<<スクラッチ呪文>> 呪文名:アルター・アビリティ(ストレンクス) 解説:「ストレンクス」「スネイル・ウィット」などの能力値を増   減する呪文は、使い方を誤らなければ非常に有効であるし、使   い勝手の良いものである。   今回は、最も単純な「特定の能力値1つを増加する変成魔法」   である。パターン知識「人類」、機構知識「生命の力」、結果   知識「人類」という、実に簡単でオーソドックスな状態経路で   ある。今回は、《筋力》を増加する呪文にしてみたが、どの能   力値でも同様に作成できる。   ちなみに、このタイプの呪文は「修正呪文」といい、能力値増   加の上限値は「コズム限界値」「元の能力値+6」のどちらか   高い方である。基本ルールやアイルソースブック、ピクソード   の呪文書に載っている能力値増加呪文のほとんど全てに、この   制限が課せられる。詳細は、Pixaud's practical grimoireを   参照の事。   なお、今回は「効果値修正」を使っているので、呪文が成功す   ればほとんどの場合コズム限界値まで能力値が上昇するだろう。   他人に対して使う呪文の場合、通常呪文で呪文の範囲を大きく   取るよりは、照射呪文にした方が圧倒的に利便性が高いので、   今回はそのようにしてみた。   この呪文を改良して、敵の能力値を下げる呪文を作成する場合   は、詠唱時間は3にして、範囲をある程度取るのが良いだろう。   (術者本人または術者に協力的な態度の者を対象とする場合、   詠唱時間4でもそのラウンド中に呪文を使う事ができるが、非   協力的な者を対象にする場合は詠唱時間を3にしないと、次の   ラウンド以降に呪文を使う事になるので) ○データ  (1)状態経路:合計値(A)=13   パターン知識【人類】:7   ※追加コスト【】:   機構知識【生命の力】:2   結果知識【人類】:2   詠唱タイプ【照射】:2  (2)パターン:合計値(B)=17   面積:   体積:   効果値:12   効果値修正:5  (3)コントロール:合計値(C)=17   複数影響【】:   様相【ターゲットの変更、効果】:4   不信:   パターン技能【感知8、移送10、変成13、創造16】:13  (4)スピード:合計値(D)=0   スピード(※スピード≧範囲−持続+5):0   範囲:0  (5)持続(E)=14  (6)パターン観察   パターン技能:【変成】   作成者技能基本値:感知=  、移送=  、変成=  、創造=     作成者パターン知識レベル: −−−−−まずここまで作って、ゲームマスターと相談し、ダイスを振る−−−−−   創造+パターン知識+ボーナス(F)=   パターン技能+パターン知識+ボーナス(G)=   感知+パターン知識+ボーナス(H)=   移送+パターン知識+ボーナス(I)=   変成+パターン知識+ボーナス(J)=   A−F【−5以下は−5】=   B−G【−5以下は−5】=   C−H【−5以下は−5】=   D−I【−5以下は−5】=   E−J=   上記5つの合計【0以下は0】(K)=  (7)最大プロセス【A〜Eの最大値】(L)=17  (8)パターン技能【感知17、移送19、変成22、創造25】(M)=22  (9)詠唱時間(N)=4  (10)基本複雑値【K+L+M−N】(X)=  (11)理論適用するなら、理論タイプ、研究期間(週単位)、※プロセス知識レベル、   [研究期間+※プロセス知識レベル+ボーナス]を求めて、列記する。 −−−−−理論適用については、ゲームマスターと相談し、ダイスを振る−−−−−   上記の合計(Y)=  (12)最終複雑値【X−Y】(Z)=   【感知≧14、移送≧16、変成≧19、創造≧22】  (13)呪文諸データのまとめ(【】部を適宜書き換える事)   アクシオムレベル:9   技能:変成/人類:【技能+知識レベル】   反作用:【反作用+難易度=Z】   難易度:   効果値:12   ボーナス項目:効果値   範囲:0   持続:14   詠唱時間:4   操作:【(11)で使用したプロセス知識を列記】 ○概要  呪文の名称:アルター・アビリティ(ストレンクス)/筋力増強  呪文の説明:対象の《筋力》を増加する。術者から呪文の範囲以    内に対象がいるなら、呪文の効果値を「0〜呪文使用時に求    めた呪文効果値」の範囲で自由にコントロールできる(効果    値が、対象の《筋力》未満になれば、呪文の効果は消える)。    呪文の対象が<変成魔法>を修得していれば、対象も同様の    コントロールを行える。術者は、範囲内の別の対象に呪文の    効果を移し替える事もできる。  数値の取扱い:「呪文の効果値−対象の《筋力》」をパワープッ    シュ表で引き、結果に+5した値だけ、対象の《筋力》を増    加する。この呪文では、「呪文作成者の《筋力》コズム限界    値」「対象の元の《筋力》+6」のどちらか高い方までしか、    《筋力》は増加しない。  必要な動作、器具など:(理論適用をしていなければ、特になし)  お勧めのパターン理論:接触論、触媒論(人間の髪の毛など)