すっかりと寒くなり、サンルーフの取り付け作業もオフシーズン入りとなってしまいました。現在、装着作業の受け付けは行っておりませんが、サンルーフキットの販売は引き続き行っております。小規模事業者ですので消費税不要な分、お得となっております!
◆天井内装材をカットする際は、素材によってはガラス繊維が降ってくる可能性がありますので
ゴーグル(メガネやサングラス)の装着をお勧めします。薄手のゴム手袋などもあれば、ガラス繊維が
指にトゲのように刺さることも防げます。切断道具はカッターナイフで十分です。
◆天井内装材の裏側にルームランプの配線が隠れている場合があります。注意してください。また、天井内装の裏側を調べるために、本来の内装カット部よりも小さな面積をカットして、サンルーフ取り付け位置の前後位置を決めれば間違いがありません。(位置あわせの際、左右位置はまず変わりませんので、左右方向に大きくカットして、内側の障害物の有無を確認することをお勧めします。(天井内張りをすべて外す必要はありません)
◆ルーフをカットしていくと、切った場所が重力により落ちていきますので
これを支えるため、ダンボールやカットした内装材を間に挟む(↑画像)など、カット面の上下のブレをおさえないと、工具が暴れて切りにくくなり、カット面が波打つ可能性があります。
◆ルーフカットの際、1〜2ミリ程度ですと大きめに切っても大丈夫ですので
どちらかと言えば、カット線上で切断する際、気持ち内側よりも確実に外側を目指しながらカットしてください。(↓画像)
◆ルーフカット作業の際、屋根に肘を乗せた状態で体重をかけてしまいますと、屋根がへこんでしまう可能性があります。ご注意をお願いいたします。

◆サンルーフユニットを仮装着する(載せる)際は、
クルマのルーフ後方に2つ折りのバスタオルを敷くなど、
ユニットをボディ塗装面に直接置かないように気をつけてください。(傷防止対策)(↑画像)
◆サンルーフユニットを仮装着する(載せる)際は、
サンルーフを開けた状態で行ってください。
(Hollandia300Mでは、モーターに結線しなくても、ユニット本体にモーターを載せ、マイナスドライバーなどで駆動させれば開くようになっています。)画像↓
(Hollandia300Lでは、ギアがついているモーターごと、回転させることで、少しずつですが、開閉が可能です。内装側フレームを仮止めしていない状態でモーターを作動させると、ギアを格納しているチューブ状のケースが外れますので、ご注意ください。)

◆ルーフ裏に粘着性のあるゴムや吸音材などが装着されている車種もあります。
ヘラ(スクレイパー)で剥がしますが、
アスファルト系の硬い素材のケースもありますので、市販のヒートガンなどで
暖めながら確実に剥がしてください。(段差が残れば雨漏りの要因となります)(↑画像)
◆内装側フレームを装着する場合、仮止め用に付属するビスよりも少し長いビス(M6 X 15mm 等)があれば作業が楽になります。もちろん、そのまま装着してしまうとトラブルの要因となりますので、あくまでも仮止め用です。
◆内装カバーはハメコミ固定式ですが(ビスもありますが…)非常に強い力で
天井に向かって押さえつけないとはまり難くなっています。両手を上にあげながらの作業はツライものですので、2人で作業ができると随分と楽になります(なお、「Hollandia 300 L」では後方のツメとボルトにかぶせる穴の位置をあわせるのに少々コツがいりますので、明るい時間帯の作業をお勧めします。)

◆手動式の「Hollandia100」では、本体に付属のシールテープを貼る作業がありますが、
ルーフカット作業をおこなう前日にでも、屋内にて装着作業を行うことをおすすめします。
粘着力の問題などではなく、ルーフの切断作業を終えて疲れているときに屋外でこの作業を行うよりも、コーヒーでも飲んで休憩を取ったほうが作業自体が楽しく進みますので・・・

◆ドラコ製シートメタルカッター使用上の注意点ですが、カット中、カーブにさしかかると
急に切断スピードがあがり、自動的に前に進んでいきますので
事前にしっかりと工具を握り直すなど、注意をしてください。
事前に、ルーフの切断箇所よりも内側を、小さく一周切断してみて
感覚をつかまれても良いかと思います。(マジックで線をひいてみて
それに合わせて切断の練習をされると良いかと思います)(↓画像)
また、切断時に出る長細くカットされた鋭利な鉄板がボディを突き刺し、傷をつけてしまうケースもあります。ボディに当たらないように引っ張ったり、先端が突き刺さらないようにガムテープなどで覆ってしまうなど、配慮して切断作業をすすめてください。


Q: 脱着式(Hollandia100 )は、ガラスの部分が取り外れるのですか?。取り付けはジグソーと、わずかな工具で素人が出来ますか?
A: ご質問ありがとうございます。はい、ガラス部は脱着式です。

工具ですが電動ジグソーの他に、電動ドリルも必要です。切り出す際に刃を入れるために、太いドリル刃やホールソーがあれば便利です。(画像は、太めのドリル刃がなく、穴を切り広げている場面です。)

メンバーをカットする必要がある場合は金きりバサミがあれば便利です。ジグソーか金ノコで真ん中を切って、手で上下に何回も折り曲げて金属疲労で破断させる(切断できる)ケースがほとんどです。)
稀にハードメンバーが装着されている車種があります。
これは厄介で、金ノコやディスクグラインダー&ダイヤモンドカッターなどで
地道に切断するしかありません。(↓画像)ハードメンバー車は、取付適合表にその旨が記載されています。

車種・形状によって必要な工具がかわってきますが、一般的にルーフ切断以外に必要な工具類は、
・電動ドリル
・カッターナイフ
・マスキングテープ・ガムテープ
・メジャー
・内装位置決め用のボルト&蝶ネジ3本
・トルクス(ヘキサゴン)ビット (六角レンチの★型版。ホームセンターで購入可能です)(Hollandia100では不要)
・ドライバー(+、-)
・サビ止めタッチアップペイント
不要の場合もある工具類
・(金ノコ&金ヤスリ)
・(配線用工具類)
・(金切りハサミ)
・(ホールソー)
・(ヒートガン&スクレイパー)
・( サ ン ダ ー )
・(ディスクグラインダー&ダイヤモンドカッター)
<すべて、ホームセンターで購入可能な一般的な工具ですので、事前にすべてを買い揃える必要はなく、作業途中で行き詰った場合などに新たに購入すれば問題ありません。)
Q: 穴あけの位置決めはどうすれば良いですか?
A: 一度、天井の内装材を部分的に取り外すか、あらかじめ室内の天井内装材に小さく穴をあけて、装着部の前後に障害物がないことかをチェックして頂ければ、
あとはお好きなところで前後の位置決めをしてください。


左右の位置決めは、ルーフの端など、左右の決めたポイントからの
距離をメジャーで測って左右位置を修正していきます。
ルーフにマスキングテープなどで貼り付ける『型紙』にも
「この位置にメジャーをあてて測定してください」といった
表記がありますので、これを活用してください。(↓画像)
Q: ジグソーと金工用の歯のセットできれいに切れそうでしょうか?
A: ご質問ありがとうございます。
きれいに切断できますが、ジグソーだと切り粉が飛びますので、マスキング等の作業を
念入りにされた方がいいと思います。掃除機も用意したほうがいいです。
車外に残った切り粉はルーフから雨水がながれていく通路などにも入っていきますので気をつけてください。
切り粉は、残れば確実にサビに変わります。
また、刃が突然折れて、ボディに傷がついたり、
カット面をヤスリで磨いてバリ取りをする必要もありますので大変手間がかかります。
専用工具のレンタルも用意しておりますので、お勧め致します。

Q: 基本的に穴あけ、取り付け、配線加工ですよね? 塗装も必要でしょうか?
A: ご質問ありがとうございます。塗装は不要ですが、カット面にさび止め塗料をタッチアップをする必要はあります。

Q: 穴あけ後のさび止め等の処置が気になります。
A: フレーム部のパッキンにより、ボディ切断部の手前までは水が進入しないような構造になってますので、タッチアップペイントのサビ止めを塗布する程度で問題ありません。気になるようでしたら重ね塗りをしてください。DIYの際、コーキング作業をされる方もおられるようですがパッキン面に段差をつくってしまえば水漏れの原因となってしまいますので、不要だと考えております。
Q: 装着情報にない車種に乗っているのですが、サンルーフの取り付けは可能でしょうか?
A: ご質問ありがとうございます。装着例がない車種では、天井の内張りを外して、障害物がないか(物理的に装着が可能かどうか)確認する必要があります。
サンルーフユニットの大きさの目安ですが、一番大きな「Hollandia 300 L」の場合で、新聞紙を広げた大きさよりも横幅で5cm程度大きく、縦幅で5cm程度小さいので、新聞紙を使えば目安になると思います。

また、サンルーフユニットが屋根のサイズと比べて小さいので、ルーフにぶら下がるような感じになり、ドアを開け閉めするだけで上下にぶれるような事態が起こる可能性があります。そのような場合は、サンルーフユニットとルーフ左右を金属ステーなどで繋ぎ、補強することをお勧めいたします。
Q: 適合表では未確認で?となっておりますが付かないと決まった訳では有りませんよね?Largeを除くMや手動式のタイプは望みがあるって事ですよね?
A: 天井内装を外し、各サンルーフの外寸の面積内に、天井の鉄板に出っ張りや
凸凹などの障害物がないか調べていただく必要があります。(平面で、物理的に
サンルーフユニットが取り付けられるスペースを確保できるかが問題となります。)
(軽自動車ですと、天井の内装材が薄いので取り外さなくてもわかるケースもあります)
ルーフに縦のスジ(凸や凹)が入っているお車は、ルーフをユニット上下で挟み込んで圧着する構造で
すので完成後に雨漏りがする可能性があります。実際にサイズを計測してみて、凸凹の位置をうまく
避けるか、凸凹 を 平たく加工していただく必要があります。

Q: 作業時間はどの位かかる物ですか?
A: 作業時間ですが、先日、工具レンタルでご自身で装着された方が、
手動式を4時間で装着されました。
電動式ですと、ACC電源と常時電源を天井部まで引くことになり
車種によって異なりますが、あと1〜2時間余分に必要になると思われます。
Q: 故障した場合スイッチやモーターやガラスなど単体の部品もあるのですか?
A: ご質問ありがとうございます。現行モデル用の補修部品は問題なくメーカーより供給されております。
Q: 適合表で確認したところTSMを推奨と有りましたが、TSMとは何でしょうか。
A: ご質問ありがとうございます。適合表の件ですが、TSMは廃盤モデルの「トップスライダー ミディアム」のことを指しています。サンルーフ本体寸法 830x520mm と現行の860mm幅のものと比べて狭くなっています。また、適合表に記載されている「Hollandia300DeLuxeLarge」の欄は、元々「トップスライダーLフルオートR」(842x503mm)と記載されていたのを書き換えただけと思われます。

「後付サンルーフ」のキットを自分で取り付けされる方に、便利な工具『ドラコ シートメタルカッター SD-5』を当方でサンルーフ本体を購入していただいたお客様には3000円で貸し出しさせていただきます。
レンタル期間は最長10日間です(土日2回分と考えてください。サンルーフ装着には十分な時間です)。(往復の送料はご負担ください。)
※ご注文・お問い合わせは、
corvette@venus.dti.ne.jp へお願い致します。

トラブル防止のため、延長違約金は一日当たり800円で計算させていただき、取立て手数料並び小額訴訟費用等が必要となった場合は別途実費で請求させていただくことになります。また、『ドラコ シートメタルカッター SD-5』の切断可能最大厚は、鋼板 1.3mm 、ステンレス 1.0mm 、アルミ 2.0mm となっております。自動車のルーフ以外の物を切断し、替え刃が折れてしまうトラブルが発生しております。刃を欠損された場合、替え刃の費用を別途請求させて頂きます。以上、ご承諾の上、お申し込み下さい。
<作業当日に持参していただくもの>
鉄板の切り口に塗るサビ止めのタッチアップ塗料(カー用品店にあるマニキュアタイプが便利です)、マスキングテープ(ホームセンターやカー用品店にある汎用タイプで大丈夫です)、カッター&ハサミ、布のガムテープ、養生用のレジャーシート(100円ショップにある比較的小型のタイプが2〜3枚あると便利です)、電動式サンルーフの場合は車載電源をとるためのアクセサリー用品、タオル(ペーパータオルでも大丈夫です)、使い慣れた工具類(ドライバーなど)、作業着&タオル。
「工具レンタル」を利用して頂いたお客様のお車です。
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