現代プログラマのタ
第0001回
メイクファイルの傾向と対策


 ある日、会社に行くとWonderWitchなる物が転がっていた。取り
敢えず、使う人間がいないのと、「やらない?」と言われたので、
触ってみる事に。
 取り敢えず、うちの会社のお約束として、「爆弾男(仮名)」を
作ってみる事になった訳だ。ちなみに、うちの会社は「爆弾男(仮
名)」に何の関わり合いも無い会社なので、念の為。

 軽く触ってみる限り、スプライトはあるがキャラクターベースで
BGを作る所を見て、N-BASICとか思い出して、何となくノスタル
ジーな感じ。それなりに面白いので、家でも買う。
 が、WonderSwanColor発売まで間があるので、家には置いとくだ
け。基本的に、会社で弄りまくる。

 関連サイトも見て回る。回って周って、バターになる。ベタなネ
タだな。

 少し、気になる事があった。LSI-Cのサンプルのメイクファイル
で複数ファイルを扱いない。そんな風に読める記述が、どこかの
(記憶消失のためどこかは不明)サイトに書いてあった。

 確かに、複数ファイルを扱ってるサンプルは無い。と、言うかそ
れくらいの規模のソースも無いとも言える。が、何も考えずに今ま
で複数ファイルを扱っていたので、もしかしたら、勘違いしてる人
が世の中に0.5人くらいはいるかもと思ったので、どう言う風に
してるか、書いてみよう。


01:SEFLAGS=-b3
02:OBJ=*.obj ../../Common/Common.obj
03:
04:include makefile.inc
05:
06:all:	Reversi.fx
07:
08:Reversi.fx:	Reversi.bin Reversi.cf
09:Reversi.bin:	Reversi.obj Connect.obj Game.obj Title.obj Logo.obj ../../Common/Common.obj Comp.obj ww_comm.obj
10:Reversi.obj:	Reversi.c Reversi.h Connect.h Game.h Title.h Logo.h ww_comm.h ../../Common/Common.h Data.img
11:Connect.obj:	Connect.c Connect.h Reversi.h ww_comm.h ../../Common/Common.h
12:Game.obj:	Game.c Game.h Comp.h Reversi.h ww_comm.h ../../Common/Common.h
13:Comp.obj:	Comp.c Comp.h Game.h Reversi.h
14:Logo.obj:	Logo.c Logo.h Reversi.h ../../Common/Common.h
15:Title.obj:	Title.c Title.h Reversi.h ww_comm.h ../../Common/Common.h
16:ww_comm.obj:	ww_comm.c ww_comm.h
17:Common.obj:	../../Common/Common.c ../../Common/Common.h
18:Data.img:	Data.bmp

 ちなみに、これはオセロのメイクファイルで、「WonderWitch プ
ログラミングコンテスト」で参加賞を騙し取るためのヘタレゲー用
だったり。
 これはつい最近、ファイル数が多くなり過ぎて、コマンドライン
の制限をオーバーしたりしたので、2行目に「OBJ=〜」と付けて、
「makefile.inc」も若干修正してる。
 一応、書いておくと、18行目の記述も「makefile.inc」を修正
してるので、サンプルのままじゃ動きません。

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