LEARJET 製作編 | |
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’2000年の作品として、 KYOSYO LEARJET(リアジェット)を作りました。 さすが、ARTFキットとあって、実働2日あればできあがります。 Technical Data: 総重量(バッテリ込み):2480g 使用アンプ:MC114H(改) バッテリー:サンヨーRC2000(7セル) 消費電流:27A(max)×2個 推力(total): 初期=750g 5フライト後=900g |
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(重要!!) LEARJETのラダー、エレベーターのリンケージは、 樹脂パイプに金属ワイヤーを通す、京商製品ではよくある構造です。しかし、リンクを押す方向にサーボを動かした場合、パイプとワイヤーがたるんでしまい、舵角がプロポのスティックの動きに正確に追従できません。 そこで、 @胴体の中でパイプがたるまないように、ピ〜んと引っ張った状態でインシュロックで固定、さらに上から接着します。 Aパイプガイドからサーボの間でのたるみが起こらないように、バルサで補助パイプガイド作り取り付けます。 これで、上記の問題は解決出来ます。 |
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工夫したところ その2 (重要!!)
◎エレベーター連結ピアノ線の補強
私が購入したLEARJETは、エレベーター動きがにぶくまた、左右の動きに差がありました。じっくり観察してみたら、スチロールコアの尾翼の中にインサート成形されたピアノ線が内部でしっかり固定されていませんでした。特に右側は、低発砲率のスチロールにピアノ線が刺さっただけの構造で、内部で完全にあばれていました。左側(リンケージを付ける方)は補強用樹脂板が入っていましたので、入っていなかった右側は製造不良ではないかと思います。樹脂板の入っている左側も十分ではなく、やはり遊びが多いため、両方ともスチロールを掘り出し、エポキシ接着剤を流し込み、補強しました。
これをやらないと、エレベーターの操作でロール方向の動きが起こり、取り返しがつかなくなるかもしれません!!! 2000年5月 ホビーショー会場で展示品を見たところ、スチロールの中の樹脂板は左右とも入っておりましたので私が買ったのはやはり不良品だったようです。 ただ、良品でも遊びがありましたので、この対策はやった方が良いでしょう。 |
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工夫したところ その3 (重要!!)
◎ダクテッドファン用スピンナーの成型不良対策
私が購入したLEARJETは、スピンナー内側にバリ(?)がでており、スピンナーを取り付けて動かすと、ファンが振動し推力が出ません。また、ファンとダクトが接触し破損の可能性があります。(私の場合は全周に傷が付きました) 対策は、スピンナーを外します。 この件に関しては、京商に問い合わせて見ようと思っております。 リューターでバリを取り除きましたが、結果的には振動は解消できませんでした。かなりの寸法精度が必要になのでしょう。 【その後の展開】 ユーザー登録はがきにこの事を記入して送ったところ、3日ほどで代替え品を送ってくれました。 2000年5月 ホビーショー会場で専門の方とお話ししましたが、回転部分のバランスは非常に微妙でダイヤルゲージで測定しながら芯ぶれを調整すれば確実だそうです。ここは、非常に難しいところでもあり、ダクテットファン機ならではのおもしろいところと理解してこれからの楽しみにしようと思います。(道楽ですから。。。) 結論: 当面、スピンナーは使わない! この部品の精度不足で振動する場合もありますが、その根底にはモーターとファンをつなぐためのプロペラアダプターの芯ぶれもあるようです。 Kyosyoの方のお話: シャフトの中にネジロックを注入して固定し、横からしめるイモネジは、そ〜っとしめるだけにしておくと良いそうです。オプションパーツのコレットタイプのプロペラアダプターはそういうところに気を使わなくても確実に精度良く取り付けが出来、良く回るようになるそうです。 推力は、片側460g 両方で920g出れば最高レベルだそうです。 私の機体では、900g出ておりましたので、まぁ、合格かな?? |
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工夫したところ その4 (遊休部品の活用) ◎ダクテッドファン駆動用ツインアンプの製作 (FUTABA MC114Hの改造)
6年前購入したEPコンセプトのフルセットに付属していたFUTABAのアンプMC114HをREARJET用に改造しました。
@MC114Hに装着されているFET5個は取り外します。 A比較的オン抵抗の小さい東芝2SK1653を5個ずつ2系統に分けて配線します。 ゲートに入力する信号はMC114Hのプリント基板のFETのゲートから分岐させ使います。ソース、ドレインの配線は、各バッテリ、モータ毎に完全に分離します。 |
(写真省略) | 工夫したところ その5 (離陸性能の向上) ◎車輪のインチアップ(インチじゃないけど、、、)
純正では、φ55mmですが、φ65mmのスポンジタイヤに交換。
これにより、離陸に必要な距離が半減しました。 風によってだいぶ違いますが、無風で約50m必要だったものが20〜30mで離陸出来るようになりました。 |