バンゲリングベイ


このゲームは、ファミコン史上最も安い(?)値段で中古販売されていたゲームとして有名で、たしか中古ソフトの箱が100円、説明書が100円で売られていたときになんと50円というとてつもない値段でした。箱や説明書より安いなんて、もうそれだけでお腹いっぱいになるくらいへこみますが、ゲームの内容も50円の価値がつくほどのものでした。
 内容は、上から見た形の360度自由に移動できるシューティングゲームで、自機は爆弾を9発積んだ状態で戦闘機と空中戦ができる凄い性能のヘリコプターです。こんな性能の物が作れるのなら、初めっから精度の高い弾道ミサイルを作って敵に撃ち込めばいいのにとか思いましたが、始まってすぐに弾道ミサイルで敵が全滅してエンディングというのも素薔薇しいので考えるのをやめましょう。まずゲームを始めてすぐにへこむことは、だだっぴろいマップに突然放り出されて、どこに行けばいいのかわからなくなるということです。初めてプレイすると確実に迷子になり、そしてだんだんと増えてくる敵になぶり殺されてしまいます。もちろん自分の周りの状況がわかるレーダーのような男らしくない装備はありません。つまり、このゲームを始めてまずしなければならないことは、マップを覚えるということなのです。ただ救いなのは、今の自機から見た母艦の方向がわかるというくらいです。
 次にこのゲームただ一つの味方の母艦についてお話します。この母艦、ゲーム中ではかなり重要な存在で、自機のダメージの回復や爆弾の補給もしてくれます。ただ問題もあります。それは、母艦自体に防空戦闘能力がないということです。敵も大したもんで、母艦にしょっちゅう攻撃を仕掛けてきます。そいつらを迎撃しながら工場を破壊しつくさなければならないのですから、もういそがしくてたまりません。母艦が攻撃されたままで放っておくと、いつのまにか撃沈されてしまいます。こうなると自機の修理が出来なくなるので、かなり真剣に守らなければなりません。爆撃だけならともかくこの母艦、敵の戦艦にまで狙われます。この戦艦、硬い上に攻撃も激しくて沈めるのに大変苦労しますが、早く簡単に沈める方法があります。それは戦艦に体当たりすることです。ダメージの合計数値が100を越えると墜落しだすので、そのときにうまく誘導してやると体当たりできます。やけに変なところだけリアルなのにもへこませてくれます。
 プレイすればするほどへこんでしまうゲームですが、楽しみ方次第では100円くらいになってくれます。
以下は、100円くらいになる遊び方です。
・2プレイモードにしてどれくらい敵の攻撃にたえられるか?
このゲームには2プレイモードがあり、2プレイヤーは敵をコントロールすることができます。このときに、2コントローラーのマイクに音声を入れてやると、敵戦闘機を大量に画面上に呼び出すことが出来るのです。こいつらの攻撃から何秒間もちこたえることができるかという遊び方です。ちなみにこの遊び方、へたくそがすると瞬殺されます。
・同じく2プレイモードにして、どれくらい多くのダメージを食らって墜落するか?
前の遊び方と同じように、敵をコントロールしてたくさんダメージを自機に食らわせる遊びです。普通だとだいたい200〜300くらいのダメージをあたえることができますが、敵戦闘機を沢山呼び出した状態で、敵の砲台と自機を重ねて2コントローラーの攻撃ボタンを連射すると、運が良ければ800〜900くらいのダメージをあたえることが出来ます。この遊びの私の記録は、937です。

最後に、このゲームをやりこんでやっと1面をクリアして2面に行く前の気持ち、(さて、次はどんなマップかな?)
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全く同じマップでやがんの。

へこみ度:家の前の道路を朝7時から工事しやがったときの気持ち。
へこみショック度:ガキの頃にこのゲーム定価4800円で購入していたという事実。
このゲームのやる気:もう2度とプレイすることはないでしょう。

(いちじく船長)


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