<<スクラッチ呪文>> 呪文名:カーム・ファイアフライ 解説:ちょっと難しい呪文に挑戦する。魔法知識「光」は、物理的   な光だけでなく、精神的な光(正しい心、名誉、優しさ、穏や   かさ)や、良い出来事といったものも表す。そこで、物理的な   光を、精神的な光に変える呪文を作ってみた。但し、「本質」   の知識を利用していないので、この変化は「幻覚」である。   面積に影響する呪文は、術者(照射呪文であれば呪文の対象)   を中心とする場合に限って、「範囲」を超えて影響する(その   ため、この呪文の範囲は0であるが、実際には術者中心の半径   15メートルに影響する)。   ちなみにこの呪文は、喧嘩を静めるとか、戦闘中にのほほんと   したい場合とか(爆)に有効である。   パターン知識が「素材」「七種族」以外の呪文は、大抵状態経   路の合計値は大きくなってしまう。この呪文もパターン知識が   「光」であるため、詠唱タイプを除いても25という大きい値   になっている。5つのプロセス(状態経路、パターン、コント   ロール、スピード、持続)のいずれかが大きければ、最終的な   複雑値が大きい値になるので、こういう呪文の場合は理論適用   するのが良いだろうが、冒険の合間に呪文を作る場合は理論適   用する時間はないだろう(最低でも1週間かかるので)。その   ため、「圧縮呪文」を有効に利用したい。圧縮呪文では詠唱時   間を長く取れるので、複雑値を減らす事ができるのである。強   力な呪文であっても、簡単な呪文にする事ができる。但し、使   用回数が制限されるので、頻繁に使うような呪文であれば圧縮   呪文にするのは止めた方が良いだろう。また、圧縮呪文には魔   法アクシオムが17必要なので、アイルとサーコルド(テクノ   マジックは、スペルチップを利用して圧縮呪文を利用できる)   にしか利用できない。他のリアリティの魔法使いにとっては矛   盾となるので注意して欲しい。   この呪文のパターン観察においては、状態経路とパターンの合   計値が大きいので、ポシビリティを使うなどして頑張って欲し   い(^^; ○データ  (1)状態経路:合計値(A)=28   パターン知識【光】:15   ※追加コスト【】:   機構知識【→命なき力→魔法】:5   結果知識【→命なき力→光】:5   詠唱タイプ【圧縮】:3  (2)パターン:合計値(B)=24   面積:6   体積:   効果値:18   効果値修正:  (3)コントロール:合計値(C)=15   複数影響【】:   様相【持続】:2   不信:   パターン技能【感知8、移送10、変成13、創造16】:13  (4)スピード:合計値(D)=0   スピード(※スピード≧範囲−持続+5):0   範囲:0  (5)持続(E)=14  (6)パターン観察   パターン技能:【変成】   作成者技能基本値:感知=  、移送=  、変成=  、創造=     作成者パターン知識レベル: −−−−−まずここまで作って、ゲームマスターと相談し、ダイスを振る−−−−−   創造+パターン知識+ボーナス(F)=   パターン技能+パターン知識+ボーナス(G)=   感知+パターン知識+ボーナス(H)=   移送+パターン知識+ボーナス(I)=   変成+パターン知識+ボーナス(J)=   A−F【−5以下は−5】=   B−G【−5以下は−5】=   C−H【−5以下は−5】=   D−I【−5以下は−5】=   E−J=   上記5つの合計【0以下は0】(K)=  (7)最大プロセス【A〜Eの最大値】(L)=28  (8)パターン技能【感知17、移送19、変成22、創造25】(M)=22  (9)詠唱時間(N)=18  (10)基本複雑値【K+L+M−N】(X)=  (11)理論適用するなら、理論タイプ、研究期間(週単位)、※プロセス知識レベル、   [研究期間+※プロセス知識レベル+ボーナス]を求めて、列記する。 −−−−−理論適用については、ゲームマスターと相談し、ダイスを振る−−−−−   上記の合計(Y)=  (12)最終複雑値【X−Y】(Z)=   【感知≧14、移送≧16、変成≧19、創造≧22】  (13)呪文諸データのまとめ(【】部を適宜書き換える事)   アクシオムレベル:9(17)   技能:変成/光:【技能+知識レベル】   反作用:【反作用+難易度=Z】   難易度:   効果値:18   ボーナス項目:効果値   範囲:0   持続:14   詠唱時間:18   操作:【(11)で使用したプロセス知識を列記】 ○概要  呪文の名称:カーム・ファイアフライ/穏やかなる蛍の光  呪文の説明:何らかの光源を持って呪文を解放すると、術者を中   心とする半径15メートルの円内に、おぼろげで小さな光がい   くつも、ふわふわと漂い始める。範囲内の全ての者は、呪文に   よって毎ラウンド魅了される。対象が一番敵意を持っている相   手に対する態度を軟化させるために魅了を行うのである。態度   が「忠実」になった者は、光に見とれてしまい、あらゆる能動   行動を行えなくなる。ちなみに、術者も例外なく呪文の対象に   なる。   この呪文は「幻覚」であり、不信難易度は15である。呪文の   効果範囲にいる者は、呪文が解放された瞬間と、何らかのダメー   ジを受けたり、対人行為を成功されたりした場合、不信を試み   る事ができる。呪文によって「忠実」になった者は、ダメージ   を受けたり対人行為を成功させられたり、不信に成功した場合   には、元の態度に戻る(但し、呪文の範囲内にいる場合は、不   信に成功しない限り引き続き毎ラウンド魅了される)。そうで   はない場合、呪文の持続時間が終了しても、しばらくの間は穏   やかな気持ちが続くであろう。  数値の取扱い:呪文の効果値を   <魅了>達成値とし、通常の魅了ルールに従う必要なしに毎ラ   ウンド魅了を受ける。  必要な動作、器具など:光源を持って呪文を解放する事。  お勧めのパターン理論:触媒論(蛍などの発光する虫など)、類   似論(心の中に楽しい事を思い浮かべるなど)  使用例:酒場での喧嘩を止めようと、この呪文を解放した。効果   値は22である。喧嘩しているアイル戦士AとB(いずれも   <意志力>8、互いへの態度は「敵対」)を魅了するための難   易度は、<意志力>+12=20であり、呪文の効果値以下で   ある。不信されなければ毎ラウンド魅了が成功するので、じき   に二人とも戦意を喪失するだろう。