歯医者さんで歯を抜いた・抜かれた。(あるいは自然に抜けた)悪い歯を抜いたから、もういいや、そのままにしておこう。多くの場合、歯を抜いた後そのままにしておいてはいけません。抜けたところをそのまま放置していると、失った歯と噛み合わさっていた歯に悪影響がでてきます。今まで噛み合わさっていた歯の一方がなくなってしまったので、残っている歯の方がその抜けた歯の部分に出てきたしまうのです。
すぐに出てきてしまうわけではありませんが、ずっと放置しておくとこの現象が起こります。見た目はあたかもその歯が伸びてきているように見えますが、歯自体の長さは変わらずに歯茎から出ている歯の部分が多くなるからそのように見えるのです。これを放っておくと、今度その抜けた歯の部分に、入れ歯やブリッジを入れるときに噛み合わさるはずの歯が出てきてしまっているので、本来なら治療の必要がなかったこの歯を削ったりしなくてはならなくなります。抜いた歯の傷が治ったら早めにその部位を入れ歯やブリッジなどで治療する必要があります。噛み合わさっている歯だけではなく、抜けた歯の周囲にも影響が出てきます。
わかりやすく言い換えると、たとえば電車の座席にきっちりと隙間なくお客さんが座っていたとします。しばらくしてそのうちの一人が席を立ち電車を降りました。その空いた席にすぐに次の人が座れば周りに座っている人はほとんど動きませんが、しばらくその空いた席に座る人がいなかったとします。するとどうでしょう、なんとなくみんながゆったりと座れるように一人一人がちょっとずつ動いて一人分あいていたはずの空席スペースが小さくなってます。
このように時間がたつと抜けた歯のスペースがだんだん小さくなってきて回りの歯が動いてしまうのです。歯が動けば噛み合わせのバランスも狂ってきてしまいます。いままできっちりそろっていた歯列にだんだん隙間が出来てきてしまいます。このようなことにならないように、抜けたら早めに処置をする事をおすすめいたします。早めに処置をすれば治療する際に手を付ける歯の数が少なくてすみます。隙間だらけになった歯列をきれいにするのは大変ですから、お早めに・・・・