ボンバーキング


このゲーム、当時コロコロコミックを読んでいた人なら聞いたことがあると思いますが、わたしは、その記事を読んでほしくなり、ガキの頃の少ない小遣いで購入しましたが、その結果、当時の私の心に深い傷を残してくれました。
 内容は、ボンバーマンに銃を持たせたものが、敵を銃殺し障害物を爆弾で破壊しつつ進んでいくというものです。それだけ聞いていたら普通のゲームのような気がしますが、決してそんなことはありません。期待通りにへこませてくれます。
 その1:爆弾について
この爆弾は、ボンバーマンみたいに爆風がパワーアップすることがありません。ずっと1ブロックしか届きません。あの大きく爆発していく爽快感が全くなくなっています。そのうえ爆弾の所持数があるので、さらに地味な感じになっています。
 その2:画面上のブロック数と敵
このゲームは、障害物となるブロックを破壊して進んでいかなければならないのですが、画面の大部分がブロックに覆われているのです。それを限られた数のへなちょこ爆弾で、ちまちま掘り進んでいかなければならないのです。地味さに加えて単純作業というものが加わります。爆弾がなくなると、敵を銃殺して爆弾を補給していきます。ただここでへこませてくれるのは、敵の絶対数です。自分の行動範囲内に敵が来て初めて爆弾を補給することができるわけですが、なかなか近くにやってきません。つまり待たなければいけないのです。ごくたまにブロックを破壊したときに爆弾を補給できたりしますが、本当にごくたまになので期待はできません。
ここで、地味さ、単純作業、に待ちが加わります。もうこの時点で人生を語り始めています。
 その3:制限時間と銃の射程
以上のことにプラスしてプレイヤーを折檻しているのは、制限時間があるということです。このことは、前に書いたゲームに必要な行動の一つである待ちを大変やりにくくしています。なんかもう八方ふさがりな感じになっていますね。
 とどめに、この主人公が持っている銃の射程についてです。爆弾の爆風の射程が1ブロックに対して、銃の射程が3ブロックくらいしかないのです。このゲームの中で銃自体そんなに重要ではないですが、それでもあまりに非力すぎる気がします。
 その4:カラオケ
このゲームには、多分世界最初のカラオケモードがあります。ゲームの内容だけで壮絶にへこまされますが、カラオケモードがあるというだけで十分な追い打ち攻撃です。こんなものを付ける暇があったのなら、ゲームをもう少しましなものにできただろうにとも思いますが、それは言ってはいけませんね。

最後に、このゲームはプレイヤーにいったい何を訴えているのかということを考えてみました。
・ゲームを通してプレイヤーに人生について語っている。
・こんなゲームを終わらせることができるかというプレイヤーへの挑戦。
・じつはカラオケモードが一番重要で、ゲームはあくまでおまけ。
どれにしてもへこへこなことには変わりはないですね。

へこみ度:徹夜で試験勉強して試験時間を間違えて学校に来たときのなんともいえない絶望感。
へこみ爆発度:さらに2つめの試験がすでに始まってたりしたとき。
今日の学習:このゲームを通してメディアに踊らされることなく、自らの目で選ぶことを知った。

(いちじく船長)


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