ねぇ、

永遠はどこにあるのだろう?

どこまでも続く時の流れの中で、人間の営みなど、ホンの一瞬。

それでもその一瞬の中で、私は足掻き、何かを求め続ける。

この肉体が感知し得る、しかし広い広い空間に、どこまでも手を伸ばして。

 

ねぇ、

あなたはどこに居るの?

この広大な空間の中で、一点ほどしかないその存在を、見つける視力が落ちている。

それでも確かにあなたはそこに居るのだから、目を閉じてその心を広げれば、

必ず気配を拾い上げることはできるよね。

 

そこにあるものは一点だけど、その一点はどこまでも続く一点。

その一点は時間の移動と共に線になり、私の伸ばす心に沿って面になる。

そしてそれが薄い被膜となって、全ての空間を占めるまで、私は伸ばす手を止めはしない。

 

そして・・・

それがすべての時間と全ての空間を占めた時、永遠に向かって走り出すのかもしれないね。

 

その時私は、どこにいるのだろう?

その時あなたは、どこにいるのだろう?

いつか再び巡り合うその時を目指して、私は今、走りはじめる。

 

それは、永遠の希求。