヤモンド鉱山に技術者を送り込む権利を獲得したが、その目的 はまだわかっていない。 4.サイバー教皇領の宗教裁判官は、シャンパーニュにあるプロヴィン ス村の調査を進めている。この村は、マルローの統治に反抗する反乱軍 の温床であると思われているが、反乱を鎮める努力は成功していない。 失意の宗教裁判官は、異端者たちは逮捕される前に姿を消しただけであ る、と報告した。  プロヴィンスは、マルローに敵対する様々な組織の中心的な会合場所 になっている。フランスのレジスタンス、マグナ・ヴェリタ出身者、テ ンプル騎士、新カタリ派、などなど。かつてのテンプル騎士たちやカタ リ派信徒たちが、自分たちを迫害するものから身を隠すのに使った、有 史以前のトンネル網に避難路を発見している。トンネルは広範囲に及び、 プロヴィンス内のほとんどあらゆる建物と繋がっている。壁は壁画で飾 られ、そのうちのいくつかは古代にさかのぼるものである。それら全て が、人々を悩ますものとの戦いを詳述している。  サイバー教会は、異端者たちが大規模な攻撃を企てており、ひょっと したらトロワ近郊のデータ大聖堂を狙っているのだ、と確信しており、 この施設が完全に破壊されると、ゴッドネット北東地域で酷い混乱が起 こるだろう。  このため、この地域のどこもかしこもサイバー司祭の動員数は倍にな り、多数のサイバーデッカーが逮捕され、拷問され、デッカーたちが知 りもしない謀略の一端をむりやり白状させられた。どの告白も、謀略の 標的がトロワであるという信憑性を煽り、宗教裁判官によって村人たち への力ずくの拘留と尋問がますます増えている。  いつ、どのようにして、どの程度の規模の軍勢で大聖堂を攻撃するか、 という情報はまだ明らかになっていない。サイバー教会の当局は、何人 たりともトロワ周辺のセキュリティを抜けることなどできないと確信し ているが、プロヴィンスのレジスタンスのメンバーが神出鬼没なため、 その自信も徐々に揺らいできている。 5.アメリカ合衆国、オーストラリア、南アメリカ、アフリカの一部を 含むコアアースのエリアでは、他のレルムの住民がリンク切断の危険を おかして、そこでの暴力から移住・逃亡してきているので、急速に人口 が増加している。  最もありがちなのは、内戦で苦しんでいるアイルコズムとレルムから の移民のようだ。ドワーフは個々人では生得魔法を使おうとはしないが、 コアアースでは非常に価値のある金融面での明敏さと機械の取扱いの才 能が見出されている。また、(レルム外との)取り引きを上手くやって いるのは、ナイル帝国には目端の利く奴やペテン師が多すぎるがコアアー スのエリアは「カモで一杯」だ、とみなしているテラ出身者である。  もちろん、いくつかのレルムの境界線を越えるのは、他より簡単であ る。テラ出身者は、ある程度努力すれば、ラスベガスでの生活に順応す ることができるが、リビングランドの外でエディーノスが目立たずに生 活するのは、容易なことではない。  平和を愛し、バラク・カーを敬愛していないとしても、人々から嘲り を受け、怒りと恐怖から人々に追い払われるだろう。憎悪団体は世界の あちこちに存在しており、他のレルムから来た人々はコアアース人の遺 伝子に負担を与えるだろうと警告を発し、NRRA(Non-Realm Resident Aliens:レルム外居住異邦人)の絶滅を呼びかけている。  アメリカ合衆国西部で、特に戦闘における最前線に一番近い町で、暴 徒がアイル人を攻撃したという報告が何件かある。一方で、特にポシビ リティ戦争を終わらせるため、ハイロードと平和裏に交渉することを望 んでいるような宗教団体や平和愛好団体のもとで、避難民は保護を得て いる。しばしば、友好的なエディーノスは、侵略者の本当の特性の実例 として説得力があり、リビングランドとの共存の可能性の証拠となる。  ナイルの住民は、合衆国とヨーロッパを好むようであるが、一方アイ ル人は、中南米で歓迎される。基礎的な植物の魔法は、違法な麻薬の収 穫量を向上させようとしている者にとって、上手く役立たせることがで きるからである。アイル移民のほとんどは、「光(名誉)」を好む傾向 にあり、限度を超えたマリファナ畑の大多数は、この数週間で不可解に も枯れ衰えてしまった。  デルファイ評議会は、まず機密情報を集めることができるので、公的 にはNRRAを切望している。しかし個人レベルでは、簡単に見分けのつく (ドワーフやエルフなど)移民がそれぞれのレルムをスパイしないよう に、抑留キャンプを作るのはどうか、と言うのである。いまだに、この 計画が公的に発表されたりはしていない。 6.金輪産業とその子会社が、(株)阪通との戦いを進めているが、ここ 数週間でニッポンにおける産業スパイ事件が劇的に増えている。 今までは、3327の打った手はうまくいっていなかった。企業忍者のグルー プが阪通の工場に侵入したが、戻ってこなかった。阪通の会長事務所の 爆破を命じられた第二グループは、明らかに彼らの技術(訳注:忍術な どの戦闘・諜報技術のことと思われる)に関する全ての知識を消されて いるか、人格そのものすら消されてから、戻ってきた(彼らは、任務完 遂できなかったので処刑された)。  阪通は、コアアースの顧客を(金輪から)離れさせたり、海外でのニッ ポンの作戦を混乱させるための装備を他のハイロードに供給したりする ことで、カナワ帝国に反撃した。世界の新聞社に「金輪龍一」がハイロー ドだという話を植え付けようとしたりもしたが、(新聞社は)名誉毀損 を恐れて出版しなかった。  現在、阪通で対金輪運動を指揮しているのは、ミコ・ツンである。彼 女は驚くほどの美貌の持ち主だが、その経歴は不明である。 ミコ・ツン(訳注:Miko Tzunですが「スズノ・ミコ」あたりでしょうか) 敏捷度:12  回避13、白兵戦13、隠れ身13、格闘13 筋力:10 耐久力:10 知覚:12  手掛かり分析13、知識(諜報活動)13、トリック13 知力:10  意志力11 魅力:12  魅了13、説得15、挑発13 精神力:9  威嚇11、リアリティ10 ポシビリティ:19 装備:短剣 (+3/13) 注記:ミコは輝くほど魅力的であり、その策略によって敵が目的を終わ   らせる前に身動きできなくする。謎多き女性であり、阪通の重役た   ちでさえ彼女の謎のどれだけを知っているかは、議論の種になって   いる。