「気絶狙い」  相手を殺したくない場合などに使用するオプションである。接近 戦専用のオプションであり、レイピアや小型ナイフなどの殴打可能 な部分を持たない武器では行えない(但し、ゲームマスター判断で、 武器の柄を利用する事を認めても良い。その場合、ダメージ修正値 +0〜+3程度の武器として「気絶狙い」を行えるだろう)。  このオプションは、「なぎ払い」とは併用できない。  まず、通常通りの命中判定を行う。成功レベルを求め、その効果 に従う。 成功レベル 効果 失敗 命中しない。さらに攻撃時に隙ができる (「特攻」した場合と同様のペナルティ) ぎりぎり 通常の命中として扱うが、攻撃時に隙が できる(「特攻」した場合と同様のペナ ルティ) ふつう 通常の命中として扱う まあよい 負傷1レベル分を3ショックに変換する かなりよい 負傷2レベル分までを、それぞれ3ショッ クに変換する すごい 全ての負傷を、それぞれ3ショックに変 換する 「衝撃を狙った攻撃」  丈夫な鎧を着ている相手に衝撃を与えるためのオプションである。 この攻撃オプションは接近戦でしか使えない。命中判定に−3のペ ナルティを受け、命中した場合には通常にダメージを求める。この ダメージは、負傷1レベルごとに1ショックダメージに変換される 以外は、普通に与えられる。 例:ダメージ効果値が24、アーマー基本値が15なら、差は9に なって本来なら「1レベル負傷K3」になる。しかし、負傷は1ショッ クに変換されるので、最終的に与えられるのは「K4」である。  ダメージが与えられたか否かによらず、目標は「ダメージ効果値」 を難易度に《耐久力》で判定を行い、失敗すると「疲労」の効果を 受ける。また、6差以上の失敗だったなら、「疲労」の効果(鎧 による疲労ペナルティを加えたショックダメージ)の2倍になる。  この《耐久力》判定における難易度には、以下の修正が加えられ る。(全ての修正は累積する)   鎧が金属製である:+2   鎧が皮や布などの緩衝材でできている:−2   攻撃に使われた武器が、鈍器である:+2   攻撃に使われた武器には、鋭利な部分しかない(ナイフなど):−3   攻撃に使われた武器が、両手用である:+2