![]() キャラクター紹介 ノボル・ハセガワ中尉 本編の主人公。丸顔、童顔、そして少々肥満のケ有り。 前期グリプス戦時に連邦軍士官学校からエゥーゴに少尉待遇で学徒出陣、そのまま軍人になる。実家はニホンのイズで漁業を営んでいる。 グリプス戦終盤に地球に降り、アムロ・レイの元でその才能を伸ばされるが当人にはそのつもりはあまりない。 趣味は紅茶を飲むことと映画、そして頭を使うこと。 リルル・リーフレット少尉 活発で快活明朗、悪く言えばおてんば。 前期グリプス戦時、ティターンズの攻撃にあったコロニーの住人で、その時にハセガワ操るゼータ・ガンダムに救われて軍人を志す。 頭より体を先に動かすタイプだが教養がないわけではない。映画よりもバッティングセンターが好きだが、ハセガワの趣味に合わせるという努力も見せる。 マサ・ヤマモト少尉 少々とぼけた感のある彼は、サイド3の出身であるにも関わらず、ジオン軍の大義を信用せずに連邦軍に入隊した。 当人の弁では「ジオンより連邦のほうがツブれにくいだろう」とのこと。 実家は農業プラントでジャガイモを作る農家で、将来は家業を継がねばなるまい、と決心している。 姉、そして叔母がアナハイム・エレクトロニクスにいる。 ナルシア・ハイランド 地球、イギリス東部出身。アナハイム・エレクトロニクスのエンジニアとして派遣されてきた。 本職はバイオ・センサーの開発だが、モビルスーツの設計くらいはなんとかこなす。最初はハセガワに興味を抱いていたが、リルルの想いに触れてしまい、封印する。 理論武装は完璧だが、その理論に自身が伴っていないのが欠点か。 リチャード・エルゼナー中尉(少佐) 新生ジオンでは少佐。グリプス戦後期において、婚約者であったエミリア・カーンをハセガワに殺害されてから、ハセガワに復讐することだけを願って生きてきた。 本来は温厚な性格で、エゥーゴとアクシズの間で繰り広げられる無益な殺生を食い止めたい、というエミリアに同調していたが、エミリアの死後彼は身を潜め、そっと復讐の機会を待っていた。 エミリア・カーン(故人) 次女ハマーン三女セラーナ、そして末妹エミリアのザビ摂政家であるカーン姉妹(一番上の姉はドズルの愛妾で既に死亡)の一員。 ハマーンはザビの血による粛正を掲げ、セラーナも当初はそれに同調していた。エミリアは姉妹の中で一人だけ反戦の意志を表明していたが、危機に瀕していた姉ハマーンの救援に向かう途中でハセガワに撃墜されて死亡する。 これは余談だが、姉と妹を戦争で失ったセラーナ・カーンは、戦いからは何も産まれないことを悟り、連邦と和議すべしというジオン穏健派と合流するも、シンクレア少佐とシャア・アズナブルを擁するジオン強硬派との勢力争いに敗れ、歴史の表舞台から姿を消す。 そのあたりのことに関しては、PC98用ゲームソフト「アドバンスドオペレーション」(ファミリーソフト)を参照のこと。 ケンゾー・ウエキ少佐 サラミス改級ヒダカ艦長兼第十三独立実験艦隊第八分隊司令官。 小説中ではフルネーム出なかった。上層部から「無責任」という評価をされてはいるが、その実は有能な軍人。しかし長年の無責任生活がたたって正当な評価をする人間はかなり限られている。 ちなみに私はクレイジーキャッツが好きです。 ジャック・エリム少佐 地球連邦軍にあって後方の士官というのはこんなものであるという見本。 ベン・ウッダーとは学生時代の友人で……という設定も考えてはいたがあまり意味を為さないかな。 ちなみに彼はシャアの隕石落としの際にルナツーで奇襲を受けるが生還、退役して幸福な老後を過ごす。 キャロル・マティルデ・グラーツィエ中佐 このへんの人は皆フルネームが出ていない。実にいかん。 ニュータイプ実験艦隊の司令である。右目は、学徒兵として参戦した一年戦争当時に事故で失明した。それまでは宇宙戦闘機のエースパイロットをめざしていたが、失明をきっかけに軍艦人に転向。それでもあきらめ切れずニュータイプ研究所で強化を受けたことがある。 比較的常識人という部類に入る。次回作「機動戦士ガンダム0093」を乞うご期待。 アレン・ディッケル大尉(中佐) 新生ジオンでは中佐。巨漢であるが粗暴ではなく、趣味は押し花。 一年戦争後期に地上に降り、そのままゲリラ化したジオン軍で活躍する。星の屑には参加しなかった。冷静に見えるエルゼナーがアツくなりやすいのに対して、粗暴に見える彼は冷静沈着である。 ワサン・サプラ 整備士。まあ普通の整備士である。それ以上特筆のしようもないが、名前の由来は手元にあったサンワサプライのカタログである。 アムロ・レイ大尉 鬱屈の代名詞のように言われるアムロだが、この時代はそのモヤモヤも晴れて溌剌とパイロットをやっている。ハセガワに言いたいことを言ってスッキリしたのだろうか。 シャア・アズナブル大佐 アムロがサラリーマンならシャアは起業家とでも言った所か。ただ、シャアの悲劇は、彼があまりにも純粋すぎたことだろう。アムロという先例と、父の仇討ちという事実の板挟みになって立たねばならなかった彼は、周囲の期待に対して過激な手段を取ることで応じた。そういう事態を一番理解してくれるはずのララァは死に、アムロは自分の殻に閉じこもってシャアと語ろうとはしなかった。 クワトロ・バジーナという偽名まで使って地球圏に戻ってきたのは、ノスタルジーだけではないはずだが、その目的の半分は変わろうとしない人類を見て潰えた。 純粋すぎた彼に、理想が汚されることを黙視するのは、酷だったのかも知れない。 ハマーン・カーン総帥 隕石都市アクシズを束ねる才女。シャアの思想部分のみが成長すると、彼女のような行動に出るのだろう。ジュドー・アーシタとの戦いで散るが、その本質は彼と同様に世を憂うニュータイプである。ただ、ザビの血を引き合いに出して語る場合が非常に多いが、それは彼女がアクシズの全権を掌握するためにミネバの名代を名乗ったからである。そのために彼女が感じたことの全てを言葉にしていることは少なく、それ故にジュドーは彼女のことを誤解したまま戦い、そして最後に全てを悟った。 悲劇の女性、と言ってしまえばそれまでだが、アムロやカミーユのように閉じこもるタイプには理解不能だろう。 ZZで散ったことは、彼女にとって不幸中の幸いだったのかも知れない。 「ガンダムシアター」メインページに戻る |